BIGBANGスンリの性接待を最初に書いた記者が「この事件を報じた理由」を語る

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

K-Pop界に大きな衝撃を与えているBIGBANGスンリのスキャンダル。

スンリの売春接待疑惑を最初にカン・ギョンユン報道した記者が、インタビューに答えました。

カン・ギョンユン記者が語る事件の真相や報道に踏み切った理由などについてまとめてみました。

 

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◆スンリの売春接待疑惑を最初に報道した記者

BIGBANGのマンネとして世界中のファンに愛されていたスンリを引退にまで追い込んだ今回のスキャンダル。

そのスタート時点だと言えるのは2019年2月27日に報道された一つの記事です。

画像:http://sbsfune.sbs.co.kr/news/news_content.jsp?article_id=E10009402474

 

この記事を書いたのはSBSメディアネット所属のカン・ギョンユン記者。

彼女は今までハラ(元KARA)の彼氏暴行事件、カン・ソンフン(Sechs Kies)の詐欺事件など数多くのスキャンダルを報道してきた有名記者です。

画像:http://sbs.co.kr/

 

韓国では”レジェンド級の芸能記者”とまで言われているカン・ギョンユン記者が、今回のスンリのスキャンダルについてインタビューに答えたので、その内容を紹介したいと思います。

 

※話した内容の順番を一部修正しております。

 

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◆カン・ギョンユン記者が語る今回の事件

○報道に至った経緯について

 

このスキャンダルが勃発する前までスンリはアーティストとしてだけではなく、若手事業家としても大成功したイメージでした。

韓国ではスンツビー(※スンリ+「偉大なるギャツビー」の主人公ジェイ・ギャツビーを合わせた造語)というあだ名もついていましたし。

10代、20代だけではなく親世代まで、スンリの頑張る姿を応援していたんです。

そんなスンリのイメージをぶち壊すようなスキャンダルを報道した経緯とはどんなものでしょうか。

 

「2016年頃、スンリさんが’ユリホールディングス’という法人を設立します。

この法人を設立する直前である2015年12月頃からスンツビーという名前で、’ギャツビーパーティー’という名の凄く派手なパーティを開いて、海外の資産家を招待して接待したたということを知りました。

それとつながり、このパーティが単純なパーティとして終わるのではなく、’本人の事業に利用する一つの装置になった’という部分があり、またKakaoTalkで売春接待が疑われる証拠が出たので報道に至りました。」

 

これらの疑惑は、スンリの仲良い友人であるチョン・ジュニョンの違法動画撮影、それらをみんなで見まわした問題にまでつながります。

 

「ある有名芸能人たちが女性たちと一夜を共にした後に、同意していない映像を撮影して、Kakaoのチャットに流しているという話は、実は2年前から聞いていました。

“実際にそのチャットを偶然、目撃したことがある”という女性芸能人の証言もありました。」

 

○真実かどうかについて

 

ファンの方々が一番気になる部分は報道内容が真実かどうかだと思います。

 

「最近、ある方からこれに関連するKakaoTalkの内容を確保してもらって、その内容が明らかになったので、今まで取材してきた部分を報道しました。」

 

プライベートな空間であるはずのKakaoTalkの内容をどうやって確保したのかについては、取材先を保護するという意味でも、明らかにしていません。

他のメディアに報道により知られている部分は、KakaoTalkの内容を見たある人物が、それを韓国の国民権益委員会に提出したということです。

国民権益委員会に提出した理由とは、スンリの不法行為を警察が見てみぬふりをしていたと判断したからです。

スンリもそうですが、それを問題視しない警察に問題があるって思ったんでしょうね。

 

「彼らはこういった映像を撮影して、女性たちの体をこっそり撮影して共有することを一つの遊び対象、ゲームのように悪用している姿を見た時にすごく衝撃でした。

例えばある女性がいたとして、”新人の子がテレビに出た。

すごいかわいいから今度飲み会の席に連れて来い”と話したり”あんたの事務所のかわいい子、今度の飲み会に連れてこい”と話しながら、女性を性的道具扱いする姿を見ました。」

 

「スンリさんのファンの方から抗議メールが来たりもします。もちろんファンの方々がスンリさんを大切に思う気持ちで、私に抗議をすることは充分に理解できる部分があります。

しかし、これは社会において確実に存在する問題であり、またこの犯罪の被害者が存在しており、被害者の苦痛は続くものですので、この部分を一度は考慮してほしいと思います。」

 

○被害者について

 

カン・ギョンユン記者は取材を続ける中で、被害者にも会ったことがあると語りました。

 

「被害者、ですから映像に出てくる女性被害者たちを接触したことがあります。その女性たちは驚くことに20代前半の本当に若い女性たちでした。もっと驚いたのは、本人たちは撮られていて、これがまたチャットによって自分が知らない人に流れていることすら知らない方がほとんどでした。」

 

「被害者たちは”すごく大きな衝撃を受けたし、どうしたら良いか分からないし怖い”と話していて、私に”助けてください。どうしたら良いんですが”と嘆く方もいました。」

 

インタビューの最後に今回のスキャンダルの核心にあるのは違法ドラッグ、女性への違法的撮影映像、脱税、警察とのつながりといった部分であり、今後も取材を続けるように努力すると語ったカン・ギョンユン記者。

このスキャンダルがどこまで発展するのか世界中のK-Popファンの注目が集まっています。

画像:https://www.youtube.com/watch?v=5rQDA2yUnqo

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