ミスハンムラビ1話のネタバレあらすじ結末の感想

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韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

判事として働いているバルン(イム・バルン)。

バルンは母親にお見合いと家の保証金(入居時に一定額を大家に預けることにより家賃を払わずに済み、退去時にそのお金が全額戻ってくるという韓国独特のシステム)のことをしつこくせがまれ、お見合いをすることになりました。

しかしバルンは高校時代の後輩で片思いの相手であった チャオルム (パク・チャオルム) を忘れられずにいました。
会社に向かう地下鉄で小説『アバラマ物語 (To Kill a Mockingbird) 』を見つめながら当時のことを思い出し懐かしむバルン。

しかしその地下鉄で2人は偶然再会することになります。

高校時代は小心者で大人しかったチャオルムの性格とはうって変わり、地下鉄の中で大声で電話をするおばさんを注意したり、痴漢をするサラリーマンに

『お、おじさん!おじさん、大丈夫ですか?』

「何がですか?」

『さっきから前の女子学生が自身のお尻とあなたの手を絡ませてるように見えるんですが、よかったら私が通報しましょうか?』

「えっと、何の話ですか?」

『心配しないでください。もしかしたらと思って私が動画も撮っておきましたよ!軟弱な男だからといってやられてばかりいたらだめですよ!ファイティン!』

と声をかけて撃退したりする姿を見て驚くバルンと周りの乗客。

そして偶然にも【法院民事第44部所属の判事】として裁判所で2人は共に働く事になりました。

先輩として裁判所をチャオルムと一緒に回り、
仕事の内容などを詳しく教えるバルン。

ここで事件が起きます。

地下鉄の中で痴漢を撃退した時に撮られた映像がSNSで拡散されてしまったのです。

それが部総括判事(ハン・セサン)の目に行きこっぴどく怒られる始末。

しかし、 その時の部総括判事の
「なぜ通報だけすれば良かったことをここまで事を大きくするのだ!大体元はと言えば、短いスカートを履くからこういう問題が起きるのだ!女子学生なら慎ましく着て過ごすべきだ。女は女として生まれたわけじゃない。女が女を作っているのだ。努力をすれば女らしい女になるのだ。」

という発言に納得がいかなかった、チャオルムはその翌日にミニスカートを履いて出社したのです。

それを見た部総括判事はまた腹を立て、
「判事としてその身だしなみでいいと思っているのか!派手でスカートも短い!」と怒りました。

それに対抗したチャオルムは
『裁判官の行動規定にスカートの長さなんて書かれていましたか?部総括判事が非常に嫌がられてるみたいなので、今すぐにでも慎ましい服装に着替えてきます。』

と目元しか見えない外国の民族衣装に着替えてきたのです。

それを見たバルンは( こいつ思ってたよりずっとバカだな… )と呆れた目で見るのでした。

ここでふとチャオルムは朝出勤の時に裁判所前で手術中に亡くした息子のために1人でデモをしていたおばさんのことを思い出しバルンに質問を投げかけます。

『そういえば先ほど1人でデモをされてたおばあさんの裁判はなぜ負けてしまったのですか?』

「手術の最中に死亡したのは全て医者の責任ですか?最善を尽くしてもどうにもならないことだって数えきれないほどあるんですよ。」と淡々と話すバルン。

『それでも人が亡くなってるのにとても薄情な言い方じゃないですか?』

「人が死んだら必ず責任を取らないといけないのですか?そうなったら誰が危険を冒してまでメスを持ちますか?」

『必ず責任を取らないといけないというわけではないですが、家族を亡くした遺族の立場だと簡単に受け入れるのは難しいということですよ』

「規則通りに戦って負けたものじゃないですか。控訴の期間を逃してしまったのも本人の責任ですし。それは受け入れざるを得ないですよね。それがシステムなんだから。
証拠もないのに駄々をこねて、規則から外せばいいんですか?」

『イム判事!イム判事は弱者が悲鳴を上げてるのが駄々をこねているように聞こえてるんですか?ではイム判事はなぜ判事になったんですか?』

「僕はただ食べて生きるために判事になりました。他人の世話にならずに、そして他人にペコペコと頭を下げることもないように。そして僕は裁判官の任務は世界を変えると大声で叫ぶ人達から世界を守るものだと思っています。格好良く、大げさにならずに、誰の肩を持つでもなく、ただ冷静に、ルール通りに、人口知能みたく。」

『なるほど。色々学びました。裁判官の任務というものを。私はまだ何も分からないですが、小さい泥沼にはまってジタバタともがいてる人と地面の上に立ってる人が戦っていたら、私はまず泥沼にはまってもがいてる人を助けようともがいてみます。例えそれが不恰好でおおげさだったとしても。』

と沼にはまった人を助けるためにもがき続けると言ったチャオルムに対し、どうせ変わらない世界なら沼にはまる人が出ないようにルール通りにやり続けると言うバルンは考え方の違いから衝突をしてしまうのです。

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