IZ*ONE宮脇咲良、矢吹奈子の行動に対する韓国ファンの批判、何が問題なのか?

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

12月2日、HKT48のオフィシャルサイトに東京での単独コンサート開催の告知が出ました。

そこにはIZ*ONE(アイズワン)メンバーである宮脇咲良と矢吹奈子も参加するという内容が。

この告知について韓国のIZ*ONE(アイズワン)ファンを中心に波紋が広がり、ファン声明まで出したということなので、どんなことが起きているのが探ってみました。

またそこで明らかになった『プロデュース』出身チームの兼任&専任問題についてもお話したいと思います。

 

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◆ファンが声明まで出したIZ*ONE(アイズワン)の兼任&専任問題

HKT48の単独公演にIZ*ONE(アイズワン)メンバーである宮脇咲良と矢吹奈子が参加することが知られたのは12月2日。

その直後から、韓国のIZ*ONE(アイズワン)ファンの間では困惑する声が上がっていました。

なぜなら二人はIZ*ONE(アイズワン)に選ばれた後、2年半はIZ*ONE(アイズワン)の活動にだけ専念すると明かしていたんです。

そうなのにデビューして1ヶ月ほどで、HKT48公演に出るなんて、ファンとの約束を破るような形になってしまっている・・・

 

一部のファンの間では“これが最後のHKT48としてのステージ”って言っているんだから大丈夫だよという話もありましたが。

ほとんどのファンは、“これを止めなければならない”という意見で、3日にファンクラブとして声明まで出すことになったんです。

 

WIZ*ONE名義で出された声明の主な内容とはこのようなものです。

・今回のAKSの発表は、2018年9月24日に発表された専任活動とは全く異なる内容である

・当時、発表された内容は、日本人メンバー3人は2018年11月28日に発売されたシングルを最後に、AKBグループ活動を中止するということ

・しかし今回のHKT48のコンサートは、上記シングルとはまったく無関係

・よって下記の事項を要求する

①宮脇咲良と矢吹奈子のHKT48のコンサート出演を撤回すること

②2018年9月24日に発表された専任活動の保証を明確に移行すること

③迅速な立場表明を通じて今後、このような事態の再発防止を約束すること

 

ファンは何故、こういった声明を出してまで兼任を反対しているのでしょうか。

そこには“プロデュースシリーズ”の出身チームならではも問題がありました。

 

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◆『プロデュース』出身チームが直面する兼任&専任問題

○兼任と専任の違いとは

まずは兼任と専任の違いについて説明したいと思います。

そもそも兼任と専任というのはアイドルサバイバル番組である“プロデュースシリーズ”の出身チームならではの問題です。

 

みなさんご存知のように“プロデュースシリーズ”は、練習生や一度デビューしたものの上手くいかなかったアイドルが出演する番組。

そこから選ばれた10人ほどのメンバーが期間限定のチームとしてデビューすることになります。

選ばれた10人のメンバーは、それぞれ所属事務所も違うし、練習生だったり、ほかのチームのメンバーだったりと立場だって違います。

 

そこで生まれるのが兼任・専任の問題です。

兼任とは“プロデュースシリーズ”で作られたチームとしての活動と、ほかの活動を並行できるということです。

シーズン1のI.O.Iがここに当てはまります。

例えばI.O.Iのセジョンとミナは、I.O.Iの活動をしている間に、元々の事務所の練習生たちと違うチームgugudanでデビューしました。

同じ時期に、I.O.Iとしてもgugudanとしても活動をしていたんです。

 

専任とは“プロデュースシリーズ”で作られたチームとしての活動だけをやるということです。

シーズン2のWanna Oneがここに当てはまります。

Wanna Oneのメンバーはデビュー以降、ずっとWanna Oneとしてだけ活動を続けています。

 

兼任か専任かは練習生の元の事務所と、Mnet、“プロデュースシリーズ”で作られたチームのマネジメントをする事務所との3社の話し合いで決まること。

練習生の元の事務所は、人気があるうちに、稼いでおきたいから、もっともっと活動させたいでしょうしね。

Mnetとマネジメント担当事務所は、どちらかというと新しく作られたチームに専念してほしいんだと思います。

完全に大人の事情ということですが、ファンがここまで心配するには兼任には色々な問題があるからです。

 

○兼任の問題

兼任にはどんな問題があったのでしょうか。

まず説明しておきたいのは、K-Popならではの‘チーム意識の強い文化’です。

韓国では日本のAKBグループのような“加入”や“卒業”を繰り返してチームのメンバーが変わる文化があまり定着していません。

一度決まったメンバーがいるなら、それに対する愛着が強く、一人でも欠けるなら完全なチームじゃないという感覚です。

メンバー6人のチームなら、“6-1=0(=意味がない)”という公式が当てはまるのがK-Popファンたちの文化です。

(最近、SMがNCTにメンバー入れ替え制度を少し導入していますが、反応はまちまちなんです)

 

そんな中、『プロデュース101 シーズン1』で生まれたI.O.Iは、I.O.Iをやりつつ、違うチームのメンバーとしても活動を続けました。

兼任が出来たことで、I.O.Iはある時は7人で、ある時は9人で・・・メンバーが欠けている状態でステージに立つことになりました。

11人でパーフェクトなI.O.Iのはずなのに、そんなことが出来なくなってしまっている。

そこでファンが分裂してしまい、I.O.Iとしての活動を応援する人は減っていき、期待されたほどの人気を得ることが出来なかったんです。

 

またもう一つの問題は、兼任が出来てしまうと、そのメンバーはものすごく過酷な環境で働かせることです。

K-Popアイドルは一度デビューして、活動を始めると、番組出演、広告撮影はもちろんのこと、イベント出演など数え切れないほどのスケジュールをこなします。

またその間に新しい曲のレコーディングやプロモーションビデオの撮影、ダンスの練習もしなければなりません。

一つのチームとして活動しても、人気があれば2~3年はほとんど休みなんてない状態で働くことになります。

なのに兼任となると、その2倍、3倍をやらなきゃいけないんですからね。

体力的にも精神的にも辛いし、ステージの上でもパーフェクトな姿を見せてくれる余裕なんてなくなります。

 

実際、I.O.Iの中で兼任していたメンバーが、ステージの上で何度もダンスを間違えて、問題視されていたんです。

ステージの上で完ぺきな姿を見せるのが当たり前なのがK-Popの世界ですからね。

こんなこともあって、『プロデュース101 シーズン2』では兼任をすべて禁止することになりました。

 

今回の宮脇咲良と矢吹奈子の件は、兼任ではなく、これが最後だということではありますが。

やはりI.O.Iの失敗を見てきた韓国のファンとしては“何があっても兼任は阻止したい”という思いが強いんだと思います。

IZ*ONE(アイズワン)のマネジメント側はどんな反応を見せるのでしょうか。

今後の対応に注目が集まっています。

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兼任問題に対する韓国の反応

1.韓国人

会社が間違ってる

 

2.韓国人

10周年でもないし、福岡でもなく東京の5000人規模の会場に何で約束破ってまで行かなきゃならないの

 

3.韓国人

>>2

二人とも人気のメンバーだから、二人が抜けると観客集まらないからかな

 

4.韓国人

>>3

そんなことならこれから色んなイベントに呼ばれちゃうよね

 

5.韓国人

何かおかしいよね。

7周年の劇場公演にも呼んでなかったから、確実に専任だと思ってたのに。

 

6.韓国人

ソウルに派遣ってわけじゅないんだからさ

 

7.韓国人

契約違反にならないのかな

 

8.韓国人

最後の最後の最後の・・・マジで最後の・・・本当に最後の・・・って続くのかなwww

 

9.韓国人

I.O.Iの時みたいになったら本当にやばいよ

 

10.韓国人

こんなことするなら韓国人メンバーも兼任オッケーにしてよ

 

11.韓国人

これマジで止めなきゃいけない

 

12.韓国人

アイズワンみんなで行けば良いじゃん!!

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