ビールを飲みながら楽しく話をしているガンホとソウン。
ソウンが昔のことを思い出し、ガンホに話しました。
[初めて判事さんを見た時、初審問した人の顔が浮かんできました。本当にそっくりで!びっくりしましたよ。まるで双子みたい!笑いますよね。]
[そ、、そうですね。俺一人息子なのに、母もよく言ってました。私は判事一人で十分だよって]
[わかってます。サンチョルから一人息子だと聞きました。一人だと寂しくないですか。]
[兄弟がいても寂しいでしょう。]
[ある日、宇宙飛行士が地球に戻って話したそうです。
地球がとても好きなんだと、地球の重力がとても好きなんだと。
誰かが自分をぎゅっと握ってくれる感じがとても懐かしいかったそうです。
お姉さんが私にとって重力です…]
その時のソウンの声がとても寂しく聞こえました。
カンホはソウンがタクシーで帰るのを見送った後、自分の車に向いました。
そして運転席を開こうとした瞬間でした。
窓を通じてある団背が自分を襲ってくるのを見てガンホはすぐに抵抗しました。
犯人はこのままだと捕まってしまうと思ったのかその場を逃げました。
一方、ジュウンはハン判事(現在ガンホ)の独占インタビューが放送されなくなったのを知って先輩アナウンサーのところに行きました。
「ハン判事のインタビューの件、オソングループが止めたのですか?
なんで戦わないのですか?アナウンサーだったら一緒に戦ってくれないですか?
このままだとアナウンサー内部の問題だとみんなに勘違いされますよ。」
と説得しましたが、先輩はそんな力は自分にないと無視して席を離れました。
翌朝、カンホは昨夜、犯人が落とした証拠の指紋の判定を係長に頼みました。
同じ日、ソウンは裁判所の前で1人デモをしている人を見かけます。
デモをする人は先日、交通事故で妻を失った夫でした。
ソウンは無視することができず、彼を連れてレストランに行きます。
「何も食べてないですよね。食べてください。
ハン判事の件ですが、、いい人ですよ。だから」
話も終わる前に夫は少し興奮したように話しました。
[何が良い判事ですか。 加害者が釈放されたと聞いたときSNSを見るとお酒に酔ってクラブで遊んでいる写真ばかりでした。その時、殺したがったんですよ。しかし、殺人をするわけにはいかないから女の後を付けました。反省してない証拠を得るために、、そして次の裁判で提出するとあの判事から違法で得た証拠は証拠として認められないと言われたんですよ。それがいい判事というんですか?法律さえ守ればいいでしょうか。]
そして席を立ち、判事のお金は一切もらいたいと言いながら自分で計算しお店を出ました。
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カンホは朝からオサンチョルを呼び出しました。
[何だ? 朝から]
[昨夜、なにしたの?]
[昨日?仕事だよ。それが何か?]
[私をどう殺してやるかと思ったのはなくて? お前ら、俺を殺したいでしょう?
麻薬事件もそうだし、イ・ホソン事件もそうだし、、ね?
良く聞いてイ・ホソンにしっかり伝えて、証拠は全部あるって、
誰が先に死ぬかチャンネル変えずに最後まで見てなさいと。 じゃあな。]
サンチョルはいきなり何を言ってるんだこいつと思いました。
そしてイ・ホソンに会うため、彼が入院している病院を訪ねます。
イ・ホソンは、早く事件を解決しろよとサンチョルを急かします。
サンチョルはパク・ヘナの件についてホソンがかかわっていることをハン検事が知っていると伝えます。
それを聞いて興奮をしたイ・ホソンは持っていたコップを壁に投げながら言いました。
[あの狂った女、、ドラックは彼女一人でやった。俺は関係ない。分かる?!そのために君たちにお金を払ったんだ!! 」
サンチョルはイ・ホソンと違って落ち着いた口調で話します。
[今朝、ハン判事に会いました。
証拠は、俺が持っているって伝えてほしいと言いました。]
[は?証拠なんかないはずだ。そんなの俺が全部処理したからな。
あいつ、大学生の時我々の財団から奨学金もらって通ったくせに!
自分が誰のために判事になったか、わかってないのか。」
「そんなことは今、何も役に立ちません。
まずはハン判事のインタビューを放送しろと言っといてください。
それを見た裁判官人事委員会がハン判事の懲戒委員会を開くはずです。
そうしたらハン判事はもう終わりです。」
とイ・ホソンを説得します。
オサンチョルはその後、ホン検事に会いました。
オサンチョルは自分の父親を先にこの業界から追い出した後、ハン判事を追い出すと言います。
そして本検事に父親の捜査依頼をお願いします。
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目次
中盤
翌日先輩判事がガンホを訪ね、懲戒委員会が開かれそうだと伝えました。
そして懲戒委員会が開かれると一ヵ月もせずに首になるから早く辞表を提出せよとガンホを説得します。
カンホはもう一ヶ月何とかできないかと先輩判事に力を貸してくれとお願いします。
先輩判事はガンホに判事生活を長くしたいなら、常識外れの判決はしないで静かにいろとアドバイスします。
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ソウンとサンチョルが一緒にご飯を食べています。
ちょうどテレビからガンホのインタビューが流れています。
同じ時刻、ハン・スホもタブレットでガンホのインタビューを見ています。
ホン検事も自分の事務室でインタビューを見ています。
テレビの中のガンホが正義について語っています。
[私が知っている裁判所は、正義を実現する場所ではありません。警察が提起した公訴の事実を明らかにする場所だけです。 事実を事実として認めるのが正義なのではないでしょう? ]
インタビューが終わるとソウンはサンチョルに仕事が残っていると先に席に外して事務室に向います。
まだ残業中のガンホを見てソウンは今回の飲酒運転事件の判決文は書けないと言い、加害者が反省しないことを知っているのに、証拠がないから軽い判決をしなければならないのは残酷すぎるとガンホに話します。
カンホはそんなソウンに本当の判事になれば書けない判決は書かないのかと訊きます。
ソウンはたぶん書きますと答えました。
[私はですね、今偶然ここに座っているんですけど、ソウンさんのような人が本当の判事だと思いますよ。だから一度書いてみましょう。本当の判事はどんな判決をするのか見てみたいです。]
とガンホはソウンを応援します。
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次の日ジュウンはインタビューが無事放送され、ハン・スホに会うために彼の家に行きました。
遠くで彼女が自分の家に入るのを見ていたスホが後から家に入りました。
ジュウンは帰ってきたスホを見てすぐ抱きました。
「お帰りなさい」
「ウン、、(ジュウンの愛称)」
「久しぶりだな、その愛称!」
[、、後、数週間、俺に時間くれない? 必ず解決しなければならないことがある。終わったら全部話すから、、その間は俺に連絡もしないで、家も来ないで]
[うーん、分かった。その代わり、今日は私に時間くれる?]
[ごめん、俺今からまた出かけなければならない]
[ずるいな。]
[ごめん。そして俺、腕にTATOOなんかないからよく覚えて。腕にTATOOがあるとそれは俺じゃない。]
とスホは不安そうな顔をして彼女をもっとぎゅっと抱きしめました。
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後盤
飲酒運転事件裁判の日
結局、ソウンは懲役1年6ヵ月という判決文を書いてガンホに渡します。
裁判が行われると、ガンホは判決文を読みました。
[被告人は、今回の事件を深く反省しているところと、初犯であるところを考慮し、懲役1年6ヵ月に処する。]
被害者の夫はガンホの判決を聞いて、席から立ながら叫びました。
「なんであなたが許すの!俺はあの女を許せない。あなたも知ってるでしょ。
あの女、全然反省なんかしてないんだ!それは証拠を見たあなたが一番知ってるでしょ?
法律が何よ!俺はもう生きる意味を失った。
これから何のために生けばいいんだ!」
夫の言葉に法廷の中は静かになりました。
その時、被告人が右手を挙げながら話しました。
[裁判が終わったから私はもう帰ってもいいですか?]
彼女の言葉にガンホは憤慨しました。
しかし何もできません。
ガンホは急いで裁判を終わらせ、係長に裁判で採択できなかった証拠をすべて持ってきてほしいと頼みました。
係長か持って来た写真の中で酔っ払って笑っている加害者をみてガンホは怒りを我慢できません。
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次の日、裁判所の前で相変わらずデモをしている被害者の夫を見てガンホは水と傘を買って彼の前を立ちました。
[ここでデモしても何も意味ありません。
そもそもあの証拠は不法なので、証拠として採択もできません。
昨日俺が確認したら、加害者が提出した反省文と警察署に書かれた親筆の陳述書と自筆が違いました。反省文の代筆が不法ではありません。
でも加害者が法廷で自分が直接書いたと供述しました。
法廷で嘘の陳述したのだから、控訴審で証拠になるはずです。
だから控訴審の準備を進んでください。]
そんな彼の言葉に被害者の夫はいぶかしんます。
[裁判はもう終わったのに今更何ですか?]
[すみません私のようなもんが裁判して、
見ず飲んでください。脱水しちゃいますよ」
ガンホは被害者の夫に水を渡しながら話ました。
そして今度は傘を彼に差しながら話しました。
[傘を差してください。焼けちゃいますよ]
被害者の夫は傘を取るかどうか迷っています。
この傘をもらうとこの判事のことを認めてしまうような気がしたからです。
[法が何の資格がありますか。人の前で]
ガンホの本音が伝わったのか被害者の夫は傘を受け取りました。
そして遠くからすべて見守っていたソウンが笑みを浮かべます。
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9-10話を見た感想
今回はソウンが思う家族の意味とガンホが思う意味が結構違っているのがわかりました。
しかし。ソウンによって変わりつつあるガンホを見て心が温かくなるような気がしました。
まあ、もともとガンホは心が温かいですけど。。
一方、スホが一刻も早くガンホと会う日がとても怖くて楽しみです(笑)
どんな嵐が待っているのでしょう!