韓国医療ドラマLIFE(ライフ)、第16話のネタバレあらすじ結末の感想

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韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

ク社長の車を無理やり止めるジンウ。その様子はとにかく必死で、自分ではどうにでもできないそれの答えをク社長に求めるかのようです。

 

ジンウ「外国の遊園地にはvipチケットというのがあるんです」

 

ジンウ「それさえあればどんなに列が長くても、一時間も二時間も待っていた人がいたとしても」

 

ジンウ「それさえあれば一番前にいけるんです」

 

ジンウ「学校、病院、道、少なくともこれらは皆で使うべきなんです」

 

ジンウ「人がどれだけ生まれが違くてもこういうものは皆で使うべきなんです」

 

ジンウ「病院は何千万円の車でも、普通の人は夢すら見れない宮廷じゃないんです」

 

ジンウ「会長は今、この病院をそういうものにするつもりなんです」

 

ジンウ「本当にそうなって欲しいんですか?」

 

ジンウ「この次、社長の息子が住む世界がそうなって欲しいんですか?」

 

確かにジンウの言うとおりです。病院はみんなが使える場所とあって欲しい。お金がなくて手術ができなかった。お金がなくて指を切るしかなかった。そうはなって欲しくない。

しかし、ク社長の態度は冷たく、なんのアドバイスもくれずク社長はその場を去ります。

 

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目次

 本編

 

ところがク社長が向かった先はファゾンの本社です。本来、予定のなかった会長との面談。ジンウの話が効いたのか、ク社長はファゾンの会長に会いにいったのです。

ク社長は「医療法に手を出しちゃだめです」「サンコク病院の等級を下げることなんてできない」と“会長のため”といいつつサンコク病院を援護するク社長。会長はそういうク社長の態度を見抜き、ク社長を冷たく扱います。

 

会長「俺が考えるから待っていろ」

 

それから、会長が出した答えは解雇です。次の日、解雇を告知されるク社長。これは別の社へ転任するわけでもなく完璧にクビです。ク社長はこの告知を病院にも告知しろと命じ、どこかへ行きます。

すぐ病院はク社長の解雇で持ちきりです。あるものは「ざま見ろ」と、そしてあるものはク社長の普段の努力を知っていて、残念に思います。院長もまたその一人。センター長たちも同じです。すぐ社長の件で会議を開くセンター長たち。

しかし先日ク社長の解任を要求していたセンター長です。今更、解雇をなかったことにしろと主張するのは格好が悪い。でも、センター長たちはやはりク社長がなくなるのはバチが悪いと、ク社長のために動くのを決めます。

 

次の日、会長自らがサンコク病院の社長室へ訪ねます。かなり怒った様子で「いったいどういうことなんだ」とク社長を責めるんですが、ク社長にはどういうことかさっぱりわかりません。

 

会長「環境部長官のやつが俺のところへ来てはな!怒りちらしては帰ったんだよ!」

 

そう、院長らは切り札を使った。ファゾンが環境部長官から土地を買ったという情報、しかもその切り札を会長ではなく、環境部長感に使ったのです。もしこれが公になればファゾングループ、元環境部長官すらもみんな危うくなります。

院長らが会長のところへいったのなら、会長の線でどうにでもできた。しかし、環境部長官となると会長だって迂闊に手出しができません。

 

ク社長「目的…。目的は何なんですか」

 

ク社長「長官のところへいったのなら、暴露ではなく何か目的があったはずです」

 

会長「俺が病院の行政から手を引くこと」

 

会長「それがあいつらの条件だ」

 

ク社長「不可能なことを要求したんですね…」

 

会長「あいつらがいったいどうやって知ったんだよ!」

 

会長「お前じゃなきゃ額まで知ってるやつなどいないぞ!」

 

ク社長「…」

 

そして気づく2人。そうもうひとりこの件について詳細に知っている人がいる。ク社長の秘書だ。

ク社長は院長らの要求を叶えてくれと頼みます。病院の主が病院の行政から手を引くなど、不可能な条件です。しかし会長はそんなことはどうでもいいから、この件に関連したやつら全員を引っ張り出せと命令します。

 

ク社長「会長、最後に一回だけ、この件を私に任せてください」

 

会長「最後にもう一度俺を失望させるつもりか?」

 

そしてク社長はある書類を会長に見せます。それは不動産任代契約書。この書類はファゾンが区地帯から追い出された人たちに土地を貸すのを証明する書類です。もとからあの土地は力のない人達が開拓した土地です。開拓の報酬として政府はその土地を開拓者たちに別けてあげたのですが。数十年が過ぎて、法が変わったという理由で政府は彼らから土地を奪ったのです。ク社長が提示したのは、その土地をファゾンが買い取り、そしてそれをもうすっかり老人となった開拓者たちに土地を貸してあげるのです。

そもそも新しく立てる病院には病院とは関係のない建物が一つあります。管理人宿泊施設となっているのですが、その施設を開拓者たちにあげるつもりだったク社長。そして彼らが望めば管理人の仕事も任せるつもりだった。

とにかく、その書類をもらい会長は怒りを収めます。土地契約が公になっても、これはスキャンダルではなく、グループの人道的社会貢献になるのです。

 

会長「これでは足りん。土地の問題は止めても長官は止められない」

 

ク社長「環境部長館。彼は自分の親がなぜ区土地に住んでいるのかその理由が公になるのを死ぬより避けているんです」

 

ク社長「会長がこれを握っていれば、長官も迂闊に動けません」

 

会長「…お前の条件は?」

 

会長「院長の条件は俺が手を引くこと、そしてこの書類の代わりにお前は?」

 

ク社長「…会長、病院を引き裂かないでください」

 

ク社長「引き裂くのだけはどうかご勘弁を…」

 

そう、会長は病院を引き裂くつもりだった。医療法の穴を通るため病院を引き裂き、超大型の病院を小型の病院数個に仕上げて、医療法の穴をつくつもりだったんです。その過程である、病院を引き裂くこと。それをやめてほしいと願うク社長。

 

会長「こんなことして何が変わるというんだよ」

 

会長「俺はお金を味を知った人が引き下がることなど見たことがない」

 

会長「その道を選ばない人をただの一度もみたことがないんだよ」

 

会長「どうせ未来は決まっている」

 

会長「ヘルスケアにお金を使う人のための場所、そのシステムに入れない人が行く場所」

 

会長「サンコク病院?10年、いや、5年だけ経ってみろ。どっちになっているのか」

 

そういっては帰る会長。

 

 

それでもク社長の解雇は避けられなかった。短い間ではあったが、病院の人たちに挨拶をすませるク社長。

ところが会長はある報告を受けます。未来のヘルスケアのため、スマホのアプリに健康診断をする機能をつけて人々を病院へと誘う企画を練っていた会長だったんですが。この報告には運動服に心拍数や汗を診断するセンサーをつける内容が書かれているのです。

なるほど、理にかなっている。しかもスマホのアプリより繊細で正確です。そして他の会社と契約することなくグループ内の子会社だけでも進められる。そしてこのすべての企画を出したのが、ク社長です。やはりク社長は使える人材だったんだ。そう痛感する会長。

 

 

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 エピローグ

 

テレビからファゾンの情報が流れます。ク社長は海外プラントエンジニアリング社長となりました。偶然、テレビからその情報をしるノウル。そんなノウルはサンコク病院をやめ、地方の病院へ自ら行きました。

一方、ジンウは弟と残された短い時間をささやかに送っています。

そんななかク社長はノウルの前に現れるのですが…

 

 

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 感想

 

 結構ながく続くだろうと思ったドラマだったんですが、終わってしまってかなり残念です。今回ク社長の切り札がうまく働いたんですが、この切り札は考えてみれば前々から念入りに準備されてました。服にセンサーをつけるのもかなり前の回でちょっぴりク社長が指示を出す場面がありました。土地の件も、環境部長官の父親を説得する際にそういう準備があった気がします。

ク社長は「企業人はプランを一つだけ立てるのではなく、プランAそしてAがうまくいかなかったときのためのBを絶えることなく準備するんです。だって状況はいつも変わるからそうしないと生き残れないんです」そう言ったことがあります。まったくそのとおりで、ク社長が今まで用意してきたプランBがいつも代わりゆく状況に適した答えを出してくれました。本当、優秀ですよ。

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