ジヘの事件は犯人の自殺、そして車の中から死体で発見されたソグォンもまた自殺の可能性が高いと判断した警察。
しかし2つの事件の現場から同じ詩の一節が見つかったことにより、ジホンは本当に自殺かどうか疑問を抱いていました。
そんな中、ウギョンの事務所で偶然また同じ詩を目撃したジホン。
ジホンは詩の裏に描かれている絵を描いた子について聞きますが、それに対しウギョンは「その子はもうこの世にいない」と答えるのでした。
緑のワンピースを着た少女が天井を指さしたことにより、ウギョンはまるで導かれるかのように上の階にある倉庫に入って行きます。
そこでウギョンが見たもの、それは壁一面に書かれた赤い文字と、ミイラ化した女性の遺体だったのです。
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目次
【7話 前半】
防犯カメラの画像から、睡眠薬を買ったのは死体で発見されたソグォン本人だということがわかり、この事件は完全に自殺ということで捜査が終了しました。
ウギョンが発見した遺体は、倉庫の中が薄暗く涼しい環境だったためか、完全にミイラ化しており、死後1ヶ月以上は経っていると思われました。
この女性は身分証から名前がイ・ヘサンと判明、喘息患者だったらしく、死体の側には吸入器が落ちていました。
現場に駆け付けたジホンは、第一発見者のウギョンに話しかけます。
しかしウギョンには死体よりも気になることがあったのです。
ウギョン 「見ましたか?壁の詩を?」
ジホン 「あれは詩だったんですか?」
壁には赤いペイントで、“腐って崩れて落ちていく肉 それは罪の重さ”と書かれていたのです。
するとスヨンが横でこんなことを言いました。
スヨン 「もともとは“その肉の重さ”なんですが、壁に書かれた文字は「肉」の部分が「罪」に書き換えられていました。」
人の死の場面にいつも詩がある・・・それは偶然ではないとジホンに訴えるウギョン。
しかしジホンは、「2つの事件が自殺と判明した今、それは偶然と考えるのが妥当だ」とウギョンに言うのでした。
死体を発見してウギョンが精神的に動揺していると判断したジホンは、その日ウギョンの車を運転して家まで送ることにしました。
そしてその途中、ウギョンが離婚したことを聞いたのです。
そのころスヨンは、謎の人物・ウンホから事件について話を聞いていました。
この人物は、以前ウギョンの娘・ウンソが行方不明になった際、幼稚園のビニールハウスでウンソと一緒に遊んでいた人物でした。
ウンホは変死体が発見された文化センターの夜間の見回りをするという条件で、この建物に寝泊まりをしていたのです。
ウンホの部屋には子供を描いた絵やおもちゃがたくさんありました。
そのことに対しウンホは、時々文化センターの子供たちが遊びに来るからだとスヨンに説明します。
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【7話 後半】
植物状態で寝たきりの妹・セギョンの病室を訪れたウギョンは、夫と離婚したことを母親に告げます。
しかしどうしたことか、母親はミンソクが浮気した気持ちが理解できると、ウギョンを責めるような言い方をするのです。
その言葉を聞いたウギョンは急に取り乱し、母親に対して声を荒げます。
「セギョンがこうなったのも、夫が女を作ったのも私のせいだって言うの?!」
そんなウギョンに平手打ちをする母親。そのとたんウギョンの様子がガラリと変わり、今度はおびえたように「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝り始めたのです。
母はウギョンに冷たい目線を浴びせると、そのまま病室を出て行ってしまいました。
病室での一件があった帰り道、ウギョンは公園で1人ベンチに座っているシワンに声をかけます。
するとシワンは変なことを言い出しました。
シワン 「あそこから死体がでたんでしょ?あの子の死体は?」
ウギョン 「え?あの子?」
シワン 「いつも絵ばかり描いている子だったよ。」
おかっぱでまん丸い目の女の子・・・そう、シワンが言っている「あの子」の特徴は、ウギョンが見た緑のワンピースの少女にそっくりなのです。
一方、警察で夫の死体の引取りを拒否するドンスク。
引き取れば葬式をあげなくてはならず、その費用を出すことが出来ないというのが拒否の理由でした。
シワンの話を聞いたウギョンは、あの少女が変死体の女性の娘ではないかと考え始めます。
そこでジホンから変死体女性のことについて聞き出そうとするウギョンでしたが、その女性は孤児だったため、娘どころか家族すらいなかったのです。
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【8話 前半】
警察から夫の遺品を返してもらったドンスク。その中には300万ウォンの札束も入っていました。
自殺として処理されたことを聞いたドンスクは、ウギョンに電話をかけます。
「先生の言う通り、夫が死んだからとっても気分がいいわ!」
ドンスクは電話でそう話すと、最後にこんなおかしなことを言うのでした。
「すべて先生のおかげです!」
変死体が見つかった現場から子供がいたという証拠の品を見つけたウギョンは、ジホンに子供を探すよう訴えます。
しかしウギョンの話にまったく取り合おうとしないジホン。
そんなジホンに対しウギョンは、人の死と詩の他にもう1つ共通点があると言い出します。
ウギョン 「子供です・・・死と詩、そしてそこには必ず子供がいるんです!」
それまでウギョンの話に耳を傾けようとしなかったジホンでしたが、変死体で発見されたヘサンの解剖結果を聞いて愕然とします。
なんとヘサンには過去に出産した形跡があったのです!
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【8話 後半】
戸籍上、ヘサンに家族や子供はいませんでしたが、以前結婚していたことがありました。
ウギョンはヘサンに本当に娘がいなかったのかを確かめに、1人で元夫が暮らす家を訪ねて行きます。
元夫は人里離れた場所で食用の犬を育てて生計を立てていました。
娘はいなかったと話す元夫でしたが、家の中にクレパスで描かれたいたずら書きがあるのを見逃さなかったウギョン。
元夫が席を外した隙に外にある小屋に忍び込むと、そこで子供がいたと思われる決定的な証拠を見つけたのです。
ところがその直後、元夫に見つかってしまったウギョンは殴られた上、不法侵入で警察に通報されてしまいます。
ウギョンの無謀ともいえる行動を不思議に思ったジホンは、そこに何か理由があるのではないかと考えました。
そしてついにウギョンは、ジホンにあの少女のことを話し始めます。
ウギョン 「そこに死体があるって教えてくれたんです、あの子が・・・」
その翌日、ウギョンのもとにジホンから「子供が見つかった」と連絡が入ります。
その子とヘサンはDNAも一致していました。
場面は変わって、公園のベンチに座っているシワン。
その横にはウンホがいました。
シワン 「お兄さんと一緒に絵を描いていた女の子はどこに行ったの?最近見かけないから死んだのかと思ったよ。」
無言のまま、少しだけ微笑むウンホ。
同じころ、子供が見つかったという知らせを聞いたウギョンとジホンは、その子が保護されている施設を訪ねていました。
院長室で待たされていたウギョンは、そこでムンドゥンイの詩が描かれている額を発見します。
その額はまるで隠されるかのように、机と壁の間に挟められていたのです。
その時、ドアが開いて院長が入ってきました。
院長に連れられてきた女の子・・・ああ、やはりその子は緑のワンピースを着たあの少女だったのです!
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【赤い月青い太陽 7、8話の感想】
緑のワンピースを着た少女は変死体で発見されたヘサンの娘だったんですね・・・。
すると、もしかするとウギョンが車で轢いてしまった男の子もヘサンの子供なのでしょうか?
たしか解剖医の見解では、「ヘサンは1度以上の出産を経験している」と言っていたはずです。
それにしても元夫と結婚するまで、孤児でホームレス生活をしていたというヘサン、そんな境遇の女性がこの物語にどう関わってくるのか?そのあたりも気になるところです。
そういえば、ウギョンと母親の関係も何かありそうな雰囲気です。
ウギョンに見せた母親の冷たい目線には、自分の子に対する愛情が微塵も感じられませんでした。
このドラマには根底に「子供に対する虐待」というテーマがあると思うのですが、もしかしたらウギョンも子供の頃は母親から虐待を受けていたのかも知れませんね。
謎ばかりではなく、ドロドロの人間関係にも注目したい「赤い月青い太陽」、これからの展開に注目です!