前回、ダイルの大切な人たちをみんな殺してしまうと宣言した赤いワンピースの女・ウへ。
彼女がそこまでダイルに執着する理由はいったい何なのでしょうか?
その宣言通り、ウへはハン所長の周りに出没し始めます。
そして今回からは、ウへを捕まえようとするダイルとヨウルに協力してくれる仲間も増えていきます。
ダイルと仲間たちは、ウへの魔の手からハン所長を救うことができるのでしょうか?
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目次
【序盤】
探偵事務所から出てきたハン所長の後ろにピッタリとついてくるウへ。
ウへはダイルに、「アンタが愛する人を全部殺すつもりよ」と言います。
それに対しダイルは、「俺が唯一愛してる人は、お前が5年前に殺したじゃないか!その人(ハン所長)はただの同業者だ!」といい、何とかウへの目をハン所長からそらせようとします。
そして所長について行くのを阻止しようと、ウへの腕を掴んだその時!ダイルの腕から血管が黒く浮き上がり激痛が走ります。
まるでウへに触ったために、ダイルの生気がどんどん吸い取られていくように見えるのです。
しかしそれはウへに対して、多少の効果があるようでした。
ダイルがウへの腕を掴んでいる間は、ウへの力が少し弱まるのです。
そしてハン所長はその間に車に乗り込み、どこかへ出発してしまいました。
ウへを触ったがために生気を吸い取られたダイルは、その場に倒れ意識を失ってしまいます。
一方、ギョルという人物を追いかけてカフェへ来たヨウルは、ついにギョルと対面します。
実はこの人物は、ヨウルと妹のイラン、2人の共通の友達だったのです。
ヨウル 「どうなってんの?急に連絡が途切れたと思ったら何年かぶりに現れて。」
ギョル 「数カ月前に、イランの方から連絡してきたんだ。」
ギョルは手首にイランからプレゼントされたブレスレットをしていました。
ヨウル 「じゃ、なんでイランの葬式にこなかったの?」
ギョル 「申し訳なくて行けなかったんだ・・・。イランが僕につらいって打ち明けてくれていたら・・・打ち明けてくれるほどの人間だったら、こんなことにはならなかったと思うと・・・。」
そしてギョルは、生前イランがヨウルにトレッキングシューズをプレゼントしたいと聞いていたのを思い出し、ヨウルの家に届けたのだと告白しました。
ギョルは「これからは時々会おう」と言い、別れ際にこんな謎の言葉を残すのでした。
「良いことだけを聞くんだ、ヨウル。悪いことは聞かないで。」
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【中盤】
車で出かけたハン所長は、病院関係で働く知り合いを訪ね、13年度の患者情報を調べることができないかと尋ねます。
しかしその知り合いは、だいぶ前に病院をやめていて情報を得ることはできませんでした。
すっかり空振りに終わり、帰ろうとして駐車場に向かいますが、1台邪魔な車があり、ハン所長の車を出すことができません。
持ち主が乗っていないので、仕方なくその車を押すはめになったハン所長は、胸ポケットに入れていたボールペンを車の下に落としてしまいます。
ボールペンを取ろうと、車の下に手を伸ばすハン所長。
その瞬間、突然何かに腕を引っ張られたハン所長は、すごい勢いで車の下に消えてしまいました!
ギョルと別れた後、探偵事務所に戻って来たヨウル。
そこで倒れているダイルを発見します。
名前を呼ばれ目を覚ましたダイルは、ハン所長に危険が迫っていることをヨウルに伝えます。
すぐにヨウルが電話しますが、ハン所長は電話に出ません。
その後、ハン所長の方からヨウルに電話がかかってきました。
しかし「今、事務所に戻っている途中・・・」と話すハン所長の声はまるで生気が感じられず、いつもの所長の声ではなかったのです。
でもヨウルはそれに気が付いていません・・・。
場面は変わって、国家科学捜査研究院(国科捜)。
ヨウルとダイルはキル先生を訪ねて来ました。
扉を開けないと入って来れないダイル(の気配)を見たキル先生は、「悪い幽霊じゃないみたいね。」と言います。
そしてキル先生はこう説明しました。
「良い幽霊が扉を開けないと入って来れないのは、人間の世界が幽霊を受け入れていないから。
自らドアを開けたり、瞬間移動する幽霊は、悪いことをして力をつけたり、代償を払って力を得ているの。」
「代償?」と不思議そうに聞くヨウルに対し、キル先生は、「“代償”とは、幽霊の体が予定より早く消耗したり、力を使うことにより少しずつ悪鬼になったりすること」だと付け加えました。
ダイルの気配に触れ、何かを感じたキル先生は、ダイルに「またあの女に会ったの?」と聞きます。
「あの女に会ったら、とても危険だからとりあえず避けて。あんたの立ち向かえるレベルじゃないよ。」そうダイルに忠告するキル先生。
2人がここを訪ねた理由、それはキル先生に協力を頼むためでした。
意外にもあっさり協力を承諾してくれたキル先生に、今までの経緯を話します。
するとキル先生は「その女が急に目の前から消えたことはなかった?」と聞きます。
それに対し心当たりがあったダイルは、ちょうど深夜の1時にウエが消えてしまったことを話しました。
「戻らなきゃいけないところがあるみたいね・・・地縛霊かな?」と独り言のように言ったキル先生は、2人に「ウエの行動範囲を調べて!」といい、自分の連絡先をヨウルに渡しました。
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【終盤】
探偵事務所。
所長のもとに1本の電話がかかって来ました。
先ほど知り合いに頼んだ、13年度の患者情報について話したいというのです。
電話の主はユン・ジェジュンという人物で、父と弟が死亡した現場で、最初にウエを保護した警察官でした。
しかしこのジェジュン刑事は、すでに20年前に自殺していたのです!
ジェジュン刑事が自殺していたという事実を調べてくれたのは、なんとパク刑事でした。
パク刑事はヨウルのために協力してくれたのです。
そしてヨウルとパク刑事は、ジェジュン刑事が自殺した病院の廃墟へと向かいます。
パク刑事には見えませんが、もちろんダイルも一緒です。
そのころ、ジェジュン刑事はハン所長を病院の廃墟へ連れて来ていました。
「なぜこんなところに来たんですか・・・?」と聞く、ハン所長。
その声に振り向いたジェジュン刑事・・・ああ、その恐ろしい顔は、とてもこの世の物ではなかったのです!
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【今日の探偵 9話の感想】
疑問を感じながらもヨウルのために協力してくれることになったパク刑事。
そして国科捜のキル先生まで仲間になり、このさき赤いワンピースの女・ウへを捕まえるのに大きな力になりそうですね!
でもその前に、大ピンチのハン所長から救出しなくては!
ヨウルとパク刑事!早くハン所長のもとへ駆けつけてあげて~!!
新たに登場したギョルというキャラクターにも注目です。
意味深な言葉を残していったギョルは、この事件にどうかかわってくるのでしょうか?