チョ・スンウの演技が圧倒的に凄いとわかるこれまでの経歴

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

映画『インサイダー/内部者たち』、ドラマ『秘密の森』、『ライフ』、などで有名なチョ・スンウ。

デビューの時から華麗なる演技の道を歩んできたチョ・スンウの演技人生についてまとめてみました。

 

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目次

◆チョ・スンウのプロフィール

・お名前(韓国語):조승우

・生年月日:1980年3月28日

・身長:173.3センチ

・血液型:B型

・所属事務所:グッドマンストーリー

韓国では‘演技ができる30代の俳優’として有名なチョ・スンウ!

日本で有名な韓流スターみたいな顔立ちをしているわけではないんですけどね。

優しさとセクシーが混ざり合うアジアンなイケメンという感じで、韓国では大人気を得ています。

 

注目したいのはチョ・スンウの演技人生。

チョ・スンウは2000年にデビューして以来、映画、ドラマはもちろんミュージカル界でもトップスターとして君臨しているんです。

彼がデビューしてから約20年間、どんなキャリアを積んできたのが紹介したいと思います。

 

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◆チョ・スンウの華麗なる演技キャリア

〇イム・グォンテクの映画でデビュー→カンヌ映画祭に

チョ・スンウは2000年に韓国映画界の巨匠イム・グォンテク監督の作品でデビューしました。

韓国の古典作品をリメイクした『春香伝』の主人公役に抜擢されたのですが、オーディションの競争率はなんと1:1000。

演劇学科に通っていた学生だったチョ・スンウはこの映画で韓国全域にその名前を知らせたんです。

 

それに『春香伝』はカンヌ映画祭の競争部門に招待されました。

韓国映画では史上初の快挙で、韓国だけではなく海外からも注目された作品。

その作品の主演を務めたのが、新人俳優のチョ・スンウです。

 

〇2001年、NHKにミュージカル俳優の有望株として取り上げられる

チョ・スンウが演技を始めたきっかけは実は映画でもドラマでもなくミュージカルだそうです。

中学生の時にお姉ちゃんが通っていた芸術高校のミュージカルを見て感銘を受け、自分も演技の道に進もうと考えたということ。

それで大学も演劇学科に進学したんでしょうね。

 

デビューは映画だったんですが、その後、すぐにチョ・スンウはミュージカルを始めます。

ミュージカル俳優になるために高校生の時から努力してきた彼は、すぐにミュージカル界も頭角を現します。

 

2001年にはNHKが放送した『新アジア發見 – 明日のミュージカルスターをめざして 〜韓国・ソウル〜』にも取り上げられています。

デビューして1年足らずで日本からも注目されたということですから。

彼の才能がどれほどすごいものだったか、知ることが出来ますよね。

 

〇2005年の映画「マラソン」

デビュー以降、映画やミュージカルで活躍していたチョ・スンウは2005年、一つの作品に出会います。

今でもチョ・スンウの名作の一つだと言われるもので、映画のタイトルは『マラソン』。

自閉症を持つ主人公がフルマラソンに挑戦する物語で、日本でもドラマにリメイクされたことがありますよね。

 

『マラソン』は自閉症を持つマラソン選手ベ・ヒョンジンさんの実話を基にした映画で、感動的なストーリーで500万人を超える観客を動員。

自閉症を持つ主人公役を演じたチョ・スンウの演技も大好評を得ました。

映画を見た観客の中には、自閉症を持つ俳優さんをキャスティングしたと勘違いする人もいたほどですからね。

 

チョ・スンウは『マラソン』での自閉症演技についてこう語っています

「ベ・ヒョンジンさんや他の自閉児の子たちに会って、自閉児は’自個児’と思いました。

飾らない自分だけの方法で世界に接しているところがそうなんです。

あるパターンとか提議で自閉症に縛るのは、ものすごい誤解だと気づきました。」

 

「成長しながら学ぶ自己検閲や他人の視線から離れて自分の中での反応を正直に表現する所がむしろ楽でした。

演技をしながら、こんなにカメラを意識したことないのも初めてです。」

※引用:「CINE 21、2005年1月25日号」

 

〇2012年、ドラマ『馬医』で視聴率20%超え

映画『マラソン』で演技力を認められたチョ・スンウは、その後、映画やミュージカルだけではなくドラマにも、その活躍の場を広げました。

2012年に出演したドラマ『馬医』は、チョ・スンウが国民的な俳優になるきっかけになった作品です。

『馬医』は、朝鮮時代、獣医からスタートして王様を治療する医者にまで登り詰めた人物を描いた時代劇です。

この作品は視聴率20%を超え、映画やミュージカルを中心にやっていたチョ・スンウの名前を幅広い年齢に知らせました。

 

〇2015年、映画『インサイダー/内部者たち』で915万人の観客動員

チョ・スンウの華麗なる演技キャリアはまだまだ終わりません(笑)

注目したいのは2015年に出演した映画『インサイダー/内部者たち』。

韓流スターのイ・ビョンホンと一緒に出演した作品で、韓国の政治と言論の癒着を生々しく描いています。

 

ここでチョ・スンウは警察出身の検事で、実力も出世欲もあるけど、名門大学を出ておらず、出世出来ずにいるウ・ジャンフンを演じました。

検事をやりながら政治と言論の黒い繋がりを知り、徐々に正義感を持っていく難しい役ですけどね。

チョ・スンウとイ・ビョンホンの熱演もあって映画『インサイダー/内部者たち』は900万人を超える観客を動員しました。

 

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有名映画監督が語るチョ・スンウの天才性について(まとめ)

これまでチョ・スンウの華麗なる演技キャリアについてお話しましたが、最後に有名映画監督・俳優たちが語ったチョ・スンウの天才性についてまとめてみました。

 

〇イム・グォンテク監督(映画『春香伝』など)

「『春香伝』を撮りながらこの子が多方面で天性の素質を持った俳優であることを知りました。」

「ふと見ると弱そうに見えるけど、その中に強烈なエネルギーがある俳優です。荒っぽい役を演じながらも繊細さを失わないので、今後、大きくなると信じている。」

 

〇チェ・ドンフン監督(映画『タチャ イカサマ師』『10人の泥棒たち』『暗殺』など)

「本当に魅力的です。撮影現場でもチョ・スンウさんが笑えばみんなが明るくなります。俳優として生まれ持った天才的な気運があるみたいです。」

 

〇キム・ヘス(映画『タチャ イカサマ師』で共演)

「若い年齢なのにも関わらず演技が上手すぎて、たまに彼に嫉妬さえ感じる。」

 

〇ウ・ミンホ監督(映画『インサイダー/内部者たち』など)

「実はあまりミュージカルが好きじゃなくて、チョ・スンウのせいで『ヘドウィグ』を見ました。本当に怪物のようでした。この熱い俳優を映画でもっと見たいという気持ちになった。」

 

〇イ・ビョンホン(映画『インサイダー/内部者たち』で共演)

「この映画を通じて切実に感じたのは、チョ・スンウは本当に良い俳優だ、本当に上手い俳優だということです。私はあまりミュージカルに興味がありません。でも共演するパートナーへの礼儀として撮影前にチョ・スンウを見にいきました。 『ヘドウィグ』を見てびっくりしました。あんな奴がいるのかという感じでした。なんでチョ・スンウ、チョ・スンウって騒いでいるのか知りました。撮影現場でもやっぱりでした。」

 

〇アン・ギルホPD(ドラマ『秘密の森』の監督)

「チョ・スンウさんは誰より台本に対してたくさん研究して悩む俳優です。いつも台本を見ながら次のシーン、次に撮るものに対してスタッフを沢山コミュニケーションしています。小さい目線とかしぐさ一つ一つの演技もすごく繊細だと感じて感動しました。チョ・スンウさんの演技の潜在力はどこまであるのか気になるくらいです。」

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