1日最低30記事執筆がノルマ、韓国芸能記者のハードな仕事内容とは

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

インターネット社会の韓国では、新聞や雑誌などの紙媒体より、インターネットのオンラインメディアが影響力が大きいといわれています。

その分競争も激しく、特に芸能界担当記者の場合、サイトへの閲覧数を増やすことを目標により刺激的なタイトルや内容の記事を書いています。

韓国のあるメディアが、芸能担当記者の一日の仕事流れを記事にしていたので紹介します。

 

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目次

韓国の芸能記者のハードな仕事内容とは

うちの会社では、‘出来る記者’というのは、‘早く書ける記者’のことを意味する。

朝8時に出勤したら、9時に部長が出勤してくる前に前日の夜にあった出来事を3~4つ書かないといけない

NAVERの人気検索ワードを見て書くことが多いけど、たいした内容がなくてもとりあえず書いておかないと怒られてしまう。

 

制作発表会やメディア向けPRイベントがある時は、行く前にフォーマットを作っておいて現場に入る。

ドラマやバラエティー番組の制作発表会なんて大体何を言うかは決まっている。

「良い作品だから宜しく」

「初めて挑戦するアクションシーン」

などなど・・・。

現場に行っても、とにかく早く記事をアップしておかないと、NAVERなどポータルサイトのメイン画面に表示されない。

 

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韓国芸能記者の芸能人に対する質問方法

制作発表会では、芸能人に刺激的なことを言わせるような質問を考える。

最近あったスキャンダルや熱愛に少しでもかかわるようなことを言うと、その一言だけで一つ記事を書く。

制作発表会がある約1時間の間、大体10つの記事を書いておかないといけないからだ。

前にも言ったけど、この業界では記事の質なんかよりスピードと、アクセス数を稼げる刺激的なタイトルが何より大事である。

 

記者が刺激的なタイトルの記事を書くと、それをサイトにアップする前に確認する作業を部長がやっていた。

部長は全ての芸能界の出来事を把握しておいて、より刺激的なタイトルに変えていた。

 

そうやって朝8時から夜7時ごろまで、一日に少なくても30~40の記事を書く。

いわゆる‘出来る記者’は一日に70もの記事を書いていた。

 

家に帰っても、休むるわけにはいかない。

常に芸能界のことを把握しておかないといけないから、ドラマやバラエティー番組は一通り見ておかないといけない。

入社して3ヶ月くらいは、おさえておくポイントを知らずに、とにかく全部見ようとして2~3時間くらいしか寝れなかった。

 

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アクセスを稼げる記事について

熱愛などのスキャンダルは、アクセス数を稼げるもっとも良い題材だった。

私がいた会社のように現場取材よりはとにかく記事数を重要視しているところは、どうせ独占記事などは書けない。

どこかが熱愛報道をするとそれに似ているけど、ちょっと違う内容の記事を書かないといけない。

たとえばアイドルのAとBが付き合っているとなったら、Aの過去の発言とか元恋人のこととかを掘り下げて刺激的なタイトルの記事を書いた。

AとBが記事を見て傷つくことなんて知っていた。

でも書かないといけない。

 

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アクセスが増えるとインセンティブがある

会社では記事のアクセス数でインセンティブを支払ってくれる。

記事のアクセス数が200万なら20万ウォン(2万円)、300万なら30万ウォン(3万円)という感じだった。

仕事はやればやるほどコツをつかめたし、頑張ればかなりの収入をあげることも出来る。

でも、やりがいなんて一つもないし、どこに行っても「記者です」とは言えない。

今日も一日中、芸能人のSNSをチェックして、刺激的な内容を記事を書かないといけない。

 

 

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韓国芸能記者の仕事に対する韓国の反応

1.韓国人

私も有名な芸能オンライン媒体でインターンを6ヶ月やっていたけど、ほぼほぼ似たような生活していた。

芸能人のツイッターを一日中見て、記事になりそうな内容を報告したり、テレビ見るのが仕事だった。

現場で取材することを夢見て入ったのに、そんな仕事はほとんどなくて。今のメディアの収益構図はおかしい。

 

2.韓国人

知り合いが芸能記者なんだけど、週末もバラエティー番組見て記事書いてた。

そこは一日に書かなきゃいけない記事数が決まっていて、どんなにしょうもないことでも書かないといけないらしい。

 

3.韓国人

韓国よりハリウッドがひどいんじゃないの?

 

4.韓国人

>>3

ハリウッドはパパラッチだって合法なんでしょ?

 

5.韓国人

Dispatchの記者も芸能人の写真撮るために車の中で3時間も4時間も待つって聞いた

 

6.韓国人

これを見ると、あまり芸能記者を悪く考えるのもどうかなと思う。彼らだって給料もらうためには仕方ないし。

 

7.韓国人

インタビューとか企画記事書けるところは本当に少数なんだね。

 

8.韓国人

週末に行きたくもないコンサートとかイベント行って記事書いたりするのめんどくさそうだよね。

 

9.韓国人

あまり芸能記者は良い職業じゃない

via:http://pann.nate.com/talk/317211597

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