ドンメ「くたばるにはもってこいの日だと思ったよ」
ユジン「ホテルなら私が取り戻したよ」
ユジン「ちょっと血だらけになったけど、まぁ、気にせずもらってくれ」
ワンイクの元部下の遺体の前でそうつぶやくドンメ。ユジンはそんなドンメに自慢げに話します。そしてユジンはワンイクの元部下を殺し、義兵の名部を手に入れました。
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本編
日本軍に殺されたエシンの従者たち。そんな従者の前に現れるエシン。
エシン「なんで…なんでここに…」
従者「お嬢さん…」
みんなを守るため、エシンを守るためには仕方がなかったと、それが死ぬ理由になるんだったらそれでよかったと、最後のそう言い残す従者。エシンは何もできずただただ彼女のため泣くことしかできません。
そして、また現れる日本軍たち。エシンはまだ逃げていません。このままだと日本軍に捕まります。そんな危機の中、街の人たちが動きます。泣いているエシンのために、エシンが見えないように街の人達が集まります。日本軍が銃を向きますが、それでも街の人達はどきません。仕方がないから「どうせ踏みにじられる民衆だ」と言い残し日本軍は下がります。
一方、ヒソンは新聞を作ります。この新聞はただ配るだけ、なんの儲けにもなりません。しかしヒソンは何年が経ってもこの仕事を続けています。罪のない朝鮮人が殺されている。そんな内容の新聞を配れば問題になるでしょうが。ヒソンの新聞社には名前すらありません。だから何度も続けるヒソン。そしてそんなヒソンの前にユジンが現れます。
ヒソン「これはこれは…、帰ってきたんですね」
ユジン「預けたものをもらいに来ました」
ユジンが預けたものは朝鮮の国旗。
ヒソン「これのせいで売国もできなかったんですよ」
ユジン「ありがとう」
ユジン「ところでよろず屋の人たちはどこへいったんですか?」
ヒソン「先日のホテルの爆破事件。あれを手伝ったのがよろず屋の人たちだったみたいで」
ヒソン「それで今、ここを離れているんです」
ヒソン「国旗を預かる代わりにあまりにも大きいものをもらいました」
ヒソンは携帯カメラを見せます。朝鮮を去る前にユジンはどうやらヒソンにカメラをプレゼントしたみたいです。
ユジン「それは応援の気持ちです。預け金はこれで払います」
ユジンがヒソンに渡したものは義兵の名部。
ユジン「日本の手に渡れば殺生簿になるでしょうけど、あなたの手に渡れば記録になる」
ユジン「売れば、儲かるみたいなんですから、よく考えてください」
ヒソン「これは一杯奢らなければならんな」
ユジン「やっと奢るんですか?」
その晩、2人が向かったのはいつものお店。もちろんそこにはドンメがいます。久しぶりに再開する3人組。和気あいあいな三人。何度も乾杯をする3人。今まで一度も乾杯をしたことのなかった3人でしたが、この日は何度も乾杯をします。このドラマで一番微笑ましいシーンではないかと思います。
次の日、ユジンの元にある英国記者が訪ねてきます。彼はカイルの知り合いで、何ヶ月も朝鮮の義兵を探しています。カイルの知り合いなんだと知り、ユジンは記者を義兵の元へ案内します。最初こそは記者を拒んだ義兵でしたが、ユジンの説得でインタビューを承諾します。
義兵1「四日前にも戦闘があったんだ」
義兵1「日本軍4名が死亡、そしてこちらは2名の戦死、そして3名の負傷者が出ている」
記者「あなたたちは日本に勝てると思いますか?」
義兵1「俺たち義兵は天を貫くほど勇敢ではあるが…。武器が足りてないんだ」
義兵1「銃は古く、不発が多い。銃弾だって底を尽きてるんだ」
義兵1「知ってるんだ。こんな風に戦ってるうちにくたばるんだろうよ」
義兵1「でも、日本の奴隷の堕ちるより、自由民として死にたいんだ」
記者「あなたがたの写真をとりたい」
義兵2「俺たちは、一人の西洋人が俺たちをみるためにここまで来たのを嬉しく思う」
義兵2「あなたが見たものを世界に伝えて、俺達の現実を知らせて欲しい」
義兵1「だから、俺たちを撮ってほしい」
記者「多分、この写真が唯一の写真になると思います」
一方、ドンメはエシンを待ちます。今日は約束のその日なんです。よろ遅くまでエシンを待つドンメ。そしてついぞ現れるエシン。
エシン「金を返しに来ました」
ドンメ「会えないかと思いました」
ドンメ「今日が最後の日なんです」
ドンメ「これで全額返しました。もう来なくてもいいです」
エシン「どこかへいくのですか?私が助けます」
ドンメ「お嬢さんにはできません」
エシン「身体だって万全じゃないと聞きました」
エシン「助けをもらうべきです」
ドンメ「また」
ドンメ「また駕籠に乗せるおつもりなんですか?」
ドンメ「今回は」
ドンメ「乗りません」
ドンメ「私が武心会に入った瞬間から、私の最後は決まっていました」
ドンメ「私がお嬢さんの駕籠へ入れば、お嬢さんも危なくなります」
ドンメ「追われるのは私だけにします」
ドンメ「お嬢さんは、飛び上がってください」
エシン「幸せしか知らないヤンバンの娘」
エシン「それが私をどれだけ苦しめたのか知っていますか?」
ドンメ「…」
「幸せしか知らないヤンバンの娘」それは幼い頃ドンメがエシンに言ったセリフです。街の人達に追われるドンメを駕籠に乗せて助けてくれたエシン。しかしドンメはそんなエシンに「幸せすぎるヤンバンの娘」だと、そう言ったのです。
ドンメはエシンの最後の問いに答えることなく帰ります。振り返ることのないドンメの姿は悲しくも、そして寂しくも見えます。
その次の日、ドンメは港へ向かいます。そこで武心会を待つドンメ。それがドンメのケジメなんでしょうか。船が到着し武心会が現れます。
ドンメ「10日を数えたんだぞ。一日遅れたじゃないか」
武心会1「船が遅れてな」
そして武心会はある遺体をドンメに見せます。それはドンメと一番親しかった部下の遺体。その部下は日本でドンメを探していたんです。最後に戦う理由ができたドンメ。ドンメは武心会の数十人に切りかかります。
ドンメは最後にエシンのことを思いながら、その生命を落とします。
一方、ヒソンの身にも危険が迫って来ます。ヒソンは今まで撮ってきた写真を埋め、後世の誰かが発見してくれることを願います。そして日本軍に捕まるヒソン。
ヒソンはひどい拷問を受けることになります。何度も何度もひのきの棒で殴られるヒソン。それでもヒソンは何も答えません。ヒソンはひどい拷問の末、亡くなります。
そして、エシンの身にも危険が迫ります。今回、義兵団の女子供と一緒に列車に乗って平壌へ向かうのですが、今回の作戦が日本軍にバレました。ユジンはなんとかエシンだけは守ろうと懸命にがんばります。
銃弾は一発しか残っていない。しかし、ユジンは何かをするためエシンの前から去ります。
しばらくしたあと、ユジンは特等室の人を人質にとり、エシンに迫って来た日本軍の前に現れます。
人質を手に、ユジンはエシンと一緒に日本軍を一歩、また一歩と下がらせますが
ユジン「もう少しでトンネルが出ます」
ユジン「だから、悲しまないでほしい」
ユジン「これは私の歴史であり、ラブストーリーなんだから」
ユジン「あなたの勝利を願う」
ユジン「あなたは進んでくれ、私は一歩下がります」
列車がトンネルに入ったその瞬間、ユジンは列車の繋ぎ目を撃ちます。その銃弾で、ユジンと日本軍のいた車両は列車から離れることになります。ユジンは撃たれ、そして命を落とします。
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エピローグ
2年後、朝鮮を離れたエシンは遠い異国で義兵を育てています
エシン「銃を撃った瞬間、位置が敵にバレることになる」
エシン「じゃぁ、どうする?」
義兵1「もう一発撃ちますか?」
エシン「逃げるんだよ!」
エシン「あっちの岩まで行ってこい!」
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感想
序盤の3人組の乾杯が嘘のように、米国の朝鮮人、日本の朝鮮人、ハンサムな朝鮮人の3人組が皆その生命を落とします。やっぱりみんな死んじゃうですね…。ドラマのなかで何度も悲しい結末を語りましたが、やっぱり悲しい結末になっちゃいますね。
歴史的にも義兵活動は独立のその日まで続くことになります。韓国はその後、日本の敗戦で独立となりますが、自らの力で独立しようといろいろ頑張っていたんですよ。
あと、ドラマの中で日本はめっちゃくちゃ悪役を徹してますが、正直いってドラマの中の日本人の日本語が全然日本語らしくなくて、なんというか、ぜんぜん日本人にはみえなかったですね…。あと、あそこまで酷くなかったでしょうに。
ちょっと重い感じのドラマでしたが、役者の演技は素晴らしいし、面白かったです。
欲を言えば、ドンメの死は仕方なかったとはいえ、ヒソンまで殺す必要はなかったように感じます。殺さないで欲しかった。ユジンも死もそうです。いつものユジンでしたら、あそこで絶対生還できたでしょうに、最終回だったためか殺しちゃったんですよね。ユジンも生かして欲しかったです。
それでも、まぁ、なぜあの3人組を死なせなとか、容易に想像できますし、良い最終回だったと思います。素晴らしいドラマでした。