Mr. Sunshine(ミスターサンシャイン)8話のネタバレあらすじ結末の感想

この記事の著者

韓国の大学で日本語学科を卒業し、「大韓翻訳院」の翻訳家育成教育を修了。 日本語能力検定960点。 現在韓国在住で、韓国語教師の仕事にも従事している。

ヒソンはドンメとユジン、二人に警告します。エシンには近づくなと。ドンメは「知らない」ととぼけて帰りますが、ユジンははっきりと言います。

 

ユジン「二度とその女の話をするな」

 

ユジン「二度と私の前で忍耐という言葉を使うな」

 

ユジン「次は忠告では終わらない」

 

ヒソンは「その女性の話をしたら、やっと答えてくれたんですね」と言いながら憎っぽく笑います。ユジンは分からない。ヒソンが何故また笑顔を作り始めたのか、理解できないし、あってはならない。

 

ユジン「また笑い出す」

 

ユジン「俺から何を聞いたっていうんだ」

 

ヒソン「我慢していると」

 

ヒソン「何を我慢しているというのですか」

 

ヒソン「30年前、私の祖父の家で働いたものを探していると聞きました」

 

ヒソン「彼らをなぜ探しているのです」

 

ユジン「俺が懐かしい人でも探していると思うのか? 」

ユジン「その日、お前もその場にいた」

 

ユジン「母親の腹の中に」

 

ユジン「その日、お前の祖父が言ったんだ」

 

ユジン「親の罪は子の罪である」

 

ユジン「9歳の子供に」

 

ユジン「親の罪が子の罪だって言うなら、腹の中にいたとしても何も違わない」

 

ユジン「だから、俺とお前の親の間に出しゃばるな」

 

ユジン「ない罪も作りたくなるから」

 

ユジンはそういって帰ろうとしますが、ユジンはまた一つ彼に言います。

 

ユジン「誰もが自分の傷が一番痛いと思うかも知れない」

 

ユジン「でも、心臓を引き裂かれた人の前で」

 

ユジン「痛いと言ってはいけない」

 

ユジン「それは恥の問題になる」

 

そういってユジンはヒソンの前から去ります。何も言えないヒソン。彼は自分の祖父の、自分の父親の罪、その業の重さに苦しみます。ヒソンは幼い頃から祖父に泣き叫ぶ者たちを見てきたのです。だから、家から逃げるように日本へ行きました。なかなか帰らなかったのもそのためかも知れません。

 

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目次

本編

日本軍、津田の横暴から朝鮮人を守ったユジン。彼は朝鮮の皇帝に呼ばれることになります。ユジンはホテルグローリーの主から朝鮮皇帝の手紙をもらうのですが、実はその手紙の一部をホテルグローリーの主が燃やしたのです。彼女はなぜ手紙の一部を燃やしたのか、どういう内容だったのかはわかりません。とにかく、ユジンは朝鮮の皇帝の前に立つことになります。

朝鮮の皇帝、高宗。 高宗はアメリカ大使であり、アメリカ軍であり、また朝鮮の生まれであるユジンを、そして日本軍の横暴から朝鮮を守ってくれたユジンに感謝します。そして朝鮮人であるユジンに朝鮮に対するアメリカの立場を聞きます。

 

ユジン「まず、誤解があります」

 

ユジン「私は軍人であり、政治家ではありません」

 

ユジン「そして私は」

 

ユジン「アメリカ人であり、朝鮮人ではありません」

 

ユジン「私の祖国はアメリカです」

 

ユジン「私がやったことは朝鮮のためではなく」

 

ユジン「異国のとある女性を助けただけです」

 

ユジン「私が申し上げるすべての助言は」

 

ユジン「朝鮮のためにはなりません」

 

ユジンはこの言葉を全て英語で話します。しかし、通訳はユジンが言ったのとはまったく違う内容を話します。「弱小国である朝鮮は日本のような強大国の助けをもらうべきだ」通訳はそう訳したのです。

そしてユジンを高宗に紹介した臣下はユジンの様子を見てこういいます。

 

臣下「しかし、君は朝鮮語ができるはずだが」

 

ユジン「宮廷の礼儀を知らない私です。通訳の助けをもらいたかったのですが」

 

朝鮮語で話しはじめるユジン。

 

高宗「その考えは正しい。私は構わないので通訳はもう去ってよい」

 

逃げるように去ってしまう通訳。ユジンの態度に嬉しくなった 高宗。そして高宗はユジンの本家を聞きます。

 

ユジン「…」

 

ユジン「…知りません」

 

臣下「知らないだと?おい!陛下が下問しているのだぞ!しっかりと答えよ!」

 

ユジン「陛下の百姓の多くは自分の本家を知りません」

 

ユジン「本家を知らない理由は」

 

ユジン「奴婢は姓がなく、主人の姓を使うことが多いですが」

 

ユジン「父の最初の主人がチェ家なので父と私はチェです」

 

ユジン「母はそれすら持たず、亡くなりました」

 

ユジン「父と母は奴婢でした」

 

重くなった雰囲気の中、高宗はユジンに帰るよう命じます。ユジンが帰った後、高宗は彼が「冷たい男」であったと評価します。

 

次の日、ユジンは自分の上司に「預け金の証書」の話をします。ローガンが残した証書。これをいったいどうすべきか上司に相談します。上司はこの証書に朝鮮の鉱山権、朝鮮人参の販売権、鉄道の権利もかかっていると話します。もし、アメリカの手にその書類が入ったら、少なくともそれらの一つはアメリカに渡ることになるといいます。

 

上司「どうするつもりなんだ?」

 

ユジン「わからない」

 

ユジン「2つの道がある」

 

ユジン「朝鮮を滅ぼすか」

 

ユジン「もう少し延命させるか」

 

上司「ユジン」

 

上司「アメリカはこの小さく静かな国の命運に」

 

上司「これ以上、介入したらいけない」

 

上司「アメリカはその書類がなくても、どうせフィリピンを手に入れる」

 

上司「もちろん、朝鮮の運命がどの国の手に落ちるかなど 、関心すらもってない」

 

上司「だったら、朝鮮のものは朝鮮のもとへ返していいのではないのか?」

 

ユジン「アメリカ人のいうセリフではないな」

 

上司「いや、俺の祖父は英国人なんだ」

 

上司「そして私は詩人になるつもりだ」

 

ユジン「詩など書いたことないだろうが」

 

上司「さっきいったのが私のはじめての詩だよ」

 

ユジン「フィリピンを手に入れるのくだりからか?」

 

上司「いや」

 

上司「“ユジン”からだよ」

 

上司「だから、これ以上危険を犯すなよアメリカ人 」

 

上司「詩の最後の文章が“本当にピクニックのような派兵だった”で終わるようにさ」

 

 

ユジンは上司の言葉が心に効いたのか、先日出会った臣下の家へ訪ねます。その臣下は朝鮮の官僚には珍しく、力仕事をしていました。

 

ユジン「その日、私の言葉を訳していた通訳」

ユジン「彼は嘘をついていた」

 

ユジン「朝鮮にもアメリカにも有利になる訳ではなかった、それは日本の有利になる訳だった」

 

臣下「それをなぜ今になって話すんだ」

 

ユジン「その時とは気が変わった」

 

臣下「お前なら出身のせいで国を去ったものの言葉を信じられるのか」

 

ユジン「信じる、信じないはあなたの勝手だ」

 

ユジン「しかし、私がここに来たのは」

 

ユジン「銃よりも難しく、それより危険な、そして少し熱い思いだった」

 

ユジン「無駄足だったようだが」

 

そう、言い残し臣下の家を去るユジン。

 

街はなぜか騒がしい。その理由は先日逃げた女性の情報員、津田が捕まった女給を探すためです。彼女は義兵の情報員だったのです。日本はその情報員を探すため、検問をはじめたのです。

街が騒がしいのはそれだけではない。ドンメは日本大使から頼まれ、その情報員を探しているのです。日本大使から「船にのって逃げるはずだ。港の方を頼む」と言われたのですが、ドンメは頭がきれる男です。すぐに義兵らしき男も捕まえて情報を吐かせます。

 

義兵「港、港のほうへ逃げたのさ。助けてくれ…!」

 

泣きながら情報員の行き先を白状する義兵。

 

一方、エシンの師匠、スングはユジンを訪ねます。スングは一応、義兵団についてとぼけるのですが、すべてを把握しているユジン。「アメリカ軍であるお前がなぜ朝鮮を助ける」スングはユジンを信じきれていないのですが、結局、二人は腹を割って話すことになります。

 

スング「助けてくれ」

 

スング「お前が救った女、彼女はまだ助かっていない」

 

ユジンは彼女を助けることにします。上司は前から朝鮮を旅行したいと言っていました。上司と共に行動すれば情報員の彼女は検問を抜けられるはずです。日本が港を警戒するように仕向けた義兵。彼らの本当の狙いは陸路だったのです。

一方、港を警戒していたドンメ。彼はやはり頭がきれる男です。乗客のなかに商人の群れがあったのですが、「先ほど見えた彼らの姿が見えない、つまりこれは囮だ」気づいたドンメ率いる黒竜会はすぐに列車へ向かいますが、義兵団がその足止めを初めます。その中にエシンもいたのですが…。

結局、エシンはドンメに撃たれることになります。ドンメは変装したエシンの姿を見てエシンだと分かりました。だから、心臓ではなく足を撃ちました。撃たれたエシンを探すドンメ。しかしエシンは運良く逃げることに成功するのです。しかし、ドンメはわかっています。エシンが義兵であること、そして自分に撃たれたことを。後日、彼女にあって確認をとるのですが、やはり自分の予想していた通りだったのです。

 

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終盤

ユジンはエシンを待っています。日本軍が騒ぎを起こした夜、エシンに連れられた場所で待っているのです。そして、足を引きずりながらその姿をみせるエシン。

 

ユジン「ここで待てと言われてね」

 

ユジン「今日も会えないのかと思った」

 

エシン「…」

 

エシン「…わたしも」

 

エシン「怪我は大丈夫ですか?」

 

ユジン「…あなたの怪我は大丈夫か」

 

ユジン「ドンメが、足を怪我した男を探していたのだが」

 

ユジン「あなただったのか」

 

エシン「彼らに銃を撃たれたのは事実ですが、男ではありません」

 

エシン「だから、秘密にしてください」

 

ユジン「また、私に借りができたな」

 

エシン「…ありがとう」

 

エシン「あの時、一緒の船に乗せたこと」

 

エシン「それでチャラです」

 

ユジン「その船、のらなきゃよかった」

 

ユジン「しかも船を漕いだのは私なのに」

 

エシン「後悔しても遅いですよ」

 

エシン「“ラブ”って易しいと思ったのですが、難しいのですね」

 

エシン「いろいろと謝ります」

 

ユジン「辛かったらやめてもいい」

 

エシン「やめるのはいつでもできるから」

 

エシン「今日はやめないつもりです」

 

エシン「今日は…もう一歩進むことにします」

 

エシン「だから、教えてほしい」

 

エシン「握手の次は何ですか?」

 

ユジン「できないと思う、次は“ハグ”だから…」

 

すこし恥ずかしそうにそういうユジン、そんな彼に抱きつくエシン。

 

エシン「“H”は既に学びました」

 

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次回

何か事件が起きるようです。ユジンの母親が自殺したのは、ある人物が母を手に入れようとしたためです。まるでおもちゃのように。彼は今、高位官僚みたいなんですが、彼が何かやらかしたようで、ユジンは彼を殺してやると言っちゃいます。そして闇の中で銃を向けるユジン。何が起きるからまだまだわかりません。次回が楽しみです。

 

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感想

やっぱりね、危機感が恋心を芽吹かせたのか、“ラブ”を始めるエシン。しかし、彼女が義兵活動をやめることはないでしょう。LoveGunSad Ending。ドラマの中で、誰かがそういったのです。悲しい結末へと向かうようにしか見えない物語です。

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