本当に面白いおすすめ韓国ドラマ100選をジャンル別に紹介

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

→過去7人の韓国人と交際&婚約した私が教える韓国人男性との出会い方

目次

人間関係ドロドロすぎる愛憎劇型オススメ韓国ドラマ!

カネの花 ~愛を閉ざした男~(原題:돈꽃)

出演:チャン・ヒョク、パク・セヨン 他

放送話数:全24話

弁護士資格を持つカン・ピルジュ(チャン・ヒョク)は、財閥企業チョンアの常務として、罪を犯したチョンアグループの会長の代わりに監獄に行くほど、強い忠誠心を持っている男。

人々はみんな彼を’財閥家の犬’だと、その忠誠心を狂っていると非難しますが、ピルジュにはそうしなければならないある’理由’がありました。

お金で全てを解決しようとする財閥家を中心に、彼らの本当の姿を赤裸々に見せてくれる作品です。

品位のある彼女(原題:품위있는 그녀)

・放送時期:2017年

・放送話数:全20話

田舎から上京し、富裕層に憧れ、財閥家の老いた会長の住み込み介護士となったボクジャ(キム・ソンア)と、その財閥家の次男と結婚し、幸せな生活を送っているアジン(キム・ヒソン)を中心に、彼女たちの友人、家族の話を描いた作品です。

ドラマはボクジャが殺され、「私はただ彼女(=アジン)のようになりたかった」という彼女の独白のシーンからスタートするのですが、ありきたりな韓国ドラマとは違って、ボクジャが’悪’でアジンが’善’という線引きがないという設定が非常に面白いです。

そのため登場人物一人一人が相当丁寧に描かれています。

脚本家は「上品に見える財閥家の人々は、実は平凡な私たちより何倍も下品である」とインタビューで話しており、ドラマ中ずっと、優雅に見える財閥家のドロドロな実態を見せてくれています。

ちなみにこの作品、韓国では某製紙企業で実際あった話が基になっているとの噂が広まるほど、リアルな演出が評価されています。

オーロラ姫(原題:오로라 공주)

・放送時期:2013年

・放送話数:全150話

みんなの想像を超えるドロドロする脚本を書くことで有名なイム・ソンハン作家が手掛けたドラマ『オーロラ姫』。

財閥家の愛娘として生まれたけど、突然お金持ちからどん底に落ちてしまい、芸能界入りした女の子オ・ロラ(ジョン・ソミン)と小説家ママ(オ・チャンソク)の恋の物語が基本になっていますが、とにかく人がたくさん死ぬドロドロさを見せてくれます。

ドラマ後半には登場人物があまりにも次々と死んでいくから、韓国では「ドラマ系のデスノート」とか「ドラマ系のバトルロワイヤル」って言われてました。

癌にかかった患者が「癌細胞だって生命なんです」と言って治療を拒否するシーンは、今でも伝説的なセリフとして残っています。

私はチャンボリ(原題:왔다! 장보리)

・放送時期:2014年

・放送話数:全74話

『私はチャンボリ』は、幼い頃、不意の事故で運命が変わってしまった二人の女性ボリ(オ・ヨンソ)とミンジョン(イ・ユリ)の生涯を描いたドラマです。

交通事故、記憶喪失、行方不明、変ってしまった家族…など韓国のドロドロしたドラマには欠かせない要素が全て入っている作品で、韓国でも35%超える視聴率を記録するほど人気を集めました。

特に、ボリと運命が変わってしまったミンジョンは、’韓国ドラマ史上最悪の悪女’と評価されるほど、とにかくひどい!

ミンジョン役を演じたイ・ユリさんは「(理解なんて出来ないから)人間じゃないと思って演じてる」と言ったほど。

そんな悪女が出ているのにもかからず、このドラマが人気だったのは、やっぱり脚本が面白く、演出がしっかりしているから!

明るくて頑張り屋のボリと、そのボリにひたすら嫌がらせを続けるミンジョン、それからそのお母さんたちの話は、善悪がはっきりしているからか、見ていてスカッとします。

何も考えずにドロドロっとしたドラマを楽しみたい時におすすめします。

優雅な母娘(原題:우아한 모녀)

・出演: チェ・ミョンギル、チャ・イェリョン、キム・フンス 他

・放送話数:全103話

ドロドロ愛憎劇として大きな人気を得た『優雅な母娘』。

仇の娘を誘拐するところから始まるザ・韓国ドラマらしい作品で、子供の入れ替わりや誘拐、復讐、財閥家…などドロドロドラマに期待できるすべての要素が入っています。

ドロドロドラマが見たいという方におすすめのドラマ!

日本でもKBS WORLDで放送して、ドロドロドラマファンの間で話題を集めました。

愛、裏切り、復讐などのドロドロしたテーマを優雅に描いたドラマだと言えます。

白夜姫(原題:압구정 백야)

・放送時期:2015年

・放送話数:全149話

『人魚姫』、『オーロラ姫』など数多くのドロドロしたドラマを執筆し、韓国ではドロドロ作品系のバッハと言われている脚本家イム・ソンハン先生の最後の作品となったドラマが『白夜姫』です。

テレビ局のバラエティー制作部を背景にした、一見、明るく見える作品ですが、実際は主人公ペギャ(パク・ハナ)の実母への復讐劇。

イム先生のラスト作だけであって、とにかくドロドロさマックス!!

何を想像してもそれよりすごいものを見ることが出来ます(笑)。

ちなみにイム先生は亡くなったわけではなく、元々ドラマは10作品だけ書くと言っていて、これが10作品目なんです。

『白夜姫』の前作である『オーロラ姫』では登場人物があまりにもたくさん死んでしまって’デスノート’なんて言われたりもしましたが、『白夜姫』はストーリーがしっかりしていて、ちゃんと和解したりハッピーになろうとする努力も描かれています。

ドロドロは苦手という人でも楽しむことが出来ると思います。

SKYキャッスル~上流階級の妻たち~(原題:SKY캐슬)

・出演:ヨム・ジョンア、イ・テラン、ユン・セア、オ・ナラ、キム・ソヒョン他

・放送話数:全20話

日本でも有名な韓国の過酷な受験戦争。

『SKYキャッスル』は大学教授らが集まって住むタウンハウス’SKYキャッスル’を背景に、そこで子供の大学受験戦争に奮闘する奥さんたちの姿を描いたドラマです。

非現実だと感じられるほど激しい受験戦争の姿を生々しく描いて、韓国でも大きな反響があった作品。

日本ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』と近い感じの作品で、ママたちのドロドロな戦いが見たい方におすすめします。

カッコウの巣(原題:뻐꾸기 둥지)

・放送時期:2014年

・放送話数:全102話

『カッコウの巣』は、父親の反対によって恋人のドンヒョンを失ってしまったヨニ(チャン・ソヒ)と、ドンヒョンの実の妹としてヨニへの復讐を企むファヨン(イ・チェヨン)の二人の女性を描いたドラマです。

カッコウは、自分で子育てをせずに他の鳥の巣に卵を産み、他のカッコウに卵を育てさせる托卵(たくらん)という変わった習性があります。

そしてその卵が孵化すると、ヒナは餌を独占するために他の卵を蹴落とすというずるい行動をとります。

この作品では、タイトルの通り、カッコウの行動がヒントになっているストーリーが展開します。

復讐、出生の秘密、不倫、離婚から代理母出産、児童虐待まで・・・とにかくドロドロさが半端ない!

特にヨニへ復讐するための生きているようなファヨンという人物は、とにかくびっくりするくらいの悪女で、圧倒されてしまうほどです。

ありえないくらいドロドロした作品が見たい!という時に見てほしいです。

優雅な女~スキャンダルな家族~(原題:우와한 녀)

・放送時期:2013年

・放送話数:全12話

『優雅な女~スキャンダルな家族~』は美貌と演技力を合わせ持ったトップ女優の奥さんと、国民的な信頼を受けているアナウンサーの旦那さん。

誰もが羨むセレブ夫婦だけど、実は冷めきった関係の仮面夫婦!そんな夫婦に、問題児の息子が留学先からかえってきて起きる様々な出来事を描いたドラマです。

日本ではアイドルグループB1A4のジニョンが息子のミンギュ役として出演して、話題になった作品でもありますね。

仮面夫婦とその息子の話って、他の韓国にドラマに比べれば刺激的ではない設定だな・・って思うかもしれません。

が、しかし!そこにあるドロドロさはさらにやばいです。

不倫、同性愛、離婚などなど一般的な韓国のドロドロドラマとはまたひと味違う、新鮮なドロドロさを楽しむことが出来ます。

それから仮眠夫婦のアラ(オ・ヒョンギョン)とジョンハン(パク・ソンウン)、息子ミンギュはもちろん、息子の家庭教師のソンギ(クォン・ユル)、お隣さんのゴヤ(ハン・ジョンス)まで美人とイケメン揃い。

胸キュン×ドロドロという新ジャルでもあります。

恋人がいます(原題:애인있어요)

・放送時期:2015年

・放送話数:全50話

夫の不倫で幸せな家庭を壊されてしまったけど、事故で記憶を失い、新しい人生をスタートし、もう一度その夫と恋に落ちるヘガン(キム・ヒョンジュ)を主人公にしたドラマです。

不倫、記憶喪失といった韓国ドラマの定番要素(?)に加えて、ヘガンの出生の秘密と幼い頃に引き離された双子の姉妹など…とにかくドロドロした要素が多いのです。

ただし他人に暴力をふるったり、犯罪を平気で起こしたりといったありえない設定はないので、普通のロマンスドラマとして楽しめることが出来ます。

ドロドロしているけど、ちゃんと胸キュンな要素もほしいという方におすすめです。

注目したいのは、人間味なんて一つもない出来る弁護士のヘガン役と、ヘガンの双子の姉妹で人間味あふれる純粋で明るい女性のヨンギ役の二つの人物を演じるキム・ヒョンジュさん!

二つの役を演じているのは、違う女優さんかなって思うくらいナチュラルな演技は、見ていてすっごく応援したくなります。

ルビーの指輪(原題:루비반지)

・放送時期:2013年

・放送話数:全93話

落ち着いた姉と嫉妬深い妹、性格もルックスが異なる二人の姉妹。

何もかもを手に入れて上手くいった生活を送る姉を一切認めることなく、嫉妬する妹は姉と自分の人生が入れ替わっていれば自分が幸せと考える。

そんな妹の願いをかなえるかのように2人は車に載っていると交通事故にあってしまう。

『ルビーの指輪』は性格も外見も正反対の二卵性双子姉妹のルビ(イ・ソヨン)とルナ(イム・ジョンウン)が、交通事故で外見と運命が変わってしまった物語を描いた作品です。

双子姉妹が交通事故で顔が変ってしまうだなんて、もうドロドロの匂いがします。

加えて出生の秘密にまつわるエトセトラや、登場人物が野望と欲望のために犯罪を起こしたりと、半端ないクラスのドロドロを見せてくれています。

有名脚本家のイム・ソンハンが手掛けたドラマ『オーロラ姫』と同時間帯に放映され、最初はあまり注目されていなかったのですが、俳優たちの好演としっかりした演出で、最高視聴率24.6%を記録しました。

こういうドラマって最後の方になると、何となく無理矢理、みんな反省して、和解してハッピーというパターンが多いですが、『ルビーの指輪』はそんなことはありません

最後の最後まで目が離せないドラマです。

欲望の炎(原題:욕망의 불꽃)

・放送時期:2010年

・放送話数:全50話

次世代韓流スターとして期待されている若手俳優のユ・スンホと、数多くのドラマに出演し、日本でも有名な若手女優ソウが出演したドロドロドラマ!

韓国のドロドロドラマって日本の朝ドラみたいに、トップスターたちが出ることはあまりないのですが、『欲望の炎』はとりあえず出演陣が豪華です。

豪華な出演陣が、ドロドロした演技を見せてくれるんですから、『欲望の炎』はそれだけでも見る価値があります。

物語の中心になるのは野望のためお姉さんを裏切りお金持ちの事業家と結婚したナヨン(シン・ウンギョン)で、ナヨンの血が繋がっていない息子ミンジェ(ユ・スンホ)と、ミンジェと恋仲になりそうな人気女優のインギ(ソウ)の3人。

ナヨンのミンジェへの執着と、ナヨンとインギの知られざる関係・・・衝撃的なストーリーと出演陣の優れた演技力で、ドロドロした内容かつ完成度の高い作品です。

会いたい(原題:보고싶다 )

・放送時期:2012年

・放送話数:全21話

『会いたい』はJYJのメンバーのパク・ユチョンと、『コーヒープリンス1号店』などで有名なユン・ウネ、大人気の若手俳優ユ・スンホが主演をつとめるということで、放送前から大きな話題になったドラマです。

悲しい過去を持つ少女スヨン(ユン・ウネ)と、そんなスヨンのために刑事になった男のジョンウ(パク・ユチョン)、スヨンへの愛を守るためならどんなことでもしてしまう男のヒョンジュン(ユ・スンホ)。

韓国では作品の中の降水量より涙の量が多いドラマだと言われていて、とにかく悲しい、暗い、切ない・・・でも興味津々!

番組前半の、このドラマの唯一とも言える明るくて純粋な時期には、幼いスヨンをキム・ソヒョンが、幼いジョンウをあのヨ・ジングが演じていますが、二人の姿は本当に微笑ましく、二人をドラマの最後の最後まで応援したい・・

ところだけど、ユ・スンホ演じるヒョンジュンの恋だって応援したくなっちゃう!

3人の恋の行方に目が離せない作品です。

前のページへ3/8次のページへ

最新韓国情報をLINEで受け取る

友だち追加

この記事のカテゴリ

韓国ドラマ 韓国芸能

オススメ記事