出演者がうつ病とパニック障害に追い込まれた韓国歴代最低のバラエティー番組の企画とは

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

 

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韓国歴代最低のバラエティー番組の企画とは?

韓国のテレビ歴史で、一番最低だといわれているバラエティー番組があります。

2001年、韓国の大手テレビ局が放映した「ガラスの城」というものです。

 

出演したのは、当時、人気が高かった芸人のキム・ハンソクさん。

さわやかなイメージで、今でも人気の高い芸人です。

 

ひどいと言われたバラエティー番組の企画というのは・・・

テレビ局の前にガラス張りの部屋を作り、芸人のキム・ハンソクさんがそこで100日間住むという内容。

テレビ局前だから人通りが一日中ある所だし、しかも放送しているから噂が広まり、好奇心でみんな全国各地から彼を見に来きました。

 

キム・ハンソクさんも最初はその環境を楽しんで、ファンと話したり手を振ってあげたりしたんですけどね・・・

 

ガラスの家での生活が50日を過ぎた頃から、キム・ハンソクさんがうつ病にかかり、パニック障害、不眠症などの症状が起すようになりました。

 

そりゃそうですよね、24時間、こんなに見られたら・・

誰もがそうなると思います。

動物園にいる動物だって、人に見られない時間があるし、自分の部屋もありますよね。

それなのに人間をガラス張りの家に入れるなんで!

 

もっとひどいのは、視聴率が出ないからって、テレビ局側が途中で番組の放映を中止したんです。

 

それでもキム・ハンソクさんは、ファンとの約束を守りたいと、ガラス張りの家で100日間、住み続けました。

 

そして100日後、キム・ハンソクを訪れた番組制作スタッフが、何でも良いから願いことを叶えてあげると聞いてみたら、

豪華な食事とかお金、高い車を言うと思いきや、彼は「何も要らないからソジュ(注:韓国の焼酎を飲みたい」と答えました。

 

それから9年後、彼はドキュメンタリーに出て、当時のことを振り返り、

「当時、うつ病みたいになって大変だった。」

「時間が経てば経つほど人々からの興味もなくなり、意味を失っていた」

と辛かった過去のことを告白しました。

 

これらの番組に対して韓国のファンからは、

「人間の尊厳を無視したありえない企画」

「人の行動を中継するなんて信じられない」

「普通に暮らしていた人間を、精神疾患者にした最低の番組」

という反応があったそうです。

via:https://goo.gl/azGNPM

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