韓国プチプラコスメが圧倒的に優秀といえるワケ

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

日本でも大人気の韓国プチプラコスメ。

韓国のプチプラコスメは、プチプラなだけではなく品質も良くて、メイクアップ専門家からも選ばれています。

韓国プチプラコスメはなぜそこまで優秀なのか?!そこにはある秘密が隠されていました。

KBANがその真実に迫ってみたいと思います。

 

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目次

■優秀な韓国のプチプラコスメ

みなさん、MISHHA(ミシャ)・ TooCoolForSchool(ツークールフォースクール)・CLIO(クリオ)という化粧品ブランドを聞いたことありますか。

すべて韓国の化粧品で、1000円前後の商品が主力というプチプラブランドです。

日本でもIKKOさんがきっかけで、韓国のプチプラコスメに注目が集まり始めましたよね。

最近では神崎恵さんなど有名人も韓国コスメを使っていると知られ、コスメ雑誌にもたくさん紹介されるようになりました。

また日本だけではなく世界的にも韓国のプチプラコスメは注目を集めています。

韓国ファッションブランドで知られるスタイルナンダがプロデュースする3CEは、そのブランド力と品質が認められてフランスのロレアルグループに約400憶円で買収されました。

(※買収金額は業界関係者による情報で、ロレアルとスタイルナンダ側は正確は買収額をオープンしていません)

あの老舗化粧品ブランドのロレアルも韓国プチプラコスメの可能性を認めたということになりますね。

考えてみると、たった10年前までも、あまり存在感がなかった韓国のプチプラコスメ。

短期間でなぜここまで頭角を現したことになったのでしょうか。

実はそこにはある真実が隠されていました。

 

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■プチプラコスメの裏には優秀な製造会社があった

結論から言いますと、“韓国にはとても優秀な化粧品製造会社がある”というのが、韓国化粧品業界の隠された真実です。

化粧品製造会社って…化粧品ブランドと同じじゃないの?!と思う方も多いと思います。

しかし全然違うんです。

韓国のプチプラコスメは、化粧品ブランド自ら、工場を持ち、商品を作るということはほとんどありません。

それではどうやって化粧品を作っているのでしょうか。

 

〇工場と研究所を持たない韓国コスメブランド

MISHHA(ミシャ)、 TooCoolForSchool(ツークールフォースクール)、TONYMOLY(トニーモリー)…

こういった韓国の化粧品ブランドのほとんどは、自社工場と研究所を持っていません。

自社工場と研究所を持っているのはアモーレパシフィックとLG生活健康といった大手企業のみ。

化粧品ブランドが工場と研究所を持たなくてどうするの??

どうやってあれだけ安くて優秀な製品を作っているの??

実は韓国には世界的なレベルの技術を持つ化粧品製造会社というのがあります。

化粧品製造会社とは、その言葉通り、化粧品を作ることだけを専門にしている企業です。

私たちが知っている化粧品ブランドが、化粧品製造会社に「こういう成分入れて、こういう効果が出る、こういう感じの商品作ってね」と依頼すると、その会社は化粧品を作ってくれます。

そうやって作られた化粧品は、依頼したブランドのラベルが貼られて販売されるという仕組みです。

これを”OEM形式”と言って、実は化粧品業界では、このような製造形式が一般的です。

日本でもOEMをやっている会社があるのですが、特に韓国の会社は技術力がとても高いことで知られています。

 

〇あの有名デパコスだって韓国が作っている

韓国の化粧品OEM会社の高い技術力を証明するのは、ヨーロッパ発のデパートコスメブランドも、韓国の企業を取引しているということです。

例えば韓国のアモーレパシフィックが特許権を持つクッションファンデ。

クッションファンデが流行り出して今では多くのデパコスも製造・販売していますが、そのほとんどが韓国で作られているという噂です。

 

おかげで韓国の化粧品OEM会社の代表格と言える”韓国コルマ”は、年々、成長を成し遂げています。

自社ブランドを一切持たない形ですが、2017年には約820憶円の売上を上げているんです。

韓国コルマはエスティ―ローダーやロレアルグループなどとも結構取引きしていることで知られていますし。

最近では韓国コルマが高い技術力を基に、テパートコスメブランドに逆に新しい形での製品を提案することも活発に行っているとのことです。

一方で韓国コルマを始めとするOEM会社は、どうやってここまで高い技術力を持つことになったのでしょうか。

強みとその理由について分析してみました。

 

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■韓国の化粧品製造会社が高い技術を持つようになった理由

理由①消費者がとにかくうるさい

韓国は日本でも有名な美容大国ですよね。

10代から20~30代はもちろん、60代になっても常に高い美意識を持っています。

ちょっとでもお肌の調子が悪ければ皮膚科に行くし、皮膚科に行ってお金を使うことにも抵抗がありません。

また新しい技術だったり成分に対する情報にもとても敏感です。

韓国の化粧品業界で働く関係者は、韓国の消費者についてこう話してくれました。

「韓国の消費者は化粧品に入っている成分一つ一つにまで関心を持っています。韓国で大人気の情報アプリには、化粧品の全成分と、そこに健康に悪影響を及ぼすかもしれない成分がいくつ入っているか分析してくれるものもあります。そのアプリは今ではごく一般的に使われていて、新製品が出ると、すぐにそこで成分を確認するという人も多いです。」

韓国ではアプリで口コミを見るのが一般的になっている

こうやって消費者が常に新しい情報を取り入れているので韓国の化粧品製造会社は、研究開発を怠けてはいけないということです。

また韓国にはたくさんの化粧品製造会社があるので、少しでも技術力が衰えると、選んでもらえないという危機感もあるそうです。

激しい競争と高い水準の消費者がいて、今の技術力を身につけることができたんです。

 

理由②消費者がとにかく飽きやすい

次に韓国の化粧品製造会社の強みとして言われているのは、新商品開発のスピードがものすごく早く、またその完成度も高いということです。

こちらもその理由は韓国の消費者にありました。

前述の関係者に聞いてみると・・・

「韓国の消費者はとにかく飽きやすいです。どれだけ良い商品でも、数年、パッケージも変えないようじゃ売れません。フランスの有名ブランドは、本当に良い製品が出せば、同じ成分と同じパッケージで10年も15年も販売していますね。それが韓国じゃ通用しないんです。」

なるほど・・・そう考えてみると、同じクッションファンデでも、あのアモーレパシフィックだって毎年のようにパッケージを変えたり成分を変えた商品を出していますね。

それはとにかく飽きやすい韓国の消費者を満足させるため。

韓国の化粧品製造会社は老舗ブランドが5年、10年スパンでやるような研究開発を1年、2年というスピードでやっていたんですね。

それを繰り返しているうちに猛烈に速いスピードで化粧品製造のノーハウを蓄積することが出来たんだと思います。

 

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◆韓国のプチプラコスメが強い理由

ここまで韓国プチプラコスメが優秀な理由について分析しました。

美意識の高い消費者を満足させるために頑張ってきた結果が、今の韓国コスメブームに現れたということでしょうね。

もちろん化粧品製造会社だけではなく、消費者が本当にほしい商品を企画してブランドを育てた化粧品ブランドもそこに一助していると思います。

今、日本で大人気となっている韓国コスメ。

今後もこの人気が続いていくのでしょうか。

日本での韓国コスメがどう受け入れられていくのか、今後も見守っていきたいと思います。

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