エシンのスカートの袖を掴んではなかなか離してくれないドンメ。ドンメは何を思っているのか、エシンにはわかりません。エシンはただ彼が怖いだけ、幼かったあの時、エシンは親切心にドンメを助けてあげたのですが、あの時ドンメはエシンに対して「裕福なヤンバン家の娘」と憎しみを込めていったのです。エシンには当時の記憶がトラウマでしかなかった。まるで、あの時のように袖を掴んでは離さないドンメ。怯えるエシンにドンメは言います
ドンメ「私が何故朝鮮に戻ったか知っていますか」
ドンメ「あの一瞬の出来事のせいで」
そう言って、ドンメは袖を離し、エシンの前から消えることにします。わけのわからないエシン。
ドンメとエシン、彼らの行方はどうなるのか。それはまだわかりませんが、はっきりしているのは、ドンメはエシンに対し恋心を抱いているということ。エシンはドンメをさけますが、きっと彼の想いはいつかは報われると思います。
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目次
本編
ユジンに誰かが訪ねてきました。その人物はキム氏家の従者。キム判書の命でユジンの父親を嬲った人物です。彼は「久しぶりだ」とユジンのことを懐かしく思いますが、ユジンは「前置きはいい」と彼を急かします。
従者「仕方がなかったんだ」
従者「俺たち奴婢はただ主人の命に従うしかなかったんだ」
従者「生きるためにはそうするしかなかったんだ」
確かにそのとおりです。奴婢だった彼は主人の命に背くことはできなかった。主人が死ねといえば、死ぬことしかできない。それが奴婢だったのです。彼を責めることもできず、ただ一緒に親の遺体が捨てられたと思わしき場所へといきます。
とある荒れた山へとついた二人。「ここのはずだ」と泣きながら、そこらへんを見て回る従者。しかし、なにせ30年ぶりです。遺体がみつかりません。
ユジン「30年の間、一度も、一度すら来たことかないのか!」
ユジン「あんなに殴ったのなら、殺したんだったら!一回は来るのが筋だろ!」
従者を責めるユジンですが。従者の彼にはどうしようもなかったのです。奴婢は毎日酷使され、自由など一時もなかった。金にうるさいキム家の奴婢はなおさらそういう暇などなかったのです。ひたすら「すまない」「すまない」と跪き謝る従者。ユジンは彼を許すことも、憎むこともできず、ただ、涙を流すだけです。
エシンはいつものように銃の訓練をしているのですが、今回はすこし違います。師匠が任務を与えたのです。先日、アメリカ軍から盗んだ銃ですが、それを戻してやってほしいと頼んできたのです。戻すんだったらなぜ盗んだのか。師匠を強く責めることもできず、今晩戻すことにします。
エシンは銃を戻すことには成功するのですが、逃げる最中、ユジンにバレてしまいます。ユジンは何も言わず「少し歩こう」と夜の街をエシンと歩くことにします。
ユジン「私が送ろう。一人で歩いては危ない」
エシン「一緒に歩くと目立ちます」
ユジン「だから。朝鮮で一番安全なのは私の隣だ」
ユジン「目立つのは私だから」
二人で少しあるくことになったエシンとユジン。朝鮮での日々は悪くないと思ったユジンですが、エシンの次の言葉で考えを改めます。
エシン「気になることがあります」
エシン「ラブのことですけど」
エシン「まだ、考えてるのですか?」
その答えを少し言いたくなるユジン。しかし何も言わないことにします。
エシン「じゃぁ、ここで」
ユジンはもう少し彼女と一緒にいたかったのですが、彼女を呼び止めることはしません。
後日、ユジンのところにまた訪ねてきた従者。今回はユジンに渡したいものがあるとのことです。それは髪留め。母の遺体から発見したものだそうです。幼かった日、母のためにユジンが作ったものだったんですが、母は死ぬときまでそれをもっていたのです。そして従者は気になることをいいます。
従者「いまさら、こんなことを言ってもどうしようもないけど」
従者「お前の親をあんなふうにしたのは、別の人物さ」
従者「あいつがキム判書と企んだせいで、お前の親があんなふうになったのさ」
従者「あいつはお前の母を欲しがっていた」
従者「あいつの名前は外部大臣イ・セフン」
昔、キム判書はユジンの母をいたく気に入ったイ氏家へと売ろうとしたんですが、それに気づいたユジンの父は母をつれて逃げようとしたんです。しかし、キム判書にバレて父は殺され、母は自殺したのです。ことの全貌を知ったユジンは復讐を誓います。とりあえずユジンは外部大臣の駕籠を馬で威嚇し、大臣を泥だらけにしちゃいますが、これで終わるわけがありません。
場面はかわり、ユジンのところへまた人が訪ねてきます。その人物はとある少女。前に日本軍にいじめられてたところをその弟と上司と一緒に助けてあげたことがあります。その少女は暗殺された米国人、ローガンのところで働いています。そして、なんと彼女がローガンが隠した書類をもっていたのです。彼女はローガンの子供の世話しているのですが、ローガンはときどき子供の布団を破くとのこと。ローガンは大事なものを子供の布団の中に隠していたのです。それに気づいた少女は書類をもっていたのです。ローガン死後、いち早く黒竜会の人間がローガンの家を漁ったのですが、その際かなり、乱暴だったためか、少女はその書類を渡さなかったんじゃないかと思います。そしてその書類をユジンに渡しに来たのです。
書類の正体はなんと朝鮮の王の預け金の証書。朝鮮の命運がかかっている品だったのです。この書類を日本・米国・朝鮮の義兵が探していたのですが…。
ユジンはホテルの主にドンメのことを聞いていたのですが、そこにヒソンが乱入。何かと絡んでくるヒソン。そして、ユジンは見てしまいます。今のキム家の当主と一緒にいた下僕がヒソンを「ぼっちゃま」と呼ぶのを。ユジンはすぐヒソンに聞きます。「父は誰か」と。事態の深刻さに気づくヒソン。
ヒソン「その目をよく知っています。304号にも何か悪さをしたんでしょう」
ヒソン「誰ですか、私の祖父?それとも父ですか」
ユジンは何も答えず、ただじっとヒソンを見るだけです。
後日、ユジンは陶工のおじさんのところへいきました。そこでエシンを待っていたのです。そして、ユジンはエシンにいいます。幼かったあの日を思い出しながら、自分ができるすべてをもってキム氏家を滅ぼすと誓ったあの日を思い出しながら。
ユジン「まだ有効ですか」
エシン「何をですか?」
ユジン「一緒にやろうと言ったことです」
ユジン「やりましょう」
ユジン「ラブ」
ユジン「私と」
ユジン「私と一緒に」
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次回
深刻な朝鮮の街。がらの悪い日本軍が人質をとり、まちなかで拳銃を撃っているのです。そんな日本軍を拳銃で撃とうとするエシン。ユジンは彼女の銃を奪い、日本軍へと一歩、一歩すすんで行くのですが…。
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感想
こんな怖い告白初めて見ます。ユジンはエシンに告白をするのですが、当のエシンは未だに「ラブ」がなんなのかわかっていません。しかも、ユジンは、単にエシンが好きだら告ったわけではなく、キム氏家を滅ぼすため、キム氏家の許嫁であるエシンに告白したのです。あと、ユジンの顔は怖かった。こんな告白初めてみます。
次回、ユジンといざこざがあった日本軍が騒ぎを起こすみたいですが…。日本軍がつれていた人質が誰なのかはまだわかりません。どうなるのかすごく気になります。
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