イギリスの名作ドラマ「時空刑事1973ライフ・オン・マーズ」をリメイクした本作品は、現代から1988年にタイムスリップしてしまった科学捜査隊の刑事・テジュが、過去で2018年と酷似する事件に遭遇するというお話です。
果たして現代と過去の事件は、どんなふうに繋がっているのでしょうか?そして、テジュは現代に帰ることが出来るのでしょうか?
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目次
【序盤】
線路の上を走っている少年の後ろ姿・・・遠い昔、子供の頃の思い出だろうか・・・。
電話が鳴り、夢から覚めたハン・テジュ。
電話は母親からで、仕事が忙しければ父の法事には来なくてもいいという内容でした。
広域捜査隊のエースだったテジュでしたが、内部告発をしたことによって、現在は科学捜査隊に移動になり、現場からは離れていました。
そんなテジュのもとを、元婚約者で検事のソヒョンが1年ぶりに訪ねて来ました。
ぶっきらぼうな態度を取るテジュですが、ソヒョンは「どこか雰囲気が良いお店で食事しない?」と勝手に車に乗り込みます。
ソヒョンが案内して到着したのは、なんと殺人事件の現場。
テジュは一言、「レストラン、雰囲気いいじゃないか。」
その事件は「マニュキュア殺人事件」と呼ばれていて、若い女性を殺害後、爪に赤いマニュキュアを塗るという連続猟奇殺人事件でした。ここはマニュキュア殺人事件、7人目の被害者イ・スンヒの家だったのです。
ソヒョンはテジュをここに連れてきた理由について話します。
「容疑者は半月前に逮捕され、心証は確かなの。でも物証がない。現場からは指紋もDNAも出なかった。あいつは自分で指を噛んで、指紋まで消してしまったのよ。」
そしてこう付け加えました。
「だからあなたの能力が必要だったの。この事件を解決すれば、現場に復帰できるはずよ。」
事件の捜査に協力することにしたテジュは、科学捜査を始めます。
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【中盤】
裁判当日、法廷。
マニュキュア殺人事件の犯人キム・ミンソクは、被告席でニヤニヤ気味の悪い笑みを浮かべていました。
捜査によって決定的な証拠をつかんだはずのテジュでしたが、同時にカモフラージュと思われる証拠も見つかっていたのです。
テジュはそのことを法廷で正直に証言してしまい、結局ミンソクは無罪となってしまいました。
ニセの証拠について証言したことについて、ソヒョンはテジュに対し怒りをあらわにします。
そこへミンソクが通りかかり、ソヒョンにニヤニヤ笑いながらこう言います。
「検事さん、笑うと可愛いよ。赤いマニュキュアが似合いそうだ。」
そしてテジュに対しても「どこかで会ったことがある気がするんだけど」と言い、意味深な笑みを浮かべるのでした。
ミンソクが釈放されて何日か経ったある日、テジュのもとにとんでもない連絡が入ります。
ソヒョンがミンソクに拉致されてしまったと言うのです!
ソヒョンの捜索に加わるため、インソン市へ向かうテジュ。
とある古めかしい住宅街で、気になる住宅を発見します。
その住宅には、門に十字架がかかっていました。
中に入ってみようと門に手をかけたテジュですが、その時「キム・ミンソクがいたぞ!」という捜索隊の声がし、テジュもそちらの方へ向かいます。
ミンソクを発見し、追いかけるテジュ。
狭い路地で、とうとうミンソクを捉えました!
テジュはミンソクに馬乗りになり、襟首をつかむと「ソヒョンはどこにいるんだ!」と問いただします。
それに対し、ミンソクはこんな奇妙なことを言うのです。
「思い出したよ、お前のその怯えた表情・・・ハン・テジュ、お前が誰だか思い出したよ。
わからないのか?よく見ろよ・・・俺が誰なのか。クックックッ・・・よく覚えとけよ。」
するとその時、テジュは何者かに後ろから銃口を突き付けられます。
もう1人、共犯がいたのです。
その間に「また会おう」と言い残し、逃げて行くミンソク。
そしてテジュは・・・頭に銃弾を受けて倒れてしまいます。
なんとか立ち上がったテジュでしたが、しかしその直後、今度は車に轢かれてしまいます。
大量の血を流し、暗い道路の上で倒れるテジュ・・・。
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【終盤】
テジュはまた夢を見ていました。
線路の上を歩いている子供・・・そして突然、赤いマニュキュアの手がフラッシュバックします。
テジュが目を覚ますと、そこは1988年のインソン市でした。
30年前にタイムスリップしてしまったのです。
街並みも、人々の服装も、走っている車も全部レトロ感たっぷりで、テジュは到底この状況を理解することができません。気付けば、撃たれた傷も、轢かれた時に流れた血も無くなっていて、体に何の異常も無いのです。
「これは一体どうなっているんだ?俺は確かにキム・ミンソクを追っていたのに・・・夢でも見ているのか?」
そう心の中でつぶやきながら、テジュはフラフラと街をさまよっている途中、通りの向こうにミンソクらしい男の姿を見たのでした!
男を追いかけ、捕まえたテジュでしたが、その男はミンソクではありませんでした。
そして挙動不審だとして、逮捕されてしまいます。
インソン市西部警察 警察署内。
取り調べを受けていたテジュ。そこへ強力班のカン・ドンチョル係長が入って来ました。
違う事件の犯人と誤解したカン係長は、いきなりテジュに蹴りを入れます!
応戦するテジュ。
署内はもう、てんやわんやです(笑)
テジュはさらに追い打ちをかけるように、自分はソウル地方警察庁・科学捜査隊に所属していると言ってしまいます。
この時代は“警察庁”ではなく“ソウル特別市警察局”だったため、嘘をついていると思われ、またしても殴る蹴るの大騒ぎです(笑)
その時、偶然テジュのポケットから1枚の紙が落ちました。
ナムシク刑事が拾い上げると、それはテジュをインソン市西部警察・強力班所属に任命するという書類だったのです。
そこへ強力班の紅一点、ユン・ナヨン巡査が入って来ます。
強力班のメンバーはナヨン巡査のことを「ミスユン」と呼び、コーヒーや洗濯などの雑用を頼みます。
突然耳鳴りがして、おかしな声が聞こえるテジュ。
“血圧が下がっています!出血がひどい!聞こえますか、ハン・テジュさん!”
意識がもうろうとして、フラフラと歩き始めたテジュは、道路に飛び出し、車に轢かれそうになったところをユン巡査に助けられます。よく見ると、テジュの耳から血が流れていました。
不思議なことに、この1988年の世界には、テジュの家が警察の社宅として用意されていました。
テレビには1988年の人気ドラマ「捜査班長」が映し出されています。
突然、テレビの中のチェ・ブラム(韓国の有名な俳優)がテジュに話しかけてきました。
あり得ない出来事に、テジュは「これは夢だ、夢に違いない」と自分に言い聞かせ、そのまま眠りに落ちてしまうのでした。
翌日、朝からけたたましくドアを叩く音で目が覚めたテジュ。
訪ねてきたのはカン係長でした。
カン係長に連れられて、やってきたのは殺人現場。
マスコミや、やじ馬がたくさん集まっています。
狭い路地には、若い女性の遺体が横たわっていました。
なんとその爪には、赤いマニュキュアが塗られていたのでした!
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【ライフ・オン・マーズ 1話の感想】
1988年にタイムスリップしてしまったテジュですが、現代のテジュは一体どうなってしまったのでしょうか?
猟奇殺人というシリアスなテーマだけでなく、88年度のインソン市西部警察署の仲間たちと繰り広げる、ドタバタでハチャメチャな掛け合いがとても面白く、思わず笑ってしまいます。
愉快でスリリングな「ライフ・オン・マーズ」、これから起こる事件の成り行きが、とっても気になるドラマです!