代理手術の件がバレた副院長。
それについて話すク社長と審査員であるジンウの弟、ソンウ。彼は代理手術について語ります。
ソンウ「代理手術がなくならない根本的な理由は、その代価がゆるいからです」
ソンウ「資格停止何ヶ月で終わりです」
ソンウ「それなのに、クビにするんですか?副院長級を?」
ク社長「まぁ、級が問題になるんでしょうか」
ソンウ「私の経験ではいつもです」
ク社長「じゃぁ、自分の足で出なきゃね」
ソンウ「司法処理は?」
ク社長「サンコク大学から離れた後に」
ク社長「私にとっての問題はサンコク大学の看板にまたも泥がつくのか?否か?」
ク社長「つかないことにしましょう」
ク社長「釜山にもあるでしょう?」
ク社長「そこを先にできないんですか」
ソンウ「代理手術が行われたのは誰がどう見てもここです」
ソンウ「いつ報告され、いつ知らされてもサンコク大学が問われるのは避けられません」
ク社長「…それは、我々が懲戒処分を行って、問題のある医者を追い出した後なんですよ」
ク社長「見逃すことなどなく」
ク社長「自警のあとに」
そう、せめてサンコク大学病院が自ら副院長を処分した後に、副院長の代理手術を報告してくれと頼むク社長。しかし、ク社長は別にわざわざソンウに頼む必要はないのです。
業務忌避申請というものがあります。評価院の身内が審査対象の病院にある場合、業務忌避ができます。今回、審査員であるソンウの兄弟が病院の専門医であるから、業務忌避ができる状態です。それでもそんな裏技を使わず、ソンウに頼み込むク社長です。そんなク社長にソンウも頼みをします。
ソンウ「私にも頼みがあります」
ソンウ「我々の機関でも患者の情報を売ったことがあります」
ソンウ「かなりのショックでした」
ソンウ「その時、切実に分かりました」
ソンウ「いかに上に立つ人物の意思が大事であるかを」
ソンウ「社長にも分かると思います」
ソンウ「医者たちは事故も何も全てを秘密にしたがる」
ソンウ「誰も自らが進んで何かをしようとはしません」
ソンウ「副院長クラスとなると下のものを脅迫することだってあります」
ソンウ「それを看過すれば、これから先も誰も何かを言おうとはしないはずです」
ソンウ「密告ではなく、仲間を裏切るのではなく」
ソンウ「過ちを過ちだと言える、そう思って当然の環境を作ってください」
ソンウ「そう立証し続ければ、事故も減るのではないでしょうか」
ク社長「…病院の文化を変えろと」
ク社長「私に?」
ソンウ「それができる人ではないかと思うのです、ク社長は」
サンコク大学病院は自分の審査対象でもあり、兄の病院でもあります。ソンウだってク社長について調べてみました。オーナー家でもないのに、最年少の社長。そういう内容がいっぱい出てきました。最初はク社長がかなりの天才型の人であると思いました。しかし、彼をあってみればそうではなかった。ク社長はものすごい努力家で病院のこと、そして健康保険審査評価院のこと、あれやこれやを把握している人であった。だからソンウはク社長のことを「すごい努力家」と思ったのです。そして、そういう人なら…。そういう期待をしてしまうソンウです。
ク社長「…それで、副院長の件は…」
ソンウ「できる限り待ちましょう」
ク社長「OK」
ク社長「上は私が止めましょう。あと、ク社長は私が追い出す形で」
そういう結論を出したク社長です。
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目次
本編
他の病院と比べ、看護師・メカニックの初給が高いサンコク病院。ク社長は看護師・メカニックの初給を他と似たような金額に買えます。
一方、応急科を診療をしているジンウ。彼の目についたのはガンセンターの医者です。先日、薬物混用の件で、がんセンターの医者の何人かはクビになってしまったのです。そして、一番責任が重い、ガンセンター長はしれっとした顔で自分の席を守っています。
クビになり、病院を出て行こうとする後輩医者を見てしまったジンウ。ジンウはすぐにかけつけ、彼を慰めます。
そしてある話を聞くのですが。
医者「センター長はあくまでも薬物混用を隠そうとしていました」
医者「そんな人が院長に報告したとは思えません」
誰よりも亡くなった院長と親しかったジンウ。ジンウも感づいてはいました。
場面は代わり副院長、副院長は他のセンター長は新しい院長に立候補したのが気に入りません。元からライバルであったガンセンター長、そしてこの期に立候補した神経外科センター長です。彼らに文句を言い始める副院長。
しかし、悪びれることなくがんセンター長と神経外科センター長は自分の正しさを主張します。神経外科センター長としてはちょっと呆れちゃいます。むしろ、副院長とガンセンター長が反省することなく立候補したのが理解できません。
口喧嘩を始める3人、そしてそんなところにジンウが登場し、ガンセンター長を咎めます。
ガンセンター長「院長が黙っていろといったんだ」
ガンセンター長「それなのに言いふらせと言うのか??」
神経外科長「イ教授、今、論点はそうじゃないでしょ?」
神経外科長「核心は、ガンセンターで何があったのか?」
神経外科長「そして、あなたはそこで何をしたのか、それです」
神経外科長「院長がどうとかの話ではなく」
神経外科長「それでも私の答えが聞きたいのなら」
神経外科長「私だったら、誰かに黙れとは言われません」
神経外科長「そもそも私は問題それ自体をつくらないんだもの」
副院長「…お前だろ?」
副院長「私を告発したのは」
副院長「お前だろ??」
神経外科長「なんだって?」
副院長「お前をセンター長に仕上げたのは私なんだよ」
副院長「それなのにお前は私を裏切った」
副院長「オ教授、お前なんだよ!」
ガンセンター長「人として、それはどうかと思うぞ」
そもそも、彼らは脳死判定を行うため集まったのですが、急に口喧嘩を始めたのです。この脳死判定をするために、他の医者は本当に努力しました。遺族を説得するため、彼はとても切実だった。しかし、センター長たちは脳死判定をあまりにも軽く見ております。
ジンウ「本当に報告したんですか?」
そして、彼らに割って入るジンウ。
ジンウ「ガンセンター薬物混用、本当に院長に報告したんですか?」
ガンセンター長「何だよお前は?」
ジンウ「報告したんですか?」
ガンセンター長「この野郎・・・おい」
ジンウ「院長が墜落した時!!」
ジンウ「ガンセンターで薬物混用があり、患者が亡くなったことを知った上で」
ジンウ「院長は亡くなられたのですか」
ガンセンター長「…」
ガンセンター長「話した、話したんだよ」
しかし、ガンセンター長の少しの間、あれだけでもう十分に分かりました。彼は報告などしなかった。死んだ故人を売ったんです。
ジンウは胸部センター長、ギョンムンのところへいき、新しい院長の立候補をしてくれと頼みます、ジンウだけでなく、他の若い医者もギョンムンに新しい院長になってくれと頼む状態。
しかし、ギョンムンはなかなか立候補する意思を見せないのですが…。
長い説得の末、立候補を決めるギョンムン。彼はこのサンコク病院の出身ではありません。そんな彼が院長となるのはちょっとむずかしい。しかしそういった事情を踏まえた上で立候補するギョンムンです。
選挙の時、PRが必要です。そういった発表の資料が必要なんですが、ギョンムンはその資料を持っていました。前に無くなった病院にいたとき使おうとしたのですが、使うことなく、そのままにしておいたPRの資料。病院が抱えている問題は当時と現在にさほど違いはなく、そのまま使える状態です。
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終盤
ついぞ、始まった院長選挙。当初は副院長とガンセンター長の二強だったのですが、一次選挙で二人は落ちちゃいました。神経外科センター長、そして胸部外科センター長であるギョンムンが残った状態。いったい誰が新しい院長となるのか。
神経外科センター長は清く正しい医者ではありますが、彼はエリート主義であり、少しでも能力低い医者には目もくれません。そして金にならない患者、例えばホームレスやお金のない人は決して患者として受けたりはしない人です。だからジンウは彼女を院長として支持しません。それではいったい誰が院長となるのでしょう。
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次回
予告では誰が院長となったのかわかりませんが、ジンウとギョンムンは笑顔です。亡くなった院長のことを思い出すジンウ。次回はどうなることでしょうか。
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感想
今回もなかなか熱い内容でした。役者たちの演技は抜群ですし音楽もいい仕事をしてくれます。流れ的にはギョンムンが新しい院長になりそうですが…。どうなることでしょう。
そして追い出されることになった副院長ですが、彼はこのまま追い出されるでしょうか。副院長を見るからには何があっても病院にしがみつきそうです。