韓国で国民的人気のシンガーソングライター、イ・ジョクとは?

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

韓国で大人気のシンガーソングライターとして、数多くのドラマ収録曲を手がけたイ・ジョクが、日本での活動をスタートします。

イ・ジョクのプロフィールや代表的なドラマ収録曲、彼の今後の日本活動についてまとめてみました。

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目次

韓国の国民的シンガーソングライター・イ・ジョクとは

◆イ・ジョクのプロフィール

名前(韓国語):이적

生年月日:1974年2月28日

身長:176センチ

学歴:ソウル大学 社会学科

デビュー:1995

公式サイト(日本):http://leejuck-official.jp/

公式SNShttps://twitter.com/jucklee

1995年、男性デュオのパニックでデビューしたイ・ジョク。

イ・ジョクは、当時としては珍しかった新人なのに全曲を作詞/作曲/編曲をしたことと、韓国の名門大学であるソウル大学に通っていることが話題になり、かなり注目を集めました。

その後、韓国の有名アーティストのキム・ドンユルと‘カーニバル’を結成、今でもイ・ジョクの代表曲だと言われている数多くの名曲を生み出して、キム・ドンユルと共に国民的スターへのなりました。

2007年には、ソロアーティストとして発表した曲「よかった」が大ヒット、 ソロアーティストとしても認められるようになりました。

 

◆イ・ジョクの人気の秘訣

イ・ジョクは、切なくて叙情的なメロディーの曲を得意とするアーティストですが、人気の秘訣はやっぱり優れた作詞能力。

韓国の多くのバラード曲は、恋愛小説のような切ない恋物語がほとんどなのですが、彼は人間の内面の中身だったり、社会的なメッセージを込めていることが多いです。

イ・ジョクの名曲として言われている「ガチョウの夢」、「石鹸人形」、「空を駆ける」、「あの頃はまだ分からなかった」などは、発売して10年近くなりますが、今でも幅広い年齢層から愛されていますし、一部の楽曲は中学校の教科書にも掲載されています。

それから、人気の高いシンガーソングライターなのに、親しみやすい所もイ・ジョクの魅力の一つです。

アーティストとして活動しながらも、数多くのトークショーやバラエティーに出て、まるで芸人のようなフランクさを面白さで、多くの人々を魅了しています。

 

◆イ・ジョクの代表曲

○よかった(다행이다)

https://www.youtube.com/watch?v=i1ygqmOUILk

2007年に発売したアルバム「木で作った歌(나무로 만든 노래)」のタイトル曲で、2007~2008年にかけて韓国で一番人気が高かった曲です。

パニックやカーニバルといったグループではなく、ソロアーティストとしてのイ・ジョクを作り上げた曲だといえます。

現在の奥さんと長距離恋愛をしている時に、彼女のために作ったという曲で、愛する女性を思う男の心情を上手く表現していると評価されています。

この「よかった」は、韓国の男性がカラオケで一番多く歌う曲の一つで、あまりにも歌いすぎて、女性の間では’男性がカラオケで歌ってほしくない曲’になっているみたいです(笑)

 

○空を駆ける(하늘을 달리다)

2003年に発売した「2ジョク」のタイトル曲で、韓国では一番イ・ジョクらしい歌詞だと言われている曲でもあります。

「空を駆ける」という曲名だけに、スピーディーなメロディが特徴的な曲です。

「乾いた空をかけて 君に抱かれるなら 体なんて壊れても良い」という歌詞は、K-Popではなかなか見ることが出来ないものです。

 

○あの頃はまだ分からなかった(그땐 미처 알지 못했지)

「空を駆ける」と一緒に2003年に発売したアルバム「2ジョク」の収録曲です。

イ・ジョクが若い頃を思い返して作ったとされる曲で、当時を思い返しながら、少し後悔したり、少し切ない思いを描いていて、韓国の30代の男女に人気の高い曲です。

 

○恋人つなぎ(깍지)

パク・ボゴム主演の人気ドラマ「雲が描いた月明り」の収録曲としてイ・ジョクが作詞・作曲したものです。

淡白なメロディーにイ・ジョクの独特な歌声が上手く溶け込んでいて、‘もし再開したら永遠を約束しよう’という切ない歌詞が多くの人気を得ました。

 

○Don’t worry(걱정말아요 그대)

韓国のロック界の伝説的なアーティストであるジョン・イングォンの曲を、イ・ジョクがリメイクした曲です。

人気ドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」の収録曲として大きな人気を得ました。

「過ぎたことは過ぎたことで その意味がある」という歌詞が、若者に大人気を呼び、イ・ジョクのほかにも多くの若いアーティストたちがリメイクしています。

 

○イ・ジョクの今後の日本での活動

1995年にデビューして20年以上にわたって韓国のトップシンガーソングライターとして走り続けたイ・ジョク!

イ・ジョクがついに本格的に日本での活動をスタートさせるということです。

2018年418日には「イ・ジョク BEST SELECTION 〜よかった〜」を発売、今回紹介した「よかった」「空を駆ける」などの代表曲を含む全15曲が収録されます。

イ・ジョクは日本語もできるということなので、音楽だけではなくて、幅広い活動をしていくかもしれませんね。

切ないメロディーと人の心に響く歌詞で大人気のイ・ジョク、日本ではまたどんな姿を見せてくれるのか、楽しみです♪

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