ゾンビが人間を襲い殺害するという奇妙な事件が発生しました。
現場で射殺されたゾンビをコダスで解剖した結果、そこから現在の韓国ではあり得ない「狂犬病」のウイルスを検知したのです。
犯人死亡で事件が解決したと思ったのも束の間、今度は3人の高校生が同じ状態で襲われ、死亡しているのが見つかりました。
しかし今回は狂犬病ではなく、狂犬病を装った殺人だと確信を持ったジヌ。
捜査を進めて行くと、そこには学校で被害生徒たちにいじめを受けていた、1人の学生の存在が明らかとなったのです・・・。
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目次
【序盤】
ゾンビ同好会の会長が撮影した動画に映っていた人物、それは学校でいじめを受けていた生徒・ドヨンでした。
翌日、カン刑事はドヨンの同級生からこんな話を聞きます。
ドヨンには、ジウンというとても仲の良い女友達がいました。
いじめられていたジウンに唯一優しく接してくれていたジウンは、ある日学校の屋上から飛び降りてしまい、植物状態になってしまったというのです。
ジウンは自殺をするような子ではなく、飛び降りた理由もわからないままです。
カン刑事 「ドヨンはいじめられ、ジウンは自殺しようとしたというのに、学校はなぜ何もしないの?」
同級生 「力のない学生に味方してくれる学校なんてどこにあるんですか?いじめていた3人は全員お金持ちの子・・・これ以上説明は必要ないでしょ?」
一方、ドヨンの自宅を訪ねていたジヌ。
ドヨンの母親は重病筋無力症という難病にかかり、寝たきりでほとんど意識もない状態でした。
これまで必死で母親の看病をしてきたドヨン。
そしてそれをいつも手伝っていたのが友達のジウンだったのです。
自殺未遂をしたジウンの父は獣医でした。
母親はジウンが植物状態になった後、精神を病んでこの世を去ったといいます
狂犬病、輸入動物、獣医・・・点と線が繋がり、ジヌはジウンの父親の関与を疑い始めます。
調べを進めると、ドヨンの病気は母からの遺伝だということがわかりました。
ゾンビのように歩く姿が目撃されていたのは、ドヨンが発症している病気のせいだったのです。
最初の事件の犯人・ヨンギルと3人の学生から検出された成分について、詳しいデータが出ました。
その結果、ヨンギルにだけ狂犬病の感染を6倍早める薬品が検出されたのです。
何者かが早く感染させようとこの薬品を投与、狂犬病を偽装したことは間違いありません。
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【中盤】
謎の人物・サンピルは、とある場所に来ていました。
そこにはサンピルが韓国を離れていた間に教会が建っていたのです。
そこに偶然、教会から1人の牧師らしき人物が出てきます。
その顔に見覚えがあったサンピルは、ニヤリと気味の悪い笑みを浮かべ、こうつぶやいたのです。
「そうだ、そうだ・・・アイツじゃないか。メイン料理の前に前菜が必要だな・・・」
ジヌの見解通り、この事件はジウンの父親とドヨンによる犯行でした。
カン刑事が父親を連行しようとしたその時、植物状態だったジウンの容体が悪化、彼女はそのまま短い人生を終えたのでした。
ジウンの父親がアジトとして使っていた場所からは、事件に使用された薬品と狂犬病にかかった犬の死骸が発見されました。
取り調べを受けたジウンの父は、動機について語り始めます。
その日も屋上でいじめられていたドヨン、そこへジウンが入ってきてドヨンを助けます。
いじめていた生徒の1人がジウンに文句を言い、突き飛ばした瞬間、ジウンは体制を崩し屋上から落ちてしまったのです。
しかし担任の教員はそれを隠蔽しました。
教師はジウンの父親には「ドヨンは嘘を言っている」と説明し、クラスの全員の口裏を合わせたのです。
誰1人味方になってくれず、本当のことを言ってくれなかったクラスメートたち。
ドヨンの最終目標は、担任とクラスの全員を皆殺しにすることでした。
ドヨンは夜間授業を行っている学校に忍び込み、まず担任教師の首に噛みつきます。
そして次々と生徒を襲って行くドヨン・・・。
ドヨンはぐったりとしている担任を屋上まで運び、そこから落とそうとしていました。
そこへ間一髪、ジヌとカン刑事が駆け付けます。
ジヌ 「ジウンのお父さんから話は聞いたよ。だからこんなふうに恨みを晴らす必要はないんだ!」
ドヨン 「放っといてください!ジウンはただの友達じゃなかった・・・誰かが僕に贈ってくれた天使だったんだ!」
カン刑事 「私たちを信じて!必ず真実を世界中の人に伝えるから!」
ドヨン 「いいえ、無駄です・・・もともとこの世界は僕たちのような弱い者を踏みつけても平気な奴らによって変わって来たんですから・・・」
とその時、担任教師が意識を取り戻しました。
事態をすぐに把握した担任は、次の瞬間、ドヨンを屋上から突き落としてしまったのです!
地面にたたきつけられたドヨンは即死でした。
こうして事件は終わりを迎えましたが、ジヌの心には言いようのないやりきれなさが残ります。
ドヨンとジウンが同じ骨堂に入れられたこと、それが唯一の救いでした。
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【終盤】
法医官事務所・コダスチーム。
クヮクチーム長の机の上には1通の封筒が置かれています。
中を開けると、そこには数枚の写真が入ってました。
場面は変わって、サンピルのアジト。
サンピルの前で縛られているのは、先日教会の前で見かけた、あの牧師です。
サンピルは手に持っている釘打ち機(釘を銃のように打つ道具)で、牧師の太ももに釘を数本打ち込みます。
たまらず悲鳴をあげる牧師。
「なぜこんなことをするんですか!あなたは一体誰なんですか!」
しかしサンピルはその問いには答えず、無言のまま今度は牧師の頭に釘を打ち込むのでした。
即死した牧師の死体に向かいサンピルはこう言います。
「だから、答えるのが面倒くせーっていっただろ!」
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【神のクイズ リブート 4話の感想】
やっぱり・・・今回もめちゃくちゃ悲しいお話でした・・・。
でも前回の事件は悲しいとか可哀想という気持ちが多かったのですが、今回は悲しいながらもものすごく怒りを感じます。
なぜ力のある者たちは、静かにつつましく暮らしている弱者を放っておいてくれないのでしょうか?
母の看病、そして遺伝による発症・・・たった1人の友達まで殺されたドヨンの人生は一体何だったのでしょう?
そう考えると、現実の話ではないのにとても心が重くなりました。
そんなドラマの中で唯一心を癒してくれるのは、あのナム刑事のキャラクターです。
緊張すると下っ腹が張ったり、人前で捜査の進捗を発表する時はサングラスをかけないと喋れないなど、本当に可愛いキャラクターです♪
心なしか、ジヌと行動を共にするようになって、少しずつ頼もしくなっている気もしますし・・・。
そういえば今回、ジヌがしょっちゅうスンビンと会っていることにカン刑事がやきもちを焼くシーンがありました。
いつも強くてしっかりとしているカン刑事ですが、こんな可愛くて女性らしい一面も持っていたんですね!
次回はどうか悲しいお話じゃありませんように・・・。