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韓国漫画サイトレジンコミックスの知られざるビジネスモデル

韓国のウェブ漫画サービスとして日本に進出、最近、徐々に名前が知られているレジンコミックス。

日本では一部から‘怪しい’という声も上がってきているみたいですが、実際にはどうなんでしょうか。

レジンコミックスの誕生から今まで、知られざるビジネスモデルとおすすめの作品を紹介します。

 

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◆韓国発のウェブ漫画レジンコミックス

韓国発のウェブ漫画サービスであるレジンコミックス。

レジンコミックスが出来たのは2013年!

‘面白い漫画を、手軽に決済して、読みやすくしよう’ということを目標に掲げて出来たサービスです。

 

当時、韓国ではNAVERやDAUMなど大手ポータルサイトがすでにウェブ漫画サービスを流行らせていた時代。

ウェブ漫画サービスが人気を得て、紙の漫画雑誌がほとんどなくなっているくらいの時代でした。

そんな市場に新生ベンチャーが進出するのは無謀だという声もあったのが事実です。

 

しかしレジンコミックスは順調にビジネスを展開、創業1年目から黒字を達成しました。

2017年には、約51億円の売り上げ・社員数116人・フリーランス契約した作家は761人

韓国では成功したベンチャーとして注目され、経営者が政府機関に招かれてプレゼンしたりもしています。

 

ですのでレジンコミックスが怪しいかというと、全然怪しい会社ではありません。

日本ではもちろん親しみのない社名ですが、韓国ではもう有名な会社です。

その部分については安心しても良いと思います。

 

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◆レジンコミックスの知られざるビジネスモデル

それではレジンコミックスは競争の激しい韓国でなぜここまで成功することが出来たのでしょうか。

レジンコミックスの知られざるビジネスモデルについてお話しいたします。

 

◯最初から漫画購読を有料に

先ほど申し上げたように韓国のウェブ漫画は、大手ポータルサイトであるNAVERとDAUMが大部分のシェアを占めていました。

彼らはポータルサイトにたくさんの人を呼び込む手段として漫画サービスを始めていたので、作品は99%無料。

面白い漫画を読むために人がたくさんサイトにアクセスすればそれで良い!

要するに漫画を読んでもらうということが目標ではなかったということですね。

 

しかしレジンコミックスは最初から、漫画のためだけのサービスを作って差別化をはかりました。

漫画を有料で提供する代わりに、広告などの無駄なサービスを排除したんです。

そしてレジンコミックスの経営者は

「良質のコンテンツが最高のマーケティング」

という信念を持って、有料でも読みたい作家さんを積極的にスカウトしました。

そんな努力が報われて、レジンコミックスには質の高いコンテンツが集まり、有料サービスでも読者から不満が上がっていないんです。

 

◯大人向けで作品で話題に

レジンコミックスの次の戦略は、有料化の部分とつながる話ですが、‘大人’をターゲットにした作品が多いということです。

何かというと、NAVERDAUMは大手ポータルサイトなので、作品も幅広い年齢層に受け入れやすいものが基本です。

暴力的だったり、過激なラブシーンがあったりするものは基本的にNGです。

テレビでいうとNHKや日テレみたいな地上波チャンネルだと考えれば分かりやすいと思います。

 

その反面、レジンコミックスは、有料化しているので、年齢制限をかけることが出来、過激な表現もオッケーになります。

漫画家からしたらNAVERDAUMでは描けなかったことが、レジンコミックスでは描けるということですね。

実際、NAVERDAUMでかわいらしい作品を描いていた漫画家が、レジンコミックスで大人向けの漫画を描くこともあります。

このような差別化でレジンコミックスには有名ポータルでは読めない作品が集まり、自然と読者が増えました。

中にはレジンコミックスじゃなかったらとても連載出来なさそうなマイナーな作品も連載させてくれるので、‘レジンが会った良かった’という声もあるそうです。

 

◯漫画家への給料はどうなるか?

最後に、レジンコミックスの漫画家との収益配分についてお話しいたします。

レジンコミックスで正式連載している漫画家は、固定給+歩合制で給料が決まるそうです。

基本的には決まっている固定給があり、漫画の収益がそれを超えたら、その分を支給するという感じですね。

 

漫画家の固定給は2015年基準で毎月、約20万円。

大学新卒の初任給に近いというところでしょうか。

 

もちろんそれより全然稼いでいる漫画家もいます。

レジンコミックスで連載している『悪い上司』が大人気を得ている有名漫画家チームのネオンビは、2014年6月に連載1周年を記念して、レジンからの給料を公開しました。

 

それによると、その金額は連載1年で約2800万円

月給ではなく年間でもらった金額なので、月給にすると約230万円

これは単行本の売り上げなどが入った金額ではなく、純粋にレジンで連載をして得た給料ですので、かなりすごいと言えるのではないでしょうか。

 

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◆レジンコミックスのおすすめ作品

最後にレジンのおすすめ作品をいくつか紹介します。

〇私たちのカンケーは/우리사이느은

『私たちのカンケーは』は中学生の時にひどいいじめに遭い、大学生になった今でもトラウマを持つ女の子と、その女の子の男の友だちの友情のような恋のような関係を描いたロマンス漫画です。

2014年に連載を始め、20183月にすでに連載が終わっている作品で、レジンコミックスで全話を見ることができます。

主人公だけではなく、その友だちや周辺人物の淡い思いと、片思い、両想い…様々な恋模様が描かれています。

韓国では人々の気持ちを繊細に描くことで評価されている漫画家さんで、支持を受けています。

 

〇悪い上司/나쁜 상사

レジンコミックスの名前を知らせることにかなり貢献した作品だと言えるネオンビの『悪い上司』。

2人の有名漫画家(そして夫婦です)によるチームのネオンビは、実はすごくかわいらしい作品を違うサイトで連載していました。

そんなネオンビがレジンコミックスで大人向けの漫画を描くということで、連載前からかなり注目されましたね。

『悪い上司』は、大手広告代理店を舞台にしていますが、そのタイトル通り、登場人物が悪人ばっかり!

どん底に落とされたけど、何とか這いあがった主人公の復讐劇ということですが、ストーリーがかなり過激、です。

過激ですが、かなり中毒性が高いのが『悪い上司』の特徴で、一度見始めると、誰もが引き込まれていくのではないかと思います。

 

〇 昼顔~平日午後3時の恋人たち~

日本のレジンコミックスのオリジナル作品!

上戸彩と吉瀬美智子主演のあの人気ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』を漫画化したものです。

有名な作品で、ストーリーは知られていますが、漫画は漫画なりの演出がとても新鮮。

ドラマを見終えた人でも充分に楽しめると思います。

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韓国社会

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