前回、大人になったユジンは何をなすのか。楽しみにしていましたが、今回は主にヒロインのお話です。
ヒロインの名はゴ・エシン(キム・テリ)。ヤンバン家の令嬢です。かなり名の知れた家で、街の人はみんな彼女の家を、そして彼女を知っていて親しみをもっています。家のなかでの彼女への待遇はそういいものではありません。なぜならエシンはもう20代後半。当時、15になると結婚をするのが朝鮮の習わしでしたが。未だに結婚をしていない。実は彼女は15のとき、祖父が決めてくれた許嫁がいるんですが、しかしこの許嫁、顔すら見せていないのに、何年も日本へ留学してるんです。
この設定がちょっとおもしろいのが、主人公ユジン(イ・ビョンホン)の元の主人。それがエシンの許嫁の家なんですよね。これから少しずつユジンとエシンのラブラインが形成されるでしょうに、そこんとこがどうなるのか楽しみですね。では今回の物語を見ていきましょう。
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中盤
親族の姉さんはエシンの部屋をひっくり返す。そう、最近のエシンは何かがおかしい。絶対何かがあるはずと踏んでいたんです。案の定、姉さんはみつけました。朝鮮の動向について記された書物です。まぁ、昔の新聞です。これはこれは大問題。すぐ、エシンは祖父と面談することになります。
「世の中に興味を持つな、儂はそういったはずだ」
「論語を読め、刻め!胸に刻むことなく読むだけなら、その教えは意味がない」
エシンは祖父の言葉に従うほかなかった。エシンは女性だ。当時の朝鮮には女性のあるべき姿というものがあった。いくらエシンに才能があるとはいえ、彼女は女性であった。
エシンは3日も寝ることなく論語を書き写した。その驚く量に視聴者はびびるしかない。もちろん、祖父だって例外じゃない。
「もう、奇別紙(エシンが読んでいたもの)を読むのはよしなさい」
「いやです。賎民だって出生する今の朝鮮で、朝鮮は変わりつつあります。女性だからって。女性にも使いみちがあるはずです」
「違う!朝鮮は滅びつつあるのだ!倭人は今朝鮮の米を奪っている!」
「朝鮮の命運を心配するのは、お前の父、伯父だけでもう十分だ。頼むからじっとしていなさい」
「いやです!ただ何もせずいるぐらいなら私は死を選びます」
それからの彼女は本当に死を選んだようだった。彼女は何も口にしなかった。3日になる晩。祖父は何かを決心したのか誰かを家に呼びつける。砲手のスングであった。
砲手のスング。彼は1話で戦場にいた少年です。かなり膨よかになっていて、びっくりしますが。彼があの少年です。
祖父の命に従い、エシンは砲手のあとをついていきます。ついたのは山。これからエシンに砲術を教えるそうです。これからはスングがエシンの師だそうです。
なんと、彼は明らかに賎民の出。ヤンバンの彼女は最初は戸惑いますが彼を師として受け入れます。訓練の基礎は体力。山へ山へと体力をつけます。砲術はいつ教えるのか、疑問でしたかそういう彼女にスングはこう答えます。
「銃を撃った瞬間、自分の位置がばれる。じゃあ、どうする?」
「もう一回撃ちますか?」とエシン
「逃げるんだよ!」
そして、時間が流れ。もう彼女は師より早く山を登れるようになりました。これからは砲術の訓練です。やっぱ、最初だからかな。構えが全然なっていない。が、これもまた時間が経つにつれ次第によくなります。しかし、彼女の時間が進んだように、朝鮮の時もまた進みました。朝鮮の国母は数人の日本軍に暗殺されました。エシンは思いました。筆の力じゃ何も変えられないと。そう、当時の朝鮮はなんとか生き延びようといろいろ頑張りましたが、すべて空振り。他国に邪魔な朝鮮の女王は殺されました。なんの力のない朝鮮はただただ他国に利用されるだけです。これからの時代は力が必要だ。銃を撃ちながら彼女は決心します。銃の力で朝鮮を変えてみせると。
ときはすすみ、1898年。アメリカはスペインと戦争します。その戦争にはユジンも参加。戦争で活躍し、さらには上官を助けることに成功します。この戦闘シーンはかなりのものでした。よくやったTvN!ここから1話の冒頭に繋がります。ユジンはアメリカ大使として朝鮮へ赴くになりますが、とある要人暗殺任務も受けることになります。
「この任務に成功したらアメリカ人。失敗したら朝鮮人」そうつぶやくユジン。 失敗は許されません。朝鮮の地図をみるユジン。彼は何を考えているのでしょう。
そして20世紀。ユジンは朝鮮へ、エシンも自分の家へ帰ります。朝鮮はまた変わっていました。街は英語を学ぶ人が増えます。エシンの目にもそういう人たちが写りました。その中には知り合いの女性もいました。英語を学んでいったい何をするのか。役職でももらえるのか?いや、帰ってきた言葉は意外なものラブ。英語を学んでラブをするらしいです。
一方、ユジンは暗殺ターゲットを尾行します。ターゲットは今晩、日本式酒場へいくそうです。発電機が起動する今日なら銃声がかき消される可能性があります。今夜に決めます。
屋根に登りターゲットへ銃を構えるユジン。問題なく暗殺に成功します。無事に成功したように見えますが、ここで問題が発生。なんと自分以外にも暗殺者がいたんです。もうひとりの暗殺者と目が会いました。両方とも銃を構えます。このもうひとりの暗殺者、その正体はエシンです。
「標的は一人、狙撃手は二人。同士であるか?」エシンは暗殺の正体について考えますが、答えを出さぬまま逃げることにします。ユジンもまた逃げることにします。
それから、ユジンは着替えて街を歩きます。ところで通り過ぎた女性、エシンから火薬の匂いが。エシンもまた火薬の匂いがする男性に振り返ります。見つめる二人。両方とも眼の前の人が先程の暗殺者だと気づきます。そして、発電機によって明るくなる街。はっきりとふたりの顔が見えることになりますが、ちょうど二人の間を電車が通り、ユジンはそのまま消えることにします。
エシンは先程の男性を探しますが、見つかりません。そんな彼女の前に現れるユジン。
「俺を探しているのか」
「貴方など探しておりません」
「どこへゆかれる」
「貴方が知ることじゃありません」
「四方が洋人の中、互いに何かを気づかれたようだ」
「異邦人の知ることじゃありません」
何かと接近を図るユジン。しかし、エシンはなかなか心をひらいてくれません。絶対に他人を信じてはいけないと教えた師匠の影響でしょう。
ことの真相はこうでしょう。アメリカ人が朝鮮で殺されると、アメリカ人の安全が確保されていないと言えるでしょう。アメリカ側はそう主張することができます。さらにはアメリカ人の安全のため、アメリカ軍を朝鮮へ駐屯できる。少なくともそう主張できる。だからユジンに暗殺任務を与えたのです。もちろん、朝鮮はそう簡単な国ではありません。米国の主張を断りますが、それがいつまでできるか…。
後日、ユジンはアメリカ大使として、アメリカ要人暗殺事件を調査します。ユジンにはすべてがわかっているでしょう。彼は自然な流れを踏みつつ、エシンを大使館へと呼び寄せます。大使館へと赴くエシン。エシンはヤンバンらしく大使館でいっぺんの迷いなく上座へと座ります。そして互いに探りをいれつつ次回へと繋がります。
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感想
さて、物語はどう動くのか。幸い、ユジンはエシンに対して敵意をもっているようには見えません。エシンをどうこうするつもりはないでしょう。次回予告では物語がどう動くのかはっきりと明かされてはいません。
今回の2話はなにかと重い雰囲気でした。街の人たちがエシンに対しものすごい好意をもっていたのはなかなかおもしろかったのですが、全体的には重い雰囲気です。
そして、アクションのほうですがかなりのものでした。さすがイ・ビョンホンっていったところでしょうか。絵になります!今回Tvn(制作側)はミスターサンシャインの制作に40億円ほどを使ったそうですが、確かに素晴らしいできです。ときたま出るアクションや演出は本当に出来がいいです。しかも物語が面白い。1時間ちょっとと長い放送時間ですがあっという間に終わっちゃいます。
次回、何が起きるかまだわかりませんが、来週が楽しみです。