本当に面白いおすすめ韓国ドラマ100選をジャンル別に紹介

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

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目次

手に汗握るオススメのアクションサスペンス韓国ドラマ

失踪ノワールM(原題:실종느와르M)

・放送時期:2015年

・放送話数:全10話

『失踪ノワールM』は、特殊な未解決事件を捜査しながら前代未聞の犯罪者たちを追うエリート刑事スヒョン(キム・カンウ)と、ベテラン刑事のデヨン(ハク・ヒスン)の活躍を描いたドラマです。

スヒョンは、IQ187の天才エリートで、10代の時にハーバードを卒業し、FBIで10年ほど働き、韓国に戻ってきたエリート刑事。

イケメンだし、頭も良いし、性格も良く、パーフェクトな彼ですが、実は誰にも言えない秘密を持っています。

そんなスヒョンとタックを組むのは、刑事として20年間、主に失踪事件捜査に力を入れてきて’失踪事件の達人’と言われているデヨン!

一見、単純な失踪事件を解決する刑事ドラマに見えますが、主人公のスヒョンの複雑な過去だったり、デヨンの刑事としての葛藤だったり、検察内部で広がる黒幕だったり…

事件だけではなく、そこにかかわる人々の話を描いていて、まさに一話、一話、目が離せないスリラー劇となっています。

TEN(原題:특수사건전담반 TEN)

・放送時期:2011年

・放送話数:全22話(シリーズ1、2合計)

韓国では珍しい正当派のサスペンス作品として注目を集めたドラマ『TEN』。

検挙率10%未満という難解な犯罪を解決するために集まった4人の刑事や警察の活躍を描いています。

エース刑事として有名なサンウク(チュ・サンウク)、刑事歴24年のベテラン刑事ドシク(キム・サンホ)、若手プロファイラーのイェリ(ジョアン)、正義感あふれる新人刑事のミンホ(チェ・ウシク)の4人はそれぞれ実力のある刑事・警察だけれど、何か過去にトラウマを持っている人々。

そんな彼らが連続殺人などの難解事件を解決していきます。

一つのシーズンが全部で10話前後で普通の韓国ドラマに比べると短いのですが、その分、ストーリー展開が早いですし、サスペンス好きな人なら誰もが満足出来そうな作品となっています。

大きな人気を得た『TEN』はその後、シリーズ化され、シーズン2まで制作、放映されています。

トンネル(原題:터널 )

・放送時期:2017年

・放送話数:全16話

『トンネル』は、1980年代、連続殺人事件を解決するために犯人を追っていたベテラン刑事のクァンホ(チェ・ジニョク)が、あるトンネルで何者かに頭部を打たれて意識を失い、目が覚めたら2016年にタイムワープ!

過去と現在のつながりを見つけながら30年前の連続殺人事件を解決していくサスペンスドラマです。

’真の犯人が明らかになった時に鳥肌が立った’という感想が多くあったほど、誰しもが見終わった後に呆然とし話題になりました。

殺人事件を追う刑事たちを中心にストーリーが展開していきますが、刑事ものといよりかはサスペンス作品としての要素が強く、サスペンスドラマ好きならかならず満足出来るドラマだと思います。

真の犯人を知った時の鳥肌立つ感覚を是非、みなさんも味わってください!

グッバイミスターブラック(原題:블랙 )

・放送時期:2017年

・放送話数:全18話

『ブラック』は人間の体を借りて生きている死神と、人間の死を見ることが出来る女性の二人が、天界のルールを破り、人の命を助けていくミステリードラマです。

犯罪者から’死神’と呼ばれるほど冷酷非道な刑事のムガン(ソン・スンホン)は、実は人間の体を借りて生きている死神のブラック。

そして年中でっがいサングラスをかけて暮らしているハラム(コ・アラ)は、人の死の影を見てしまう体質の持ち主です。

ムガンとハラムの二人はある事件をきっかけに人間を救い出そうとしますが、天界のルールを破ってしまった二人の運命はそう上手くはいかないことになってしまいます。

次々とどんでん返しが出てくるドラマで、一度見始めると何話も何話もついつい見ちゃいますが、背景になる設定とか主人公のことなどをしっかり抑えてから見ないと、なかなか理解できない部分も多いです。

韓国で放送された時にも一部の視聴者から「面白いけどあまり理解出来ない」という話があったんだとか。

でも、逆に言えば理解出来なくても面白いって凄いですよね。

すぐれたミステリー演出の賜物なので、ミステリーのような謎解き要素が強いドラマを好きな人に強くおすすめしたいです。

バッドガイズ(悪い奴ら)(原題:나쁜녀석들 )

・放送時期: 2014年

・放送話数:全11話

『バッドガイズ(悪い奴ら)』は、手に汗握るサスペンス、アクションドラマを作ることで有名な韓国の映画チャンネルOCNのオリジナル作品として、至上最高の視聴率を記録した作品です。

’悪人で悪人をつかまる’という独特な題材で、キム・サンジュン、マ・ドンソク、チョ・ドンヒョクなど韓国で有名な’男っぽくて強い’俳優さんたちが多く出演しています。

犯人をつかまることにしか目がない変った刑事グタク(キム・サンジュン)がやくざ出身のウンチョル(マ・ドンソク)、連続殺人犯ジョンムン(パク・ヘジン)、請負殺人を繰り返すテス(チョ・ドンヒョク)というバッドガイズを集め、犯罪者を次々と逮捕していく姿は、見ていてカタルシスを感じさせます。

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』でも有名なマ・ドンソクは、このドラマが初めての主演作で、圧倒的な存在感を見せ、その後は多くのドラマ・映画で主演をつとめるようになったほど。

見た目は普通だけど連続殺人を起こしたジョンムンを演じるパク・ヘジンも、それまでとは一風変わった演技を見せてくれています。

韓国ではR-18指定になったドラマで、暴力的なシーンが多数出ていますので、苦手な人なら少し気を付けたい所です。

カプトンイ(原題:갑동이)

・放送時期: 2014年

・放送話数:全27話

『カプトンイ』は、サイコパスの’カプトンイ’が起こしたとされる連続殺人事件やそれにまつわる人物の話を描いたサスペンスドラマです。

連続殺人事件で濡れ衣を着させら亡くなって父のために、真の犯人である’カプトンイ’を20年近く追い続けている刑事のムヨム(ユン・サンヒョン)。

ある理由でサイコパスの’カプトンイ’を探すために精神科医になったマリア(キム・ミンジョン)。

マリアが働いている治療監護所にいた前歴があり、他人の苦痛に無感覚なIQ150のサイコパスのテオ(イ・ジュン)。

テオは本物のカプトンイなのか、それとも本物のカプトンイは別に存在するのか…

本物のカプトンイに追いつ追われるストーリーが始まります。 最後の最後まで本物の’カプトンイ’が誰なのかが分からず、めちゃくちゃすごいどんでん返しが待っているのがこの作品の特徴です。

本物の’カプトンイ’の存在が明らかになった時は、思わず声を上げてしまったほど。

刑事のムヨムを演じるユン・サンヒョンはもちろんのこと、サイコパスのテオ役を演じるイ・ジュンの演技も素晴らしく、見ていて鳥肌立つこと間違い無し!

サスペンス・スリラードラマ好きな人なら、韓国ドラマが好きではない人でも楽しめるはずです。

ボイス(原題:보이스)

・放送時期: 2017年

・放送話数:全16話

110番に通報してきた被害者の声やそこから聞こえる様々な音など、聴力で犯罪を解決していく’ボイスプロファイラー’を題材にしたユニークな素材のドラマ『ボイス(VOICE)』。

主人公のグォンジュ(イ・ハナ)は、地方警察庁の110番(*韓国では112番)センターのセンター長で、優れた聴力やボイスプロファイラーとしての能力を持っている人物。

そんなグォンジュが、狂ったように犯罪者を追う刑事のジンヒョク(チャンヒョク)と一緒に、拉致・殺人事件を解決していくストーリーです。

110番通報から、1分1秒が被害者の生死の分かれ道となる瞬間を描いていて、見ている視聴者が緊張しちゃうほど、本当に手に汗握るドラマです。

その分、演出も優れていますし、出演者たちも演技もリアルで素晴らしいです。

SUPER JUNIORのメンバーであるイェソンもチーム員として活躍するヒョンオ役を演じていて、大きな役割ではないのですが、欠点のない演技を見せてくれています。

ヴァンパイア検事(原題:뱀파이어검사 )

・放送時期: 2011年

・放送話数:全23話

’血で解決する殺人事件’というキャッチフレーズのもと、死んだ人の血を味わうと、その死者が最後に見た光景を見ることが出来るヴァンパイア検事テヨン(ヨン・ジョンフン)の活躍を描いた『ヴァンパイア検事』。

サスペンスにヴァンパイアというテーマをプラスした、とってもユニークなドラマです。死者の血を味わうと見ることが出来る死ぬ直前の光景が見ることが出来るというのがドラマの大きなポイントなだけあって、かなり映像に力を入れており、楽しめます。

2011年に放送されたシーズン1が人気を得て、すぐ翌年の2012年にシーズン2が放送されました。

シーズン2には日本の女優の吉高由里子もゲスト出演!

不思議な魅力で韓国の視聴者を魅了しました。

 

秘密の森(原題:비밀의 숲 )

・放送時期: 2017年

・放送話数:全16話

’韓国ドラマの一線を画する作品’

’韓国ドラマ界は『秘密の森』の前と後にわかれる’

’韓国ドラマの歴史に残る作品’

などなど、2017年、もっとも絶賛されたドラマ『秘密の森』。

幼い頃の病気であまり感情を感じられなくなってしまったファン・シモク(チョ・スンウ)が、人間味あふれる女性刑事ハン・ヨジン(ペ・ドゥナ)と、ある事業家の殺人事件とそれにかかわった検察・警察の中の不適切な関係を追うサスペンス作品です。

ほとんどドラマには出でいなかったチョ・スンウとペ・ドゥナという二人の俳優が出演するということだけでもかなり話題を集めた作品ですが、いざ放送が始まると俳優らの演技はもちろんのこと、それまでの韓国ドラマより一段も二段もレベルが上がった脚本と演出で、圧倒的な人気を得ました。

’設計された真実、全員が動機を持った容疑者である’というキャッチフレーズ通り、最後も最後まで犯人が明らかにならないので、一旦見始めると止まらなくなってしまう中毒性を持った作品です。

シグナル(原題:시그널 )

・放送時期: 2016年

・放送話数:全16話

スリラー、アクションもので有名な脚本家キム・ウンヒさんの最高の秀作として評価されているドラマ『シグナル』。

それくらい脚本がしっかりしていて、日本でも有名な『トキメキ☆成均館スキャンダル』を手掛けたキム・ウォンソクさんが演出をつとめ、演技派排油として知られるキム・ヘス、イ・ジェフン、チョ・ジンウンらが出演、脚本・演出・演技の全てがパージェクトだと称される作品です。

サスペンスドラマとしては珍しく、現実を生きる警察官がトランシーバーを使って過去と交信することになり、未解決事件を解決していこうとする、タイムワープ的な要素も入っています。

過去と未来がつながっていながらも、過去の過ちを正して、事件を解決していこうと頑張る刑事たちの姿はもちろんのこと、過去と未来を知りつつも、巨大な運命に振り回される人間模様がリアルに描かれていて、とっても完成度の高いドラマを楽しめることが出来ると思います。

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