今回はゴールデンタイムチームがゾンビを相手に事件を解決するという、ボイスシリーズの中でも異色の事件です。
グォンジュの絶対聴力と、ガンウの現場プロファイリングは幽霊を捕まえることができるのでしょうか?
一方、ガンウが殺人を犯したという密告メールを受け取ったグォンジュは、ガンウについても調べ始めます。
やっとお互いを信頼し始めたように見えた2人の関係は、このまま壊れてしまうのでしょうか?
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目次
【序盤】
インターネットの個人放送「コ・ダウィのXファイル」を撮影中に、ダウィと撮影者がゾンビに襲われたという通報を受け、現場に駆け付けたガンウ。
廃墟を捜索しているうち、いつの間にか無線の届かない場所まで来てしまっていました。
真っ暗な地下室で懐中電灯の光に映し出されたのは、スプーンと着火ライター、そして薬物のようなピンクの粉・・・。
そのとき突然幻覚のようなものが見え、ガンウは倒れてしまいます。
ガンウが見た幻覚、それは暗い地下室の壁に浮かび上がる日本語の新聞記事・・・そして幼い女の子の映像。
女の子はガンウに日本語で話しかけます。
「しょうくん、あそぼ。私しょうくんのこと好き。」
そのころ、グォンジュの携帯に正体不明の人物から写真とメールが届きます。
その内容は、3年前の殺人は自分とガンウが一緒にやったというものでした。
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【中盤】
地下室で倒れているところを発見されたガンウは、出動班のメンバーに「転んだ」と嘘をつきます。
そして倒れる前に発見した薬物のようなものを採取するよう、メンバーに指示しました。
ゾンビが現れた建物のすぐ近くで、今度はタクシー運転手がゾンビに首を噛まれたという通報が入ります。
ガンウは地下室で発見した粉と現場の状況から、ゾンビは本当の幽霊ではなく、麻薬中毒患者ではないかと考えました。
すると現場から発見された粉は「ピンクソルト」という超強力な麻薬で、使用すると攻撃性が強くなることから“ゾンビ麻薬”と呼ばれていることがわかったのです。
そのときガンウたちの後ろでは、先ほど地下室から救出されたダウィが、また性懲りもなく携帯で撮影しながらネット放送を続けていました。
ガンウ 「さっきの女を知っているのか?」
ダウィ 「ゾンビを知ってる人なんているの?」
人を食ったような態度で答えるダウィに、ガンウはピンクソルトを見せながらこう聞きます。
「じゃ、コレは知ってるか?」
「知らない!僕は被害者です!」ダウィはそう答えますが、明らかに挙動不審な態度にガンウも何かを感じ取ります。
調査を進めていくと、このゾンビと思われていた人物はチョ・アジンという20歳の女性で、失踪届が出ており、薬物に関しては前科が無いということが判明しました。
これを聞いたガンウは、「20歳の女性がいきなりピンクソルトのような強い薬をやるとは思えない」と考えます。
そしてさっき見た地下室の様子を思い出します・・・。「まさかダウィが麻薬を捨てたのか!」
ダウィが相棒のワンコと一緒にネット放送をやっている目的、それは視聴者からピョルコインを集めることでした。集めたピョルコインはお金に換金できるのです。
ガンウの推理通り、この2人はネット放送前にアジンにゾンビのようなメイクをし、ピンクソルトを吸引させていたのでした。
そうすることによって、リアリティのあるゾンビ映像を撮れると思ったのです。
そのころダウィは仲間がやっているバーに来ていました。
そしてアジンもまたそのバーに来てしまったのです。
アジンはここまで来る途中、タクシー運転手や通行人などの首に噛みついたため、着ている白いワンピースが血に染まり、本当のゾンビのように見えます。
ゾンビのようなアジンが現れたバーは騒然となりました。
ダウィはアジンが自分に復讐するために追ってきたのだと思い、バーを出て自宅のあるマンションに逃げ込みます。
しかしアジンはダウィのマンションまで追って来たのです!
恐怖に怯えるダウィでしたが、リアルな映像が撮れると考え、また携帯のカメラを回しネット放送を始めました。
実はダウィは“レットミースペシャル症候群”という病気でした。
それは目立ちたい、注目されたいという気持ちが強く出てしまう病気で、その症状の1つが幻覚だったのです。
現場に到着したガンウは、ダウィにこう言います。
「しっかりしろ!ゾンビなんていないだろ!チョ・アジンは最初からお前を追いかけたりしてなかったんだ!」
アジンは少し前に、バーでガンウたちに保護されていたのです。
アイドルとしてデビューしたにもかかわらず、あまり注目されなかったダウィでしたが、ネット放送を始めて初めて注目を浴びました。
その喜びを知ったダウィは、さらに人気を高めようと危険な方法を使い、撮影をしていたのです。
逮捕され警察署に移送されるダウィに大勢のマスコミが押し寄せます。
ニュースでも大々的に報じられ、違う意味で有名になってしまいました。
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【後半】
ガンウが殺人をしたという密告メールを受け取ったグォンジュは、ガンウについて話を聞くためにナ係長を訪ねていました。
3年前、事件の容疑者として取り調べを受けていたガンウ。
その理由は、殺人の道具からガンウの指紋が出たことと、目撃者がいたということでした。
ところがガンウは取り調べ中に、付き添いの刑事を殴り脱走してしまいます。
しかもその間に、証拠保管室から事件の証拠である剪定バサミが無くなってしまったのでした。
グォンジュ 「その後、トチーム長(ガンウ)はどうしたんですか?」
ナ係長 「自分から帰って来たよ。何事も無かったかのように。」
そしてナ係長は、あのことをグォンジュに言ってしまいます。
「ト・ガンウが薬を飲んでいることを知っているか?アイツは時々記憶をなくすんだ。」
「え?記憶をなくすですって?」と驚くグォンジュ。
このグォンジュとナ係長の会話は、すべてジェスに盗聴されていました。
場面はジェスのアジトの地下室に移ります。
アジトにあるモニターの1つに、地下室にやってくる会長の姿が映っています。
あの口うるさく、ジェスの悪口を言いふらしている会長です。
ジェスは机の引き出しから、小さな箱を取り出しました。
その箱には何かが書かれています。
よく見るとそこには、“2018.6.15 ファン・マルスン(会長の名前) 舌”と書かれているのでした。
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【ボイス2 7話の感想】
今回気になったのは、冒頭でガンウが見た幻覚です。
飲んでいる薬の副作用でしょうか?
それにしても、その幻覚が日本の新聞記事と日本語を話す女の子というのがとても気になります。
ガンウの過去と何か関係あるのでしょうか?
そしてダウィ!
アイドル時代に大きく注目されなかったことが原因で起きた今回の事件ですが、皮肉なことに逮捕されて全国民が知る有名人になりました。
幽霊相手にどうなるのか?と思いましたが、さすがゴールデンタイムチーム!今回もスピード解決でした!