誰もが羨む完璧な人生を送っていたウギョンでしたが、ある日男の子を車で轢いて死亡させてしまうという事故を起こしてしまいます。
しかし事故の直前ウギョンが目撃したのは男の子ではなく、緑色のワンピースを着た女の子の姿でした。
一方、自分の子供に火をつけて殺したという悪女・ジヘは出所して3日目に殺害されてしまいます。
その重要容疑者であるヨンテの実家に向かった刑事のジホンは、そこで血だらけで倒れているヨンテの姿を発見、その横にはナイフを持った若い女が立っていたのでした。
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目次
【3話 前半】
ジホンに取り押さえられた女は、自分はジホンと同じ課に配属された警察なのだと訴えます。
名前はチョン・スヨン、彼女は今日から協力係チームに配属されたジホンの部下でした。
そのころ、ウギョンは死んだ子供の絵の裏に書かれていた詩について調べていました。
ウギョンはその詩に聞き覚えがあったのです。
“太陽と空の光
癩病(らいびょう)患者は 悲しみ
麦畑に月が昇れば 子供を1人食べて
花のように真っ赤な涙を流し 一晩中泣き続ける”
スヨンがなぜヨンテが死亡した時にナイフを持っていたのか?
その真相はこうでした。
初出勤したスヨンは、無線で聞こえてきたヨンテの居場所にバイクで向かい、ジホンより一足先にヨンテの実家に到着していました。
その時、家の中からただ事ではない男の声が聞こえたため家に入ったのですが、そこで見たのは自分の体をナイフで刺しているヨンテの姿でした。
ヨンテを止めようとしたスヨンはもみ合いとなり、その時にジホンが入ってきたのです。
解剖の結果、ヨンテは8ヶ所も自分の体を刺して死亡していました。
不思議なことに着ていた服には1~2ヶ所しか穴が開いておらず、それから考えるとヨンテは服をめくった状態で自らの腹部を刺したことになります。
ヨンテは遺書も残しており、そこには“自分の子供を殺した悪魔を処断した”と書かれていました。
ジヘが殺害された当日、ヨンテが灯油を買った事実も判明し、ジヘ殺害事件は容疑者自殺ということで幕を閉じたのです。
しかしジホンはどこか解せない様子です。
同じくスヨンもこの事件の結末には疑問を持っているように見えます。
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【3話 後半】
同じころ、ウギョンは先輩の精神科医師に死んだ子供が残した絵を見せていました。
その絵には家族と思われる人物や背景が描かれていたのですが、母親にはイヤリング、父親にはネクタイや腕時計が描かれているにもかかわらず、本人と思われる男の子には口が描かれていなかったのです。
これを見た先輩医師はウギョンと同じ分析結果を出しました。
この子は両親からも世間からも関心を持たれていなかったのです。
ウギョンは気付いていませんでしたが、先輩医師はこの絵に妹も描かれていると言います。
確かに背景の木の上に人間の顔らしきものが描かれていますが、その顔には色がついていませんでした。
それを見た瞬間、ウギョンはあの緑色のワンピースを着た女の子を思い出したのです。
「妹・・・そうよ、妹だわ。」
死亡した男の子には妹がいるに違いないと直感したウギョンは、絵の下に押されていたスタンプから男の子の手がかりを探そうと警察に協力を求めます。
ウギョンは夫にも協力を求めましたが、ミンソクはそれを拒否します。
以前、ウギョンの妹セギョンが植物状態に陥った時、罪悪感からウギョンもまた半年間にわたり抜け殻のようになってしまったことがあったのでした。
ミンソクはウギョンがまた同じことを繰り返すのではないかと考えたのです。
そんな矢先、幼稚園からウンソがいなくなってしまうという事件が発生しました。
警察にも通報し、あちこち探し回るウギョンとミンソク。
ウギョンが何かに引き寄せられるように園内にあるビニールハウスの扉を開けると、見知らぬ若い男性と楽しそうに遊ぶウンソの姿を発見したのです、
怒ったウギョンはその男性の頬を平手で殴ります。
その瞬間、下腹部に激しい痛みを感じ、その場に倒れ込むウギョン・・・。
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【4話 前半】
6ヶ月後、家にはウギョンとミンソク、ウンソの3人の姿しかありません。
妊娠していた子供は死産だったのです。
そのせいか、ミンソクの表情は以前とは違い不自然に見えます。
ウギョンは明日から仕事に復帰することになっていました。
半年前に起こした事故について、ついに両親が現れなかったため不起訴になったウギョン。
何もかも忘れて、今後は家族のことだけを考えようと決心します。
場面は変わって、とある駐車場。
車の中から男性の遺体が発見されます。
男性の名前はアン・ソグォンといい、車内からは「すいませんでした」と書かれた遺書も発見され、状況から自殺と判断されました。
仕事に復帰したウギョンの最初の面談児童は、あのシワン少年でした。
今度は友達を階段から突き落とし、大けがを負わせていたのです。
面談の際、シワンに「子供は生まれたの?」と聞かれ、精神的に動揺したウギョンは旦那に電話をし、これから会いたいと言います。
仕事が遅くなると断ったミンソクでしたが、ウギョンは電話の後、すぐに退勤するミンソクの車を目撃し後を追います。
ミンソクが向かった先、それはヨンジュが住む家でした。
仲睦まじいミンソクとヨンジュの姿を見たウギョンは怒りを抑えきれなくなり、ゴルフクラブでミンソクの車を破壊し始めました。
そこへ偶然ジホンの車が通りかかり、ジホンはウギョンを止めに入ります。
側でその様子を見ていたミンソクは、ウギョンと目が合った時にヨンジュをかばう仕草を見せるのでした。
パニックを起こしているウギョンを落ち着かせるジホン。
その甲斐あって、ウギョンは徐々に落ち着きを取り戻していきます。
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【4話 後半】
ソグォンの妻に確認を求めたところ、駐車場から発見された死体はソグォンに間違いないことが判りました。
ソグォンと妻はこれまでかなり貧しい生活を送ってきた様子で、料金も払えず携帯電話も持っていない状態でした。
しかしソグォンの車の中からは新聞紙に包まれた300万ウォンの札束が発見されていたのです。
その事実を知った妻は急に顔色が変わります。
「刑事さん、あのお金は全部私にくれるんですか?」
捜査が終われば遺留品は妻に返されると聞いた妻の表情はみるみる明るくなり、とても嬉しそうに見えます。
スヨンは遺留品を調べているうちに、札束を包んでいた新聞紙に詩のような文句が書かれていることに気付きます。
“獣のような微笑みは 泣くことのように甘い”
警察署から戻ったソグォンの妻は、家じゅうの引き出しをかき回して保険証書を見つけます。
大事そうに証書を抱きしめる妻、そこに娘が帰ってきます。
「お母さん、何しているの?」と聞く娘に、妻はこう答えます。
「ソラ!お父さん、死んでしもうたわ!」
そしてこらえ切れず、高らかに笑いだすのでした。
一方、家に戻って来たミンソクと口論になったウギョンは、台所から包丁を持ち出してミンソクに向かおうとします。
そのとき、また緑のワンピースを着た女の子が現れたのです。
驚いてその場に座り込むウギョンそばに来た女の子は、彼女の頬に両手を当てます。
それはまるで女の子がウギョンを慰めているかのように見えるのでした。
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【赤い月 青い太陽 3、4話の感想】
なんかものすごくドロドロしてきましたね~。
ソグォンが死んだにもかかわらず、悲しむどころか保険証書を抱いて大笑いをする妻、めちゃくちゃ怖かったです。
妊娠をしていたウギョンの子供は結局生まれて来ませんでしたね。
それまでは不倫はしていたものの、家では良き夫だったミンソク。でも子供が死産したあとはその表情も明らかにぎこちなくなり、不倫にも拍車がかかったのではないかと想像できます。
それにしても、緑のワンピースを着た女の子は一体誰なのでしょうか?
ソグォンの妻とウギョンがこれからどう関わり合って行くのかにも注目したいですね。