NETFLIXドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」最終回の評判が最悪すぎる件

この記事の著者

韓国出身のKPOP・韓国芸能専門フリーライター。慶応義塾大学卒業。

日本にて韓国ドラマや映画の翻訳及び輸入事業をサポート。広告代理店勤務を経て、2012年から韓国Mnetにて、M COUNTDONWやMAMAなどのPRやマーケティングに関わる。

現在は同社退職後、フリーライターとして、幅広い形で日韓文化交流にかかわっている。

先日、韓国での放送が終わった『アルハンブラ宮殿の思い出』。

ヒョンビン、パク・シネ、EXOのチャニョルという豪華出演陣とARゲームを題材にした斬新なストーリー展開で大きな注目を集めました。

しかし人気ドラマのはずだった『アルハンブラ宮殿の思い出』の結末が不評すぎる!?

韓国で『アルハンブラ宮殿の思い出』の結末が批判されている件について調べてみました。

 

→過去7人の韓国人と交際&婚約した私が教える韓国人男性との出会い方

◆大人気のドラマ『アルハンブラ宮殿の思い出』

『アルハンブラ宮殿の思い出』は2018年12月1日から2019年1月20日まで放送された韓国ドラマです。

主演はヒョンビンとパク・シネと二人の韓流スター!

EXOのチャニョルもパク・シネの弟役として出演して、人気を集めました。

また仮想現実という独特な題材を使ったことで、”まったく新しい形での韓国ドラマ”だとそのストーリーや演出方法が絶賛されたんです。

 

視聴率も第1話の時から徐々に上がっていき、第14話の時には10%の視聴率を記録しました。

地上波チャンネルではないtvNで放送されていますので、10%はかなり高い数字だと言えます。

こうやって何もかもが上手く行っていた『アルハンブラ宮殿の思い出』ですが…その絶賛の声が最終話の時に批判の声に変ってしまいました!

まずは『アルハンブラ宮殿の思い出』の最終話を見た韓国視聴者の反応をご覧ください。

 

→過去7人の韓国人と交際&婚約した私が教える韓国人男性との出会い方

◆『アルハンブラ宮殿の思い出』に対する韓国の反応

アルハンブラ宮殿の思い出の結末どうした…

 

アルハンブラの結末を見た私の気持ち

うああああああ!!!!!

 

アルハンブラの結末、何度考えてもイライラする‥私があんな真剣ぶってカッコつけるような結末のために何か月を見てきたのか…パク・シネかわいいし チャニョル君かわいいし ヒョンビンカッコいいから我慢するけど

 

アルハンブラの結末考えれば考えるほどありえない

 

アルハンブラwwwwwwwwwwwww絶対見てください 笑いしか出てこないwwwwwwwwwwwwwwww

 

アルハンブラの結末、本気でこれなの?狂ってない?

 

最終話だけ見たら、来週またアルハンブラの放送しないといけないんだよね…?

 

かなりひどい反応だと思いますが、なぜこのような結果になってしまったか、その理由についてお話します。

 

→過去7人の韓国人と交際&婚約した私が教える韓国人男性との出会い方

『アルハンブラ宮殿の思い出』の結末が不評すぎる理由

①何も完結されていない曖昧すぎる結末

『アルハンブラ宮殿の思い出』はドラマ開始から、独特な想像力とストーリ展開で注目を集めた作品です。

ドラマには毎回、視聴者の好奇心を刺激する様々な出来事が起きて、そのことで視聴者からも「次の展開がすごく楽しみ」だと好評を得ていました。

しかし視聴者の好奇心を刺激していた出来事が…最後の最後までほとんど解決されることなく終わってしまったんです。

 

もちろん映画やドラマの演出として、はっきりした結末を描かずに、あえて視聴者にその解釈を任せるという方法もあります。

いわゆるオープンエンディングとかメリーバッドエンドですが、『アルハンブラ宮殿の思い出』に関しては、とても演出だとは言えないほどでした。

視聴者としてはドラマ前半部分の演出やストーリ展開がすごく上手かった分、勢いを失った後半部分に対してのガッカリ感があったのでしょうね。

 

それに『アルハンブラ宮殿の思い出』の脚本家であるソン・ジェジョンさんは、ドラマ『W-君と僕の世界-』でも同じ理由(=曖昧過ぎる結末)で批判されたことがあります。

そのことも重なり『アルハンブラ宮殿の思い出』の結末への批判がより強くなったんです。

 

②番組の中に広告が多すぎる

『アルハンブラ宮殿の思い出』の結末が不評だったもう一つの理由は、番組の中に広告が多すぎたからです。

日本でも最近増えていることですが、韓国ドラマにはドラマの中で、登場人物が特定製品を使うシーンを入れることを条件にスポンサーを集めることがあります。

分かりやすいものだと携帯電話(たまに出演者全員が同じ携帯を使ってるドラマもあります)から、化粧品、車、訪れるカフェや飲食店…

業界関係者によると韓国ドラマの製作費は日に日に高くなっているので、そういった広告をやらないわけにはいかないのが現状だそうです。

 

もちろんそれが自然にドラマの中の一つのシーンとして溶け込んでいるなら問題ないのです。

ただスポンサーと約束した露出回数に合わせるためだけに、ストーリーとまったく関係ないシーンを何度も入れると、「広告だ」って気づいた視聴者から逆に反感を買ってしまいます。

 

『アルハンブラ宮殿の思い出』の最終話はまさにそれで、「ヒョンビンより飲み物の登場シーンが多い」と言われるほどだったんです。

曖昧な結末で不満を感じでいた視聴者たちが、広告シーンが多いことで、より怒りを感じてしまったのでしょうね。

ここまで『アルハンブラ宮殿の思い出』の結末が不評すぎる理由についてお話しました。

すでに放送が終わってしまったドラマを作り直すことも出来ないですし、ファンとしてはすごく残念な思いがあると思います。

ただだからと言って『アルハンブラ宮殿の思い出』が面白くないドラマかという、そうではないと思います。

仮想現実というテーマを扱ったところだったり、全体的な演出、俳優たちの演技は申し分ない作品です。

どんなものなのか気になるという方には、ぜひ『アルハンブラ宮殿の思い出』を見てほしいと思います。

最新韓国情報をLINEで受け取る

友だち追加

この記事のタグ

アルハンブラ宮殿の思い出

オススメ記事