”秘密の森”脚本家による韓国医療ドラマLIFE(ライフ)が非難を集める理由

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

新しい形の医療ドラマとして、今、韓国で大きな人気を得ている『LIFE(ライフ)』!

チョ・スンウ、イ・ドンウクと言ったイケメン演技派俳優の出演と、人気ドラマ作家が脚本を担当し、放送前から期待が集まっていました。

しかし、いざ放送が始まるとドラマの展開にがっかりする声が?!

ドラマ『LIFE(ライフ)』が韓国で非難されている理由について調べてみました。

 

→過去7人の韓国人と交際&婚約した私が教える韓国人男性との出会い方

目次

〇 医術がテーマではない医療ドラマLIFE(ライフ)

韓国で20187月から放送が始まった医療ドラマ『LIFE(ライフ)』。

このドラマは今までの医療ドラマとは違って、‘医術’に重点をおかない作品です。

どんなものかというと、普通、医師が主演だったり病院が背景のドラマって、‘どうやって人を救うか’がメインテーマですよね。

 

しかし『LIFE(ライフ)』は病院の財政を立て直すために赴任してきた経営者が主人公。

その主人公が赴任した病院で、医師たちと対立していくというのがメインテーマになっています。

また多くの医療ドラマは‘絶対的な善人’がいますが、この作品には医師も経営者も、どちらも善人の面も悪人の面も持っています。

 

→過去7人の韓国人と交際&婚約した私が教える韓国人男性との出会い方

〇 LIFE(ライフ)の脚本はあの人気ドラマの女性作家が担当

医療ドラマ『LIFE(ライフ)』が放送前から注目を集めた理由の一つは脚本家の存在がいました。

LIFE(ライフ)』の脚本を担当したのは、ドラマ『秘密の森』を手掛けた女性作家。

『秘密の森』は感情を感じにくい主人公の検事が、ある殺人事件の真実を追う姿を描いた作品です。

最後の最後まで出演者の誰もが容疑者に見えてしまうほど、緊張感あふれるストーリーで、2017年最高傑作だと言われています。

 

『秘密の森』の特徴として上げられるのは‘ラブライン’がないということです。

‘ラブライン’は韓国でドラマの中の恋愛要素を意味する言葉で、韓国ドラマなら必須条件だと言えますよね。

しかし『秘密の森』は主人公が‘感情を感じにくい人’ということもあって、ラブラインがまったくありませんでした。

こういった作品は韓国でもかなり珍しく、ラブラインがない分、ストーリーに集中できたと絶賛されたんです。

 

LIFE(ライフ)』はそんな作家さんの次回作なわけですし、『秘密の森』と俳優陣も大きく被るわけですからね。

今回の『LIFE(ライフ)』もラブラインというより病院の不条理と、それにまつわる人物の物語が描かれると、みんなが思っていました。

 

→過去7人の韓国人と交際&婚約した私が教える韓国人男性との出会い方

〇 LIFE(ライフ)には恋愛要素が要らないと不満が

そうやって期待が集まった『LIFE(ライフ)』は、作家さん特有の緊張感あふれるストーリーはそのままでしたし。

チョ・スンウ、イ・ドンウクの主演俳優はもちろん助演俳優陣の演技も抜群!

『秘密の森』に次ぐ、傑作になるとの話が出ていました。

 

しかし作品が進んで行く度に…ラブライン、ですから恋愛要素がどんどんドラマの中に入ってきました。

社会の不条理を描く緊張感ある作品を望んでいた視聴者からしたら疑問を感じてしまう部分が増えたんです。

一部のメディアからも『ライフ』のラブラインを疑問視する報道まで出ています。

(ネタバレにならないよう、人物の名前は伏せています)

「相反する立場の●●と〇〇のラブラインは急な感じがするし、かならず必要だったかなという疑問まで感じてしまう。しかし、‘ライフ’のイ・スヨン作家なら確実な理由があると思う。今後の展開を見守りたい」引用URLhttps://goo.gl/r156zD

 

もちろんこれについて、批判ばかりあるわけではありません。

必要な部分だから入れているという声もありますし。

前作とはプロデューサーさんが変っているので、その影響もあると言われています。

こんな非難が集まっている中でも、作品の人気はどんどん上がっていますが、今後『LIFE(ライフ)』はどんな展開になるのでしょうか。

 

→過去7人の韓国人と交際&婚約した私が教える韓国人男性との出会い方

〇 LIFE(ライフ)の恋愛要素に対する韓国の反応

「ドラマ『ライフ』見ているんだけど、何でしょうもないラブライン入れたの‥‥ラブラインが展開する度に興味なくなる」

 

「秘密の森は色んなところが良かったけれど一番良かったのはラブラインがなかったということなのに、ライフはあまりにもラブラインがあるから、これもしかして何かのフェイクかなと思ったりする」

 

「ライフ楽しみにしてたのにラブライン意味不明らしいから戸惑う。秘密の森でも見返そうかな」

 

「ライフなんか編集が…物語の核心的な部分より感情的な部分に比重をおいているんだけど、それがあまりにも微妙…私は秘密の森がラブラインがないドラマだから好評を得たと思ってたけど」

 

「ライフから要らないラブラインだけ消しても、集中度上がるよね」

 

「私は作家さんが何でこうしたかを考えている…ラブラインも書いてみたかったのかな?医療ドラマでどうしたらありきたりのようにしないかを考えててライフを作ったのかな?何で…?メジャーになるために?秘密の森がマイナーではないんだけど…?」

 

「ドラマのラブラインがかならず悪いってことではないけど、まずライフを見るジャンル物の愛好家たちって大体好まないだろうし…主なストーリーとも似合ってる感じがしない…」

「人間は生きてれば恋愛もしたりするけど…ドラマは選択と集中だから…病院の不祥事を追ってたのにいきなりラブラインが入ってきたら、ウム…ってなるし」

最新韓国情報をLINEで受け取る

友だち追加

この記事のカテゴリ

韓国ドラマ

オススメ記事