「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」を見た方に読んでほしいトリビア8選

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

いまネットフリックスで人気を集めている韓国ドラマ「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」。

今回は「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」を見た方に読んでほしい作品の制作秘話などトリビア8選を紹介します。

※※※ここからはストーリーに関するネタバレが含まれています※※※

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「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」を見た方に読んでほしいトリビア8選

その1、タイトル「ブラックドッグ」の意味

ドラマのタイトルである「ブラックドッグ」は、「ブラックドッグ・シンドローム」から来た言葉です。

「ブラックドッグ・シンドローム」とは、動物保護センターで、黒い犬は明るい毛色の犬に比べて飼い主を見つけることが難しいという現象のこと。

ヨーロッパでは大昔、黒い犬は悪魔として認識されていたことがあって、ただ毛色が黒いだけで偏見を持たれてるんです。

制作スタッフの説明によると、このタイトルには「私たちみんながブラックドッグ」という意味が含まれていて。

コ・ハヌル始め先生たちも、学生たちも、何か偏見を持っていたり、偏見を持たれていたりする存在であることを意味しています。

その2、脚本家は元教師

「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」を執筆したパク・ジュヨン脚本家は元教師。

3年ほどと期間は短かったみたいですが、自分の経験を基にドラマを書いたとのことです。

「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」が高校の先生たちから「リアルすぎる!」との評価を受けたとの、脚本家の建研が活かされているからでしょうね。

その3、視聴者の共感を呼んだ数多くの名台詞

「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」には数々の名台詞が出てきます。

ここでは特に評価が高かった名台詞を紹介します。

2:6:2法則というものがある。10人が集まったら10人中2人は私のことが好きで、6人は私に興味がなくて、残りは私を嫌うという自然の法則」
ーコ・ハヌル

「恥ずかしくないです、これは。間違っているのに知らんぷりすることが本当に恥ずかしいことです。」
ード・ヨンウ

「あまりにも固い信念を持つ人は難しい。自分の世界が固すぎて、そこから抜け出そうとしないから」
ーコ・ハヌル

「結局、成長を見せるためには、どん底の姿も見せなければならない。そうしてこそ絶頂に登れる。」
ーコ・ハヌル

その4、第7話の「バナナ事件」にそっくりの実際の事件

ドラマ中盤の大きな事件と言える国語テスト問題の「バナナ事件」。

韓国でもドラマ放送後、かなり大きな話題を集めました。

そこで話題になったのが2014年8月に韓国大邱の高校での出来事。

ある学生が国語のテスト問題の回答に対して抗議し、裁判まで起こして複数回答を認められたことがあるんです。

ドラマ制作スタッフによると、ドラマのエピソードは、この出来事がモチーフになったわけではないとのことですが、そっくり事件として話題になりました。

その5、特進クラス「イーカロス」に含まれている意味

成績優秀な学生たちを集めた特進クラス「イーカロス」

ご存じの方も多いと思いますが、イーカロスはギリシャ神話に登場する青年。

蜜蝋で作った翼を得て、自由自在に空を飛ぶ能力を手に入れたものの、太陽に近づきすぎて翼が解け、墜落して死を迎える物語です。

ドラマの中の「イーカロス」も最後の最後には解散するってストーリーですよね。

脚本家もそれを狙って「イーカロス」という名前にしたのではないでしょうか。

その6、作品に出てくる大学名は全て実在しない

「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」に出てくる大学名は実際には存在しないものです。

実在する韓国の名門大学を少しずつ変えています↓

  • ソウル大学→韓国大学
  • 延世(ヨンセ)大学→ヨンヒ大学
  • 高麗(コリョ)大学→コセ大学
  • ソガン大学→ソブ大学/ソムン大学
  • ソウル市立大学→韓国市立大学

その7、ドラマの撮影が行われたのは永登浦高校

ドラマの撮影が行われたのはソウル市内にある永登浦(ヨンドゥンポ)高校

ドラマの中の学校とは違って公立高校です。

もちろんすべてが永登浦高校で撮影されたわけではなく、生徒がいるクラスや先生たちがいる場所などはドラマのために作られたスタジオ。

美術監督が1200坪もあるスタジオを使って、本物のような学校を作り上げたそうです。

その8、「ドライブ・マイ・カー」のあの俳優が出演してる

「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」にはアカデミー賞を受賞した日本映画「ドライブ・マイ・カー」にも出演したあの俳優が出演してるんです。

「ドライブ・マイ・カー」で聴覚障害を持つユナ役を演じたパク・ユリムで、ドラマではコ・ハヌルと同じく期間制契約の教師として登場しました。

パク・ユリムは他にも「ただ愛する仲」、「初恋は初めてなので」、「キングダム」などに出演していて、韓国でも演技力のある俳優として人気が高くなっています。

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まとめ

ここまで「ブラックドッグ~新米教師コ・ハヌル~」のトリビアをまとめて紹介しました。

この記事がきっかけでドラマをもっと楽しんでいただけたら嬉しいです。

※画像:すべて「ブラックドッグ」公式ホームページ

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