Mr. Sunshine(ミスターサンシャイン)5話のネタバレあらすじ結末の感想

この記事の著者

韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

「ユジンは復習を」、「エシンは許嫁と出会う」と大事なところで終わったミスターサンシャイン。今回ははじめからクライマックスです。気になる点がひとつ。それはヒソンです。彼はキム氏家の息子なんですが、なんとあのキム判書の孫なんです。ユジンはキム氏家に復讐心を抱いている。このなんとも言えない関係性がこの後、どう影響するのか、気になって仕方がありません。

ユジン。両親を殺したヤンバンに拳銃を向けるユジン。エシンに花を向けるヒソン。いったいどうなるのでしょう。

 

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目次

本編

拳銃を向けるユジン。相手は親を殺したヤンバン。ユジンは親の遺体はどうしたのかと聞きます。ヤンバンは怯え、震えるばかり、やっとのこと答えるのですが、ユジンの親の死体は捨てたとのこと。どうせ下賤な奴婢だ。葬式などもってのほか、死んじまったのなら捨てるのが当たり前。 皆がそうしたように、おっ死んだ奴婢をよく捨てた場所に捨てたと言います。言っちまえば合葬だと言い張るヤンバン。彼は朝鮮一の富を持ったそうですが、奴婢には慈悲などありません。

ユジンは少し泣きそうな切なそうな顔で静かにいいます。

 

「親の罪は、即ち子の罪だ。覚えてるか?」

 

そう、これは親を殺したキム判書がユジンを殺すよう命じたときに言い放った言葉です。遺体を安置した場所を必ず探せとそうしないと、自分ができうる限りのことをすべてをもって、あなた方を破滅するとユジンははっきりとそう言います。ユジンは必ず遺体を探して、アメリカ大使館へ来いとそういいます。

 

「アメリカ大使館?」

わけが分からず聞き返すヤンバン。なぜアメリカ大使館へと?

 

「私は米海兵隊大尉。ユジン・チョイだ」

そういってユジンは帰ることにします。

 

 

一方のエシン。十数年ぶりに姿を見せた、いや、初めてその姿を見せた許嫁であるヒソンと対面します。

 

ヒソン「私が、貴方の許嫁である、キム・ヒソンです」

さっと花を渡そうとするヒソンですが、エシンは受け取ろうとはしません。

 

エシン「…。」

エシンは何も答えず、喜ばず、ただ目の前の許嫁を見ているだけ。

 

ヒソン「花が…気に入らないのです?

 

…。花じゃなかったらじゃぁ…。私かな?

 

私が気に入らないのかな?」

 

エシンはヒソンに出直せと言います。何も言わず、いきなり現れるのはいったいどういう要件ですか?と、そしてヒソンが気に入らないご様子。

 

ヒソン「日を改めて出直したらその時は少しは怒りを収めてくれます?」

 

いや、はっきりと違うと言うエシン。思った通りの白く、なよなよしく、軟弱そうな貴方が気に入らないと面と向かって伝えるエシン

 

ヒソン「白くて軟弱そうな男…」

 

相変わらずエシンは彼を見ているだけ、いや、にらみつけるのに等しいです。

 

ヒソン「そなたは、私が思ったのとは違う…。花のようだ」

しかし、ヒソン良い返事はもらえません。

 

場面は変わり、ドンメ。彼は黒竜会ハンソン(今のソウル)支部長ですが、エシン対し恋心を密かにもっています。そしてドンメはエシンの情報を買う街の人たちにいっていたのです。エシンの情報を売りに来た農民。エシンの許嫁が現れたとドンメに教えます。彼はお礼として銭をひとつもらうのですが、その銭豚4匹の値は張るそうです。ほぼほぼ泣く勢いで何度も何度も「ありがとうございます」とお礼を言う農民。そして、また来いよと農民を返すドンメ。優しそうな顔で話していたドンメですが、農民が帰ると、すぐ怒りに震えます。

許嫁の帰りがかなり応えたようで、ドンメはかなり荒れます。黒竜会は街の風紀を守っています。とくに日本人の風紀を厳格に守っていたのですが、風紀を乱した日本人にその怒りをぶつけます。黒竜会の武道の練習でも部下を何人もふっとばすなどかなり荒れます。

 

一方のヒソン。ホテルでは博打、街に出かけては美人に声を掛けるなど朝鮮の街に完全に溶け込んでます。いつもの調子で美人に声をかけたのですが、なんとその相手は自分の母親だったのです。十数年ぶりに出会う母。

母はなぜ帰って来なかったのかとヒソンを責めるのですが、すぐに思い返して、「家には帰って来ないで」といいます。ヒソンにはその訳は話せないのですが、なにせ、あの奴婢が帰ってきたのです。米国かぶれのあの奴婢はヒソンにも被害を加えかねません。ホテルでひっそりと暮らせと言いつけます。

 

 

エシンは静かにヒソンからもらった花を見ています。やはり気に入らない。あの男は気に入らない。そう考えていると、誰かが訪ねてきます。ホテル・グローリーからの者です。303号のお客が花駕籠と手紙を送ってきたとのことです。手紙を読んでみるとその送り主はヒソンです。何度も何度も「花」「花のよう」とあきれる手紙です。「花のような貴方が花駕籠にのって来てほしい」と。

 

「花という言葉がないと文が書けないの?」とエシン。

ここはホテル・グローリー。場面は変わり、ヒソンとまた対面するエシン。なぜか怒っているエシンにどうしようもないヒソンです。

 

ヒソン「…。もとから美しいものが好きです

 

来てくれて、嬉しいです」

 

エシン「なぜこのような場所で会おうとしたんです」

 

ヒソン「東京の人たちは皆…」

 

エシン「ここは東京ではなくハンソンです」

 

ヒソン「…。私はまたミスをしたようです、それとも私がいろんな理由で気に入らないようです」

 

エシン「気にいる、気に入らないを判断するには、まだ二回しかあってないから」

 

ヒソン「何回かもっとあったら判断がつきます?」

 

エシン「会わなくてならないんですか?」

 

ヒソン「他の方法はないんですか?」

 

エシン「婚約をなかったことにすることだけ考えていますので」

 

ヒソン「考えないでほしい、私はそなたが好きです」

 

エシン「今更?」

 

エシン「最初は…待っていたんです」

 

エシン「5年が過ぎたら、日が立つほど醜聞が溢れたんです

 

エシン「お祖父様に心配をかけるし、叔母は私を責め始めたんです」

 

ヒソン「そなたは何をしたんです」

 

エシン「失望した」

 

エシン「互いに一度もあったことがないとはいえ、家同士の約束もまた私との約束なのに」

 

エシン「女性との約束一つ守れない男が、何を守れるというのです」

ヒソン「…」

 

エシン「だから、忘れた」

 

エシン「私が忘れるよう、向こうもまた忘れて生きるのだ、と思った」

 

ヒソン「…。私のことを想いはしたってことですね」

 

エシン「今でもそう生きようって話です」

 

ヒソン「私はすでに答えを出したと思うのですが…嫌だと」

 

ヒソン「…。これはどうです。婚約を…。なかったことにしましょう」

 

ヒソン「私は既に悪者ですから、あなたの盾になりましょう」

 

エシン「本気です?」

 

ヒソン「本気です」

 

ヒソン「代わりに私と友になるのはどうです?」

 

その時、ユジンがホテルへ来ました。ユジンをみるや、エシンはアメリカ大使館を言い訳にユジンとでていくことにします。ユジンはわけもわからないまま、彼女が言うようにホテルを出ることにします。二人はかなり不自然でしたが、まぁ、出ていきます。

ユジンはエシンと一緒にいた男が気になります。同じ志の者であるか?と冗談半分で聞きます。が、エシンは友だといいます。

そして、ユジンの名前を見たエシンは

 

エシン「その文字知ってます。私、塾に通い始めたんです」

 

ユジン「聞いてない」

 

エシン「E…そして…、結構うしろのアルファベットなんですね」

 

エシン「しかし、私もちゃんと知っている英語があるんです」

 

エシン「Where are you from?

 

ユジン「…」

 

Where are you from。ユジンは知ってます。遠い異国でのこと、ユジンはどこへいってもこの言葉を聞いたんです。どこのものか?と。アメリカでユジンは何をやってもいつもその言葉で聞かれたんです。なぜ皆それを聞きたがるんだろう。昔のいろんなことをすこし思い出したユジンは帰ることにします。

 

 

ドンメは日本大使館へと呼ばれました。「書類は探したのか?」と日本対しに聞かれます。しかし、まだ見つけていません。あるのか、ないのかはっきりしてない書類を探せと命じられたのです。日本大使はきっと書類があるはずだとそういいます。

書類。そう、暗殺されたアメリカ人、ローガンが残した書類です。ユジンはローガンをアメリカの恥だといいました。かなり臭い男っぽいです。日本側はローガンの書類を探そうと必死なんですが、朝鮮側もまたそのあるのか、ないのかわからない書類を探したんです。

陶工のおじさん。彼はエシンの師と同じ組織に属しており、いわゆる同士です。陶工のおじさんはユジンがホテルを出る時間帯を調査し、組織員と部屋を調査したことがあるんですが、書類など出てなかった。なにせアメリカ大使であるし、怪しいと踏んで調査したのですが、ユジンの部屋から意外な品が見つかったのです。それはチョゴリの飾り。ヤンバン家の娘がよく使う飾りです。それを昔見たことがあったんですが、その時は思い出せなかった。

じっくり考える陶工のおじさん。この前、エシンと共に現れたアメリカかぶれの男。そいつはなぜか自分を見て何がいいのか笑みを絶やさなかった。そして思い出すおじさん。そう、昔、あるガキンチョが持っていた飾り。自分の母の命代といっていた飾り。そんなものをもらうわけにはいかなかった。

 

「ハハハハハッ…!なるほどな!」

 

「あの野郎が、あの野郎だったんだ!」

 

「あやつが!あやつがな!生きて!生きて渡れたんだ!!米国へ!ハハハハハ!!」

 

陶工のおじさんは大喜び。そう、あのガキがユジンだったのです。いつも不機嫌な師匠の珍しい喜びように弟子も嬉しいです。

 

 

そして、ユジンは日本軍といざこざがありましたが、軽く解決しました。前に街の子供をいじめる日本軍を上司といっしょにとっちめてやったんですが、その日本人が喧嘩を売りにアメリカ大使館へ日本軍十数名を連れて来ましたが。アメリカは強大国。私情で動く日本軍に負けるはずがありません。

それから、部下。通訳の部下がその優秀さを証明するかのように、「銃を扱えるのは砲手」つまり、銃を盗んだのはハンソンの砲手である可能性があると、砲手名簿を調べて来たのです。エシンのため、銃の盗み事件は知らないフリをしようと決めてたんユジンでしたが、これじゃ、調べるしかありません。優秀な部下を持ち辛いユジン。ユジンは砲手を調べることにします。結局、エシンと出会うことになります。

 

 

ユジン「それをなぜやっている」

 

エシン「何をですか」

 

ユジン「朝鮮を救うこと」

 

エシン「…。この様だけど、500年を続いた国です」

 

エシン「その500年の間、胡乱(丙子の乱)、倭乱(文禄の役)、実に多くの戦争がありました。その度、誰かは、命をかけて守ったはずです」

 

エシン「そんな朝鮮が、平和に蹂躙されているのです」

 

エシン「初めは青が、その次は米国が、今は日本が、そして米国軍も入りました」

 

エシン「国がこんな様なのに、誰かは戦わなくてはならないんじゃない」

 

ユジン「それが何故あなたであるか聞いているのだ」

 

エシン「なぜ、私じゃだめなんですか」

 

エシン「もし、わたしの心配をしているのなら」

ユジン「私の心配をしているのです」

 

エシン「明日は雨のようです。鳥が低く飛んでいるから」

 

エシンとの会話で何か答えをだすわけでもなく、ユジンは帰った。そして雨の空を見上げるユジン。その雨をヒソンもまた見ています。母の首の傷を考えながら。

 

 

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次回

エシンは筆や書などがおいてある店へいったのですが、そこでドンメに出会います。親切心で落ちた筆や書類を整理するエシン。ドンメはエシンと一緒に拾うのですが、ドンメは何を思ったのか、何を知っているのかはわかりませんが、エシンのスカートの袖を掴んでは離してくれません。じっと静かにドンメは言います

 

「ただ、信じますよ」

 

と、何を信じるのか、何を信じる必要があるのかは何もわからないです。ただ、ドンメははっきりとエシンに信じると伝えました。

 

次回、ユジンは昔の自分を知っている人と出会うようですが、なにが起こるかはわかりません、ただ「奴婢で生まれたものは奴婢だ」と次回予告で誰かが叫ぶのですが、その声の主が誰であるかはわかりません。何が起こるのかはちょっと想像はつきますが、次回を待ちましょう。

 

 

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 感想

 今回、少ししか出てないんですが、陶工のおじさんが気になりますね。おじさんはエシンの師、スングと昔、つながりがあったのですが、同じ組織の人だったんですね。陶工のおじさんは陶工でかなり稼いでいるらしく、そのお金を組織の資金に使っていたんですね。やっとユジンの正体に気づいたんですが、ふたりがこれからどうなるのか。かなり気になります。

次回は、ユジンの過去を知っている人がでるっぽいんですが、そこも気になります。どうなるんだろう。朝鮮って奴婢の子は奴婢。白丁の子もまた白丁と、身分の昇格などなかった国だったんですが、そっち関係でユジンを陥れたりするんでしょうか。

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