いまネットフリックスで人気を集めている韓国ドラマ『未成年裁判』。
今回は『未成年裁判』を見た方に読んでほしい作品の制作秘話などトリビア6選を紹介します。
※※※ここからはストーリーに関するネタバレが含まれています※※※
※※※個人の主観による解説が含まれています※※※
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『未成年裁判』を見た方に読んでほしいトリビア7選
その1、実際の事件をモチーフにしている①
『未成年裁判』で描かれる事件の多くは韓国で起きた実際の事件をモチーフにしています。
第1話、第2話で描かれる内容は、2017年にインチョンで当時18歳(主犯)、17歳の二人が小学校2年生の女の子を誘拐・殺した事件と似ている部分が多いです。
ドラマでは犯人の一人が触法少年でしたが、実際には18歳、17歳だったので。
二人にはそれぞれ懲役20年、懲役13年の判決が下されています。
その2、実際の事件をモチーフにしている②
第5話、第6話で描かれた内容は、2018年に起きた事件をモチーフしています。
ソウルにある女子高校の先生が、同じ学校に通う自分の娘たちのためにテスト内容を流出したんです。
大学受験の競争が激しい韓国で、この事件は大きな非難が集まりましたし。
『SKYキャッスル』など他の作品のモチーフにもなりました。
実際の事件は問題を流出した先生に懲役3年の判決が下されていて、娘たちの裁判はまだ続いています。
その3、実際の事件をモチーフにしている③
第7話、第8話で描かれた内容は、2020年に起きたレンタカー窃盗事件をモチーフにしています。
2020年、当時中学校2年生だった8人がレンタカーを窃盗して、ソウルから140キロ離れた大田まで行き、ひき逃げ事故まで起こしました。
そのひき逃げ事故によってデリバリーアルバイトをしていた大学生一人が死亡。
しかし加害者の少年たちは触法少年だったので一切、刑事処罰されずに裁判が終わりました。
2020年の事件がきっかけで、韓国では触法少年の年齢に対する非難が集まったりもしました。
その4、少年犯罪ソンウを演じたのは20代の俳優
第1話で殺人を起こす中学生の少年ソンウ。
ソンウを演じたのは1995年生まれの俳優です。
ソンウだけではなく、他のエピソードに出ている少年・少女たちもほとんどが10代後半か20代の俳優が演じています。
未成年の俳優たちが演じるには残酷な内容が多いからだと思います。
その5、現実では裁判官同士はタメ語ではしゃべらない
シム・ウンソク(キム・ヘス)裁判官は、一緒に働くチャ・テジュ(キム・ムヨル)裁判官に会ってから、先輩だからってすぐにタメ語でしゃべります。
しかし実際に先輩裁判官が後輩裁判官にタメ語でしゃべることはないです。
裁判所の中ではベテランの裁判官でも、若い裁判官にきちんと尊敬語を使っています。
その6、『未成年裁判』は脚本家のデビュー作
『未成年裁判』の脚本家であるキム・ミンソク先生は今回が初めてのドラマ執筆です。
初めての作品がネットフリックスで世界的な人気を得るなんて!
キム・ミンソク先生は『未成年裁判』のために約4年かけて少年犯罪を取材、数十人の関係者にも話を聞いたそうです。
今回の作品についてキム・ミンソク先生はこう語っています。
「未成年裁判は裁判が終われば終わるのではなくて、その後、犯罪を起こさないか、上手く適応できているかを見るまでが仕事である。その部分をしっかり書いて、多くの方に知ってもらいたいと思って執筆した。」
その7、事件の捜査をする裁判官はいない
『未成年裁判』に登場する裁判官たちは、必要であれば自ら現場に行って事件について捜査をしています。
しかし実際には裁判の公正性に欠けるかもしれないので、裁判官が事件について捜査をすることはありません。
自分が捜査した加害者に対して判決を下すとなると、偏った考え方を持っちゃうかもしれないですしね。
世界中どこもそうですが裁判官は「無罪推定の原則」を持っていますので、ドラマのように被害者のために捜査するってことは難しいと思います。
※すべての画像はネットフリックスの公式写真です。
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まとめ
ここまで『未成年裁判』のトリビアをまとめて紹介しました。
この記事がきっかけでドラマをもっと楽しんでいただけたら嬉しいです。