テジュはとうとう88年当時に住んでいた家を探し当てました。
そしてそこで幼い日の自分を見たのです。
今回はテジュの叔母さんがストーカー事件に巻き込まれてしまいます。
叔母さんの家を訪ねたテジュは、そこで当時叔母さんと一緒に暮らしていた自分の母親と出逢うのでした。
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目次
【序盤】
家で寝ているテジュ。夢を見ています。
またあの夢でした。
幼いテジュが線路を走って行き・・・その後ろから誰かが追いかけてきます。
すると突然、断片的に何かが見え始めます。
暗いトンネルの中で泣いているテジュ・・・誰かに殴られ、血だらけの女性を穴から覗いているテジュ・・・その女性の爪には赤いマニュキュアが塗られています・・・
遠くでテジュを呼ぶ声が聞こえます。カン係長が訪ねて来たのです。
いくら呼んでも返事がないので、無断で部屋に入って来たカン係長は、部屋の中の異様な匂いに気付きます。
「練炭ガスだ!!」
夢を見ていたテジュは、一酸化炭素中毒で意識がもうろうとしていたのです。
カン係長は、テジュをすぐに保健所に連れて行き、治療を受けさせます。
幸いにも大事には至りませんでした。
帰り際、カン係長はテジュに「家族はいないのか?何かあったら連絡しないとならないじゃないか。」と聞きます。
テジュ 「母が1人います。父は幼い時に亡くなりました。」
カン係長 「どうして?」
テジュ 「外国で働いていて、事故に遭ったと聞いています。」
それを聞いたカン係長が、少し同情するような表情を見せ立ち去ろうとした時、テジュが後ろから小声でこう言います。
「ありがとうございました。」
わざと聞こえないフリをして、もう1度聞こうとするカン係長。
「死ぬ目に遭って、やっと人間になったか?(笑)」
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【中盤】
テジュの叔母さんハン・マルスクさんより、泥棒の被害にあったと通報が入ります。
化粧品販売員のマルスクさんは、販売トラブルで警察署に呼ばれた際に、面識があったテジュを捜査担当に指名していました。
というより、本当はテジュがイケメンだったから指名したという感じです。
このころテジュの母は美容室を営んでおり、そこで母とテジュ、そしてマルスクさんと3人で暮らしていました。
テジュが事情を聴こうと美容室に行くと、そこには若き日の母がいたのです。
叔母さんのマルスクさんは、先日警察署で見た、活発で威勢の良いイメージとは全く逆で、その日は疲れて元気が無さそうに見えました。
それもそのはず、もう風邪が1ヶ月も治らないのだと言います。
そしてマルスクさんから聞いた事件の概要は、何ともおかしなものでした。
風邪の薬を飲んで、寝室で寝ていたマルスクさんは、夜中に異様な気配を感じて目を覚まします。
すると真っ暗な部屋の片隅で、膝を抱えながらじっとこっちを見ている男がいたのです。
目を覚ましたのがバレると危険だと思ったマルスクさんは、目を閉じていました。
すると男は近づいてきて、マルスクさんの顔を覗き込んだのです。
あまりの恐ろしさに悲鳴を上げるマルスクさん。男はそのまま逃走してしまいました。
その後、部屋の中を見ると、おかしなことがわかったのです。
マルスクさんの洗濯物がキチンとたたまれていて、部屋の中も整理されていました。
男が侵入したのに、取られたものは何1つなかったのです。
その他にも変なことがありました。
ここ1ヶ月ほど、マルスクさんが家に帰って来る時間を見計らって、無言電話がかかってきていたというのです。
テジュとカン係長が家の周辺を調べてみると、塀の上に刺さっていたガラスに犯人のものと思われる血が付いているのを発見しました。
(この時代、防犯のため割れて先が尖った瓶などを塀に埋め込んでいました。)
署に帰って調べを進めると、4ヶ月前にも同じような事件が起こっていたことがわかりました。
イ刑事は、「別に何も取ってないんだから犯罪にならないのでは?」と言います。
テジュ 「これは明確なストーカー犯罪です!」
カン係長 「何?ストッキング?!」
そしてとうとう、2人の被害者の共通点を見つけたのです!
被害者は2人とも、ストーカーを受けていた時に“具合が悪かった”のです。
すると2人の薬に問題がありそうなことがわかってきました。
しかし、保健所では薬の成分を鑑定するには数日かかるといいます。
それまで待てないカン係長は、なんとその薬を1番年下のチョ刑事に飲ませてしまったのです!
すぐに深い眠りについてしまったチョ刑事、ビンタしても起きません。
これによって、無事に(?)薬に必要以上の睡眠薬が入れられていたことが判明、容疑者として2人の薬を調合していたトンソン薬局のパ・ギョングンという男がマークされることになりました。
そしてギョングンの血液と、マルスクさんの自宅の塀に付いていた血液が同一人物の物であることがわかり、容疑は決定的なものになりました。
しかしすぐに逮捕すると執行猶予がついてしまう可能性が高いため、マルスクさんにも協力してもらい、おとり捜査で現行犯逮捕をする作戦を取ったのです。
強力班の女性巡査・ユン巡査の活躍により、無事にギョングンを逮捕することができました。
しかしユン巡査は犯人に数発殴られて、顔に傷が出来てしまったのです。
「無茶するな!正気かよ、まったく!女1人で大怪我でもしたらどうするんだよ!。」
大声で怒鳴るカン係長、これでも心配してるつもりなのです・・・。
一方、テジュはユン巡査にこう言いました。
「大丈夫ですか?・・・よくやったね。」
ユン巡査は嬉しそうに微笑みました。
署に戻ったカン係長は、ギョングンの取り調べをユン巡査に任せます。
これまでは雑用やコーヒーを頼まれることしかなかったユン巡査が、警察官としてカン係長に認められた瞬間でした。
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【終盤】
その日の夜、テジュの自宅にカン係長がやってきました。
「何の用ですか?」とぶっきらぼうに聞くテジュに対し、「これを届けに来たんだ。」と風呂敷包みを渡してすぐに帰ってしまったカン係長。
本当は今朝、練炭ガス中毒になったテジュを心配して様子を見に来たのでした。
現代人のテジュは練炭の扱い方をよく知らず、不完全燃焼を起こしていたのです。
カン係長の持って来た風呂敷包の中は、3段重ねの重箱でした。
義母の誕生日のごちそうを包んで持って来てくれたのです。
中には手作りのごちそうがびっしり詰まっていて、マッコリも入っています。
少し微笑んだテジュは、料理を美味しそうにほおばるのでした。
翌日、署に新たな通報が入ります。
ハワイルームサロンでロータリー派が賭博をやっているというのです。
ロータリー派とは、この辺りを拠点としている詐欺集団で、なかなかシッポを掴ませないため、全容がまだ見えていないグループでした。
強力班が現場に着いた頃には、ロータリー派のメンバーはすでに逃げていましたが、関係があると思われる女がトイレに立てこもっていました。
カン係長は、上から水をかけて、女にドアを開けさせます。
すると中からは女だけでなく、男も1人出てきました。
その男の顔を見た瞬間、テジュは声を失ってしまいました。
なぜなら、その男は外国に働きに行ってるはずのテジュの父親だったからです!
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【ライフ・オン・マーズ 5話の感想】
物語も中盤に突入し、テジュの家族が次々と登場し始めました。
マルスクさんはテジュの叔母さんですが、88年ではテジュよりずっと年下なので、なんか不思議な感覚です。
しかもマルスク叔母さんは、それがテジュとも知らず(当たり前ですが)、けっこう積極的に攻めてきます(笑)。
そしてだんだんわかってきたのは、カン係長のやさしさです。
普段は言葉も悪いし、容疑者にはすぐ暴力をふるいますが、本当はとても優しく情の深い人なのです。
1人身のテジュに手料理を持って来たカン係長に、ちょっと感動してしまいました。
外国に行っているはずのテジュの父親は、なぜ家族に嘘をついているのでしょうか?
賭博現場に現れた父は、家族に隠れて悪いことをしているのでしょうか?
次回が気になって仕方ありません!